~住宅を資産化すれば、豊かに暮らすことができる~【3匹の子ぶたvol.037】

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第2章 あなたの家の値段はいくらですか?


あなたの家の値段はいくらですか?(4

~住宅を資産化すれば、豊かに暮らすことができる~


 

 

images (11)もしも、三五年かけて四〇〇〇万円払った家が、

いざというときにお金に替えられる仕組みがあったらどんなにか安心できるだろう。

ローン支払いが完了した家に資産価値があったなら、
その家を担保にすれば銀行はお金を貸してくれるはずだ。

日本の感覚ではそんなことができるとは考えられないが、
欧米では住宅に値段がつくのは当たり前なのである。

たとえば、自分の家の一部をリフォームして、そこを人に貸して家賃収入を得られれば、
老後の生活資金は豊かになる。歳をとったら、二階にあがるのは面倒になる。

そこで二階以上を別の人に貸すと家賃収入が得られるのである。
家に資産価値があれば、銀行はリフォーム代金くらい貸してくれるだろう。

もっと単純なやり方もある。メンテナンスをしっかりして(特に、庭の手入れを重点的に)、
老後は転売する。そのお金で小さな間取りのマンションを購入して、差額は老後の資金にする。

もし住宅に資産価値があれば、その資金は大きなものになる。
欧米では手入れがきちんとされた質のよい中古住宅であれば、新築時よりも高い値段で取引され、
売った代金でよりよい住まいへとステップアップしていく。

また、いざとなったらその家は売れるのだから、貯金などしないでいまを楽しむことができる。

仮に二〇〇〇万円で二五年しかもたない短命住宅と六〇年もつ長寿命住宅の生涯コストを比較してみると、
六〇年間では五〇〇〇万円以上も違ってくる。一年間で八三万円、
つまり月々七万円も可処分所得が違うことになる。

その五〇〇〇万円があれば海外旅行や好きな趣味に使うこともできるし、
教育費や生活費の余裕もまったく違ってくる。

実際に欧米人はそうやって暮らしているから「豊か」なのだ。
欧米では、なぜ、しっかり手入れされた住宅が、高く売れるのか? アメリカに住む私の友人が、
住宅を購入したとき、こんなことをもらしていた。
「いまは、お金がないから、新築の分譲住宅にしたんだ。

新築は誰も住んだことがないので、暮らしやすい部屋になっているか少し不安だし、
なにしろ庭に芝生がまだ生えそろっていない。町も新しいのでどんな人がまわりにいるかもわからない」
彼は「しっかり手入れをして、芝生を庭一面に敷き詰めて住みやすい家にしたら、高く売る」ともいっていた。

そう、誰かが暮らして、住みやすいようにメンテナンスされた家は、誰にとっても住みやすい家なのである。
街並みがそろい、まわりの家とも調和が取れたその家は、台風や自然災害にも経験豊富なよい家になるのである。

 


このコラムは、2007年に発刊された「家、三匹の子ぶたが間違っていたこと」【ダイヤモンド社】の内容から、 弊社代表取締役田鎖郁男の記事を抜粋して掲載しています。詳細については、書籍をご覧下さい。 ………………………………………………………………………………………………………………………………

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