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株式会社エヌ・シー・エヌ

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WORKS実績紹介

松島 雪竹屋(旧店名 独まん)

  • 木造の柱梁による開放的な建物。床から天井までガラス張りで明るく現代的な表情に

SUMMARY

構造要素を集中させて開放感を得た店舗併用住宅

深い庇と軒裏に連続する垂木が、日本の伝統建築の周り廊下を思わせる店舗併用住宅。「日本三景」の一つとして知られる松島湾沿いの通りと、国宝「瑞巌寺」への参道に面した2面には大きなガラスが入り、現代的な表情をしている。
1階が土産品売り場、2階がカフェ、3階が住居という構成で、正面向かって左手には真っ白な袖壁が3階まで立ち上がり、道を通る人の目線を受け止める。
袖壁は室内の壁へと連続しており、屋内側ではこの壁に沿って、奥行き780mmの耐力壁を910~1,820mm間隔で密に並べて配置。さらに170mm角の材を重ねて170×340mmとした柱と170×500mmの梁で門型フレームをつくり、柱脚と床構面で一体化することで耐力を確保した。フレームの周りには商品を陳列する棚などを備えることで、スペースを有効活用している。合わせて、正面右手側では上下階をつなぐ階段付近に耐力壁を集中させ、全体の耐震性を確保する構造計画となっている。
こうしてSE構法の構造計画によって構造要素から解放された2つの外周面は、主要構造部よりも外側に設けられており、ガラスは基本的に木製の枠材に留め付ける納まりとされた。軒裏は燃え代設計によって延焼防止措置としたほか、内部の主要構造部には薬剤による不燃処理を施している。カフェや住居では、海の景色が木枠で縁取られたように広がる。そして、門前町と同化するように建物は佇む。周辺環境や歴史とつながる、現代の伝統建築である。

  • 1階の土産品売り場から正面入口を 見る。右手に門型フレームが連続する
  • 2階カフェ。奥の階段手前にも耐力壁が集中する
  • 1階の門型フレーム周辺には棚やカウンターを設置
  • 重ねた合わせ柱と梁の取り合い
  • SE構法による接合部は現しとされた
  • 柱は柱脚金物で基礎と緊結

DATA

所在地
宮城県宮城郡松島町
用途
店舗併用住宅
設計
スケルトンハウジング仙台支店
施工
スケルトンハウジング仙台支店
階数
3階
建築面積
170m2
延床面積
442m2
耐火要件
その他の建築物
設計期間
2009年1月 - 2010年3月
施工期間
2010年3月 - 2010年8月
撮影
大野勲男
  • 平面図
  • 架構図