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株式会社エヌ・シー・エヌ

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WOODEN STRUCTURE中大規模木造

【助成金情報】令和3年JAS構造材個別実証支援事業まとめ

  • 【助成金情報】令和3年JAS構造材個別実証支援事業まとめ -

令和3年JAS構造材個別実証支援事業の内容が発表されました。この事業はJAS構造材を活用する実証的取り組みに対し、その木材の調達費の一部が助成される仕組みです。株式会社エヌ・シー・エヌ(以下NCN)では、建築実務者向けに向けて、通常の構造設計や構造躯体供給に加えて、助成金情報の発信や申請のアドバイス、サポートを提供しています。このコラムでは、中大規模木造で活用できる助成金について、木構造躯体供給メーカーの立場で伝えたいポイントを紹介します。(この記事は2021年4月5日時点の情報ですのでご注意ください。)

 

<このコラムでわかること>

JAS構造材個別実証支援事業の概要

JAS構造材個別実証支援事業の利用条件

JAS構造材個別実証支援事業の助成額

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュール

JAS構造材個別実証支援事業へのNCNのサービス

大規模木造SE構法で実現するポイント

・まとめ

 

JAS構造材個別実証支援事業の概要

JAS構造材個別実証支援事業の概要

中大規模木造で利用できる助成金として注目されているのが「JAS構造材個別実証支援事業」です。

JAS構造材個別実証支援事業とは、JAS構造材を活用する実証的な取り組みに対し、その木材の調達費の一部を助成する仕組みで2018年から開始されています。

関連リンク:JASとは「日本農林規格」。JAS構造材の基礎知識

 

JAS構造材個別実証支援事業を利用するには、建築事業者等が低層の戸建て住宅を除く建築物(施主が国以外)において、構造部分にJAS構造材を利用することを通じて、設計、調達、施工時等におけるJAS構造材の利用に関する課題の抽出、改善策の提案などを行う必要があります。

全国木材組合連合会より令和3年度の【JAS構造材個別実証支援事業】の公募が開始されています。詳しくは下記リンクをご確認ください。

関連リンク:全国木材組合連合会のウェブサイト

JAS構造材個別実証支援事業を取り組む場合には、必ずご自身で公募要領のご確認をお願いします。

 

JAS構造材個別実証支援事業の利用条件

JAS構造材個別実証支援事業の利用条件

中大規模木造の構造躯体には、製材品質の確実性が重要であり、それにはJAS規格が大きな役割を果たします。JAS構造材は、品質が担保されていることが大きなメリットです。

JAS構造材個別実証支援事業の利用条件は下記です。

<対象物件>

・建築主が国でないもの

・3階以下の建築物で住宅又は併用住宅でないもの(4階建て以上は、住宅及び併用住宅OK)

・基礎より上部の部分で国から助成を受けていないもの

・10㎡以上の新築または増改築物件

・JAS構造材を活用する建築物

近年、木造化が進んでいる木造4階建てなど中層建築物にも本助成金を活用できます。

関連リンク:木造4階建てのSE構法の事務所ビルの事例紹介「ヤマサ製菓ビルハピア豊橋」

 

JAS構造材個別実証支援事業の助成対象となる木材製品

JAS構造材個別実証支援事業の助成対象となる木材製品

ある規模以上の中大規模木造を建てることになると、木造でも構造計算が必須となります。構造計算の必要な中大規模木造においては、品質が明示されたJAS構造材は有利です。

JAS構造材個別実証支援事業の助成対象となる木材製品は下記です。

<助成対象となるJAS構造材>

・構造用製材(機械等級区分)

・2×4工法用構造用製材

・構造用集成材(中断面以上:短辺75㎜以上、長辺150㎜以上)

・構造用LVL

・構造用CLT※その他林産物JAS(上記以外のJAS木材製品 ex.小断面集成材、構造用合板等)

関連リンク:中大規模木造の構造材の特性やメリット・デメリット

 

JAS構造材個別実証支援事業の助成額

JAS構造材個別実証支援事業の助成額

JAS構造材個別実証支援事業の助成額は下記です。

<助成額>

・助成上限額:15,000,000円(1,000㎡以上または、4階建て以上は30,000,000円)

