〜プロジェクトへの挑戦〜 格子の美学/大阪・東京海上ビル 【コウゾウノハナシvol.014】

20140916TOP

 


創造的なエンジニアになろう(8)

〜プロジェクトへの挑戦〜 格子の美学/大阪・東京海上ビル

 


20140916TOP 

 

 

この高層建築をミースのシーグラムビルを引き合いに出して、非合理主義だという人もいる。
確かに、この建築は平面でみる限り、機能主義的な建築だが、外壁から離れた格子は、見方によっては非合理に思える。
しかし構造的な視点でみる限り、広大な無柱空間と足元の三層吹抜けを実現するためのシステムとしては合理的な解答の一つだと考えている。ここで組柱を用いたのは、荷重を分散させ、格子ですべてを構成したいという美的なこだわりがあったからである。

建築には機能と技術の合理性のほかに、もう一つの大切な要素としてデザインがあると思う。
立体格子のデザインは、格子のプロポーションの美しさとリズムが日本的なイメージと未来的な表情を創り出す。
デザインの価値をどのように感じるかは、人によって違うだろうが、いつも難度の高いテーマである。