株式会社エナミホームズ重量木骨になり、全棟SE構法に切り替えます。建築会社としての、新たなスタートです。

今年4月より、重量木骨プレミアムパートナーとなったエナミホームズ。しかし、会社設立当初建築業務は行なっていなかったという。

代表取締役の濱口善己さんは、
 「当時は土地と建物を販売し、家は別な施工会社さんが建てていたんです。でもあるとき懇意にしていた施工会社が倒産。販売した責任もありますし、メンテナンスも不可欠ですから、これまで通りでは社会的責任が取れない。そこで専門家を採用し、現在のような体制に整えていったんです」

 現在も取り扱っている物件の多くが自社土地の提案型住宅である。土地と建物がセットになれば高額だ。コストダウンを図るため、家の品質は二の次になりがちである。そうなれば在来やツーバイフォーよりも高価なSE構法では不利ではないか。

しかし「不利を有利にするために、SE構法を採用した」と断言するのが、二人の一級建築士のひとり、伊藤満利さんである。

enami2.jpg 「4年ほど前にNCNの勉強会に出席したのが出会いです。とくに安全面の高さはほかに比較するものがありませんでしたし、なに比較するものがありませんでしたし、なにいるうちにほれ込んでしまったんです。デザインだけに注目するなら在来工法でも良かったのですが、100年後も大丈夫かと尋ねられたら“多分……”としか返せない。その不確かさが嫌だったんです。建築士として、お客さんに“安心して暮らせる安全な家”と自信を持って薦めたい。それで三浦(聡史さん。一級建築士)と二人、社長に直談判したんです。同じような分譲が乱立するなかで、差別化を図るためにもエナミホームズのセールスポイントを作るべきだ。それが安心・安全というキーワードであり、実現できるのはSE構法しかない、と」

 

 それほど良いなら、と濱口さんは納得。登録施工店になった。しかしその後、営業スタイルは一変することに。何しろコスト重視の顧客に対して、安全だが割高の家を売るのだから当然だろう。こうしたスタンスは施工店でもレアなケースといえるし、建設会社の変化や、理解してもらうための努力がいかに大きいか、想像に難くない。


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 「最初からすべて、わかってもらおうなんてムリな話ですから。DVDを見ながら、少しずつ勉強してもらうんです。並行して顧客はどんな家に住みたいのか、要望や希望をリサーチしていきます。3カ月間、毎週1度来店してもらいますが、だいたい平均2~3時間、長い人は一日中ってこともあるんです」と、濱口さんは笑顔を浮かべながら、事もなげに言う。しかし徹底的に時間をかけて話し合うことで、両者の信頼関係は深まると同時にSE構法への信用度も高まる。となれば、ともに最上のプレゼンテーションということになるだろう。

 実は、伊藤、三浦の両氏はこうした意見交換会を重ねる一方で設計も行ない、さらに現場監督も兼ねる。まさに目が回るほどの忙しさなのだ。足しげく現場に通いながら指示を出し、ときに多項目に渡る検査に時間を費やすことも多いそうだが、そうしたことはすべて必要不可欠なことと意に介した様子はない。自信を持って薦められる、そのモチベーションが彼らを動かしている。

 こうした多忙のなか、同社は昨年、国土交通省による『第1回長期優良住宅先導的モデル事業』を含む計2棟の長期優良住宅を手掛けることになった。その際に利用したのが“NCN長期優良住宅認定サポートシステム”である。伊藤さんはその有用性を次のように説明してくれた。

安全に暮らせる家を建てていくために、
長期優良住宅と真剣に向き合っていく。

enami4.jpg「長期優良住宅認定には多くの提出書類があります。まだスタートしたばかりの事業ですから、新規の書類も多く、さらに先例がありませんから、何をどう記入したらいいのか、判断に困る場合もあったんです。そんなとき支援室からの指示は的確かつスピーディでしたし、大いに助けてもらいました。正直、指示通りに動いたことで、非常にスムーズに作業を進めることができたんです。システムを使わずに自力でやっていたら、書類作成ばかりでなく、認定を受けるまでにどれほどの時間がかかったか。他の業務も滞ったでしょうし、そんな状況は怖くて考えたくもないですね」

enami5.jpg このところ濱口さんは“SE構法ならエナミホームズ”と認知されつつあることを感じるという。今後は自社土地の提案型住宅に加えて、SE構法での建替客の取組みを積極的に手掛けるという。そうしたタイミングで自社の特徴が浸透していくことは喜ぶべきことだろう。また愛知県という場所柄、潜在的に東南海地震に対する恐怖を抱えているという状況も、地震に強いSE構法は歓迎をもって迎えられるはずである。

enami6.jpg「われわれが手掛けたSE構法の物件数も増えました。
多くの作品を見て頂くことで、家づくりの可能性を理解いただけるようになっています。また、設計と現場管理という両輪が揃っていることも強みといえます。昨年、長期優良住宅を手掛けて、SE構法の有用性を改めて性を改めて感じましたし、だからこそ全棟を切り替えたんです。いずれはSE構法のエナミホームズとして、会社名が一人歩きするくらいになれば本当に嬉しい。また、そうなるよう営業活動やプロモーション活動に力を入れていきます。ともあれ、まずは身近な仕事から地道に、一歩一歩成長していくよう仕事を積み重ねていきます」

株式会社エナミホームズ
愛知県名古屋市北区鳩岡2-18-11鳩岡コーポテラス1階
TEL:052-917-6221
URL:http://www.enamihomes.jp/