〜住宅ローン漬けの人生では、豊かさを実感出来ない〜【3匹の子ぶたvol.036】

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第2章 あなたの家の値段はいくらですか?


あなたの家の値段はいくらですか?(3

〜住宅ローン漬けの人生では、豊かさを実感出来ない〜


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日本の住宅寿命は平均26年と言われている。
ところが住宅ローンは通常30年から35年返済で組まれているから、
住宅ローンを完済する頃にはその家は既に建て替えられている事になる。
住宅ローンを払い続けているが、家はない。

例えば35歳の人が新築で2500万円の住宅を建てて35年ローンを組んだとすると
金融機関に支払う総額は金利を含めて4000万円近くになる。
だが、20年経ったら建物の価値は0円になってしまい、価値は土地だけになってしまう。

日本人の平均的な生涯賃金は2億3000万円程度なので、住宅ローンとして、返済金額は
年収の17%近くにもなる。土地も一緒にローンで購入すると、それ以上だ。

その金額が30年後に0円になってしまう。因みに、日本の大手重役メーカの統計によると
一戸建ての住宅の平均単価は約2900万円(2006年頃)、考えただけで切なくなってしまう。

住宅ローンを払い終わっても戻ってこないお金がある。
せっかく建てた家はローンが払い終わる頃には、新しい家を建てなければならず、
またローンを組む。こんな事を繰り返しているのが日本の住宅事情である。

日本が世界に冠たる所得水準長寿命を誇りながら、全く豊かさを享受出来ないのは、
生涯、ローン漬けのため、可処分所得が少ない事に起因する。

35年後には年金だけで暮らしを立てる事は不可能ではないかもしれないが、
老後の生活に不安は残る。銀行にお金を借りにいったとしても70歳の年金暮らしの老人に
銀行がお金を貸してくれる事はおそらくない。

だから日本人は一生懸命貯金をする。
現在の暮らしを少しずつ犠牲にしながら貯金に精を出す。


このコラムは、2007年に発刊された「家、三匹の子ぶたが間違っていたこと」【ダイヤモンド社】の内容から、 弊社代表取締役田鎖郁男の記事を抜粋して掲載しています。詳細については、書籍をご覧下さい。 ………………………………………………………………………………………………………………………………

sanbiki「家、三匹の子ぶたが間違っていたこと」 田鎖郁男・金谷年展(共著)

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