カテゴリー別アーカイブ: インタビュー

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藤村龍至インタビュー vol.001

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「柱と梁の家」 藤村龍至

SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2種類に。

室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

家を支える柱と梁。これらには、実に多くの寸法が存在します。藤村龍二さんの「柱と梁の家」は、必要なパーツを徹底的に見直し、最終的に柱と梁の寸法を各1種類に絞っています。プランは、4つにグリッドを切って、田の字型に部屋を分けたシンプルな構成。家の中心には、大黒柱があり、家族の暮らしを見守ります。そのほか架構を露出させたり、太陽光発電を載せたり、今の日本人が描く‘家らしい家’のかたちやあり方を取り入れています。 家のサイズは、6000×6000㎜、7200×7200㎜の2パターン。環境性能や耐震性能などの性能評価も検証しており、量産化にもすぐに対応できる内容になっています。

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インタビュー一覧

「開かれた家」 鈴野浩一・禿真哉 トラフ建築設計事務所

生活の変化に合わせて部屋を増やせる、減らせる。
多様なライフスタイルを許容する骨格と、家具のようにつくれる部屋。

 

「高床の低い家」 谷尻誠 

斜面にも水上にも。高床だから様々な敷地に建てられる 。

天井高を抑えてエネルギー効率を高め、コンパクトで豊かな空間を安価に 。

 

「つくる家」 長坂常 

シンプルな躯体を買ったら、あとは作りながら住む。
DIYが好きな人たちのための、自分で作れる家と、それを助けるパーツです。 

「 大中小の家 」 中山英之 

巨大なテーブル、大きなテーブル、ふつうのテーブル。
大きな屋根の下で、家具を並べるように生活の場をつくる。

「柱と梁の家」 藤村龍至 

SE 構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2 種類に。
室 内 に 現 れ る 大 黒 柱 が 、新 し い 暮 ら し の よ り ど こ ろ に な り ま す 。

「内と外の家」 藤原徹平 

二重線のグリッドで光や風の通り道をつくる。
自 然 を 無 理 な く 内 部 に 取 り 込 む 家 。

「アプリの家」 吉村靖孝

自分で設計できる。すぐに値段が分かる。
住み手が家づくりに参加できる新しい仕組み。
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吉村靖孝インタビュー vol.001

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「アプリの家」 吉村靖孝

SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2種類に。

室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

自分で設計できる。すぐに値段が分かる。吉村靖孝さんの「アプリの家」は、アプリを使って住み手が家づくりに参加できる新しい仕組みの提案です。 骨組みは、平面的(縦横)に910㎜のグリッド、立面的(高さ)に1200㎜のグリッドで虫かごのようなかたちをしています。大きなフレームを使うと2次部材(小梁や間柱など)が増えますが、小さなグリッドであれば部材の数は少なくてすむためシンプルです。そこに床・壁のパーツを選んで家をつくっていきます。一般的な木造住宅よりも目が細かく、グリッドに合わせて窓の位置が好きなように決められます。床も自由に配置できるため、スキップフロアにしたり、小屋裏をつくったりすることも簡単です。

ここまでの流れを、アプリを使ってシミュレーションします。ユニット家具のパーツを選ぶように、住宅パーツを組み合わせて自分の家をつくることができるのです。ポイントは価格表示がされること。価格を把握しながら、どこまで設計するのかをユーザーにゆだねます。

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長坂常インタビュー vol.001

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「つくる家」 長坂 常

SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2種類に。

室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

シンプルな躯体を買ったら、後はつくりながら住む。建築家・長坂常の「つくる家」は、‘セルフビルド’でつくり込める家の提案です。高い性能をもった躯体の上に、住み手が思い思いの空間をつくりながら、自分たちの生活を見つめ直したり、将来を想像したりすることで、新しく、豊かな暮らしへとつながっていきます。そんなセルブビルドを助けるパーツとして、木のアングルがとても重要な役割を果たします。T字型やL字型のアングルは、立体的にものをつくるときに便利な部材。一般的にアルミや鉄製ですが、木製ならのこぎりでカットでき、釘やビスを打つことができます。何よりも住空間になじみやすく、きれいに仕上がる点も魅力です。「つくる家」では、木アングルを梁と床に固定して、棚やロフトを取り付けています。

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藤原徹平インタビュー vol.001

「内と外の家」 藤原徹平

SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し、柱と梁の2種類に。

室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

四季のある日本では、季節や時間の変化を感じながら生活することは当たり前でした。それが家は閉ざされた箱のようになってしまい、外を感じる機会を失ってしまいました。藤原徹平さんの「内と外の家」は、プライバシーや快適性を確保しつつ、自然を無理なく内に取り込む構造パーツの考え方を提案します。

方法論は、グリッドを二重線で描いてみること。たとえば、田の字型プランを、2本の線でなぞるとそこに道ができます。その道を中間領域と考え、風が通ったり、光が差し込んだり、外を感じられる場所とするのです。冗長的なグリッドになり、木造軸組みで剛接合な構造パーツでなくては実現できないつくりです。