株式会社リモルデザイン

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SE構法登録施工店Date

株式会社 リモルデザイン

2000年12月 、会社設立。菅沼利文代表取締役は大手不動産会社勤務を経て、現職。2007年 より、SE構法登録施工店となる。木造住宅、リフォーム・増改築のほか、戸建住宅の商品企画や開発なども手掛けている。

所在地:神奈川県横浜市旭区笹野台1-1-27 3F

tel:045-360-6227

webサイト:http://www.remoldesign.com/


 

建築家の意思を現場に正しく通訳すること。

それが自分の役割だと考えています。

「うちはオヤジが建具屋なんです。子どものころは手伝いをしないと小遣いが貰えなかったんですよ。だから必然的に仕事場にはしょっちゅう出入りしていて、掃除や荷物運びなんかしてましたね。そんなことから、将来は大工になろうと考えていました」そう語るのがリモルデザインの菅沼利文さんだ。その後、もっと建築業界を俯瞰したいと大手不動産会社に入社。17年の勤務期間に、設計から現場監督、注文住宅、商品開発、経営企画、営業と、あらゆるセクションを経験することになったのだが、いつも不満に感じていたのが、言ったことしかやらない工務店の姿勢だったという。 「大工さんたちは“図面に描いてあればやる”と言うんです。けれど建築家や設計士は図面に描ききれないところにもイメージを持っているし、それが線のなかに垣間見えるときもある。現場でそうした意図を汲み取って、形にできてこそ、初めて設計士が求めていた家が完成するわけでしょう。現場にいるときに痛切に感じたんですよ、彼らの思いがわかって、設計図の行間を読めるような工務店が欲しいと。じゃあ、自分が現場との通訳になれる工務店になればいいんじゃないかと思ったんです」不動産に関わるセクションを広く体験したことも、知識や経験を要求される現場には活かせるはずである。そう考え、リモルデザインを設立したのが2000年のことだ。
 しかし、簡単に仕事が来るはずもなく「設立当初からほぼ2年間、鳴らない電話と向き合う日々でした」と述懐する。事務所を閉めようと決意し、他社へ面接に行こうとしていたその日、介護施設のリフォームで知り合った設計事務所から、ようやく1件の仕事が入ることになる。起死回生の電話であった。以来、少しずつ 仕事は増え、いまは右肩上がり。とくに建築家や設計士の物件が多いため、現場では高度な通訳レベルが求められる。しかし、その実力が認められていることの証といえよう。リモルデザインが手掛ける注文住宅には、SE構法の利点を活かした設計が多いため、おのずと手掛ける物件数が増えているそうだ。前職時代に知ったSE構法は金物の素晴らしさに驚き、安全面での裏付けも完璧と、ぜひともトライしたい構法だったという。しかし残念ながら、資金繰りが安定しなかったため、4年前にようやく加盟が果たせたという経緯がある。SE構法を使って、いい家が作りたい。この熱意が顧客に通じ、在来工法やツーバイフォーを希望していた物件を、SE構法に変えてしまったこともあるという。「確かに在来工法やツーバイフォーよりも割高な印象を受けますが、将来への安心というメリットは、ほかの工法とは比較できません。それに、三階建てであれば、価格的にほとんど変わりませんしね。チャレンジしたいと希望している設計事務所さんも多いんですよ。最近では、お客様の方が勉強されていて、私とも対等に話せるほどの知識を持つ人もいます。自分の家を人任せにしない、熱心で、意識の高い方が増えてきていると実感します」さて、菅沼さんが気をつけているのが、現場の雰囲気だ。顧客が要望や希望を言いやすい環境にしておくことに気を配る。

「どんな工務店も、新しい大工さんたちとすぐにコミュニケーションを取れないもの。やはり、気心が知れているという関係でないと、やってはいけません。そういう意味では、大工さんたちと非常にいい雰囲気で仕事ができている。また彼らもSE構法に慣れてきて、現場がスムーズ。工務店としての総合力が上がってきたと思っています」

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建築事務所から2棟目、3棟目と引き続き声がかかり、また見積もり依頼も数多い。しかし、忙しさを理由に手がおろそかにならないよう、丁寧に、気を抜かずに施工することを信条としているそうだ。現場の雰囲気は和気あいあいとしており、ゆったりとしたムード。休憩時間も写真のように和やかである。これも、顧客が要望を言いやすくするための工夫のひとつだという。

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設計者と現場のコミュニケーションをスムーズにするために、またその意図が正確に伝わるよう、現場には細かく指示や数値が書き込まれた図面が貼られている。これも菅沼さん流の通訳手段である。スムーズに仕事が進行する一助ともなるそうだ。

 

芸術家肌の建築家たちが教えてくれたのは
既製品にはない家づくりのアイデアでした。

リモルデザインでは注文住宅に加えて、リフォームや増改築も積極的に行なっている。こうしたところから“次は家をよろしく”と依頼されることも多く、ファンを着実に増やしている。これまで、どんな小さな仕事でも丁寧に行なうことを心がけてきたそうだが、それが実った結果といえる。「既製品を作るならラクです。でも設計事務所には芸術家肌の方が多く、とにかく驚きがたくさん詰まっているんです。それは小さな部分のアイデアから、大きな空間に至るまで、すべてが勉強になります。そうしたテクニックを学べる喜びがあるんですから、既製品には戻れないですね」と笑う。こうして設計のプロたちから学んだ手法に、自分なりのアレンジを加えることで、独自 のアイデアが増えた。これらをいま、菅沼さんは自身の家づくりに役立てている。今度は、自分の手法で顧客や現場の大工を驚かせる番になったのだ。また、菅沼さんは(社)日本木造住宅産業協会の会員であり、木造耐火建築を得意とする。都心部などで防火地域に指定されているような場所での物件などを手掛けることができ、すでに実績を重ねている。この点は同社にとって、大きな武器のひとつだ。いまでは自社設計による物件も増えてきているという。何しろ、“オヤジ譲り”の建具屋としての感性と、“建築家譲り”のアイデアを備え、作り手たちの技術も万全となれば、今後、SE構法で建てられる『リモルデザイン独自の家づくり』が構築されていくに違いない。

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