【コウゾウノハナシvol.011】 〜力学的合理性と空間的合理性の衝突〜

20140617

 


創造的なエンジニアになろう(5)

力学的合理性と空間的合理性の衝突


20140617多くの場合、建築家と構造エンジニアの「せめぎあい」は空間の質的な要求と構造合理性との整合に起因する。その時には、力学的な合理性、あるいは空間的合理性のどちらかに妥協が求められる。構造エンジニアは、空間の「質(快適さ)」を価値基準とする建築の要求と構造合理性どうバランスさせるか、という課題に直面することになり、互いの領域を越えた「判断」が求められる。従って、構造エンジニアも空間の質やデザイン(美しさ)を理解する姿勢を持たねばならない。計画段階において構造エンジニアには、関連するすべての要因と総合的な経済性を勘案して、あるべき空間の「質」に最も相応しい素材と構造システム、工法などを選択して、新しい構造デザインを考える使命を負っており、最も創造力を発揮できる場である。


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