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吉村靖孝インタビュー vol.001

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「アプリの家」 吉村靖孝

SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2種類に。

室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

自分で設計できる。すぐに値段が分かる。吉村靖孝さんの「アプリの家」は、アプリを使って住み手が家づくりに参加できる新しい仕組みの提案です。 骨組みは、平面的(縦横)に910㎜のグリッド、立面的(高さ)に1200㎜のグリッドで虫かごのようなかたちをしています。大きなフレームを使うと2次部材(小梁や間柱など)が増えますが、小さなグリッドであれば部材の数は少なくてすむためシンプルです。そこに床・壁のパーツを選んで家をつくっていきます。一般的な木造住宅よりも目が細かく、グリッドに合わせて窓の位置が好きなように決められます。床も自由に配置できるため、スキップフロアにしたり、小屋裏をつくったりすることも簡単です。

ここまでの流れを、アプリを使ってシミュレーションします。ユニット家具のパーツを選ぶように、住宅パーツを組み合わせて自分の家をつくることができるのです。ポイントは価格表示がされること。価格を把握しながら、どこまで設計するのかをユーザーにゆだねます。