【コウゾウノハナシvol.010】 〜デザインプロセスの知的な参画〜

20140426

line_lite創造的なエンジニアになろう(4)

デザインプロセスの知的な参画line_lite

20140426プロジェクトの初期段階で構造に求められているのは、建築のイメージと機能的要求を理解して、構造的な視座で具現化できる幾つかのアイデアを提案することである。それには、言語が異なる人たちとの「対話」ができること、そして自分の考えを理解してもらう説得力を身につけること必要である。
これまで「建築家」は、構造エンジニアが協働する上で最も理解しがたい人だと言われてきた。
建築家と対話するには、第一に建築が好きなこと、その歴史や作品などの知識が豊富なこと、そして構造システムと素材との関わりを知っていることが対話力となろう。
エンジニアは理論化(数値化)できる目標を持つが、対象的に建築家の手法や目的はかなり漠然としているから共通するテーマを見出すには、互いの立場を理解した「対話」を通してイメージを共有する場をつくることが新たなアイデアを生むための知的な仕事の始まりである。
こうした「対話」のラリー(やりとり)は、アイデアスケッチを通じて行われ、互いに刺激を受けながら行われるのが理想的なプロセスであろう。


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