・助成額:JAS構造材使用量(m3)×50,000円 + その他林産物JAS調達費×1/2

※CLTの場合は使用量(m3)×140,000円となります。

 

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュール

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュール

中大規模木造で利用できる助成金を利用するためには、計画段階から構造設計、材料供給、施工までを確実に実現できる工法やサービスが必須です。

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュールは下記となります。

<申請期間>

・事 業 申 請:2021年5月14日(金)17時必着(確認申請提出済みなら申請可能)

・助成金交付申請:2021年8月31日(火)17時必着または助成対象事業完了後一ヵ月以内のいずれか早い期日まで

※事業申請には事前にJAS構造材活用宣言事業登録が必要になります。

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュール例は下記です。

JAS構造材個別実証支援事業の申請スケジュール

 

JAS構造材個別実証支援事業へのNCNのサービス

JAS構造材個別実証支援事業へのNCNのサービス

NCNでは、建築実務者向けに向けて、通常の構造設計や構造躯体供給に加えて、助成金情報の発信や申請のアドバイス、サポートを提供しています。

<NCNからのご提案>

・SE構法は、特に仕様変更することなく利用が可能

・根拠資料の作成と準備は50,000円/式で承ります。(SE構法採用案件に限ります)

・構造設計と材料積算をワンストップでスピード対応が可能

非住宅木造でお悩みの方は、まずは無料での構造の簡易チェック、構造体概算見積にてお手伝いさせていただいておりますので、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

※2021年4月5日時点で未定部分もあるため、検討案件がある場合は、NCNまでお問い合わせください。

関連リンク:「ご依頼から施工まで(大規模建築におけるSE構法導入)」

 

大規模木造をSE構法で実現するポイント

【2020年版】中大規模木造で活用できる助成金まとめ

鉄骨造から大規模木造(SE構法)に切り替えて計画する場合のポイントは下記です。

1.低層建築における木造の優位性

木造の持つ規格化、標準化された設計・施工技術は、多様な建物や空間を低コストで実現することができます。特に、高品質で低コスト、短工期が求められる施設等を、確実に設計・施工するために有効な工法が「システム化された木造」であるSE構法です。

関連記事:「店舗、事務所、倉庫には鉄骨造より木造が「安い、早い、うまい」理由」

 

2.コストの優位性(鉄骨造と木造の比較)

構造で大規模木造(SE構法)を選択することで、基礎や構造躯体のコストが安くなります。外壁仕上げには住宅用サイディング、窓は住宅用アルミサッシなどを使うことで、建材費や施工費も抑えることができます。

関連記事:「中大規模木造の建設費の概要とコストを抑えるポイント」

 

3.木造でよりコストパフォーマンスを高める(木造の構法による比較)

大規模木造の計画において、木造建築を慣れていないと過大にコストや工期が膨らんでしまうことがあります。それを避けるためには、構造躯体は一般用流通材を使うことを前提に構造計画を行うことが基本です。

関連記事:「中大規模木造でコストダウンできる構造計画、構造躯体の考え方」

 

4.木造に精通した構造設計者に依頼(SE構法は大規模木造に適している)

SE構法は単純に「剛性のある木質フレーム」というだけではなく、さまざまな利点を追求し、大規模木造で求められる大空間・大開口を可能にして、意匠設計者の創造性を活かせる設計の自由度を提供しています。SE構法は剛性のある木質フレームに囲まれた耐力壁を併用することで、耐力壁の性能を最大限生かすことが可能となり、壁量を少なくできます。SE構法は木造でも明確な構造計算に基づいているので、設計者は安心して意匠設計に集中できます。

関連記事:「中大規模木造に適した技術と自由があるSE構法の構造設計」

 

5.木造におけるワンストップサービス(SE構法は使い勝手が良い)

SE構法は「木造の構造設計」と「構造躯体材料のプレカット」そして施工というプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。大規模木造では工法に関わらず、「木造の構造躯体の施工の担い手」を確保する必要があります。SE構法であれば、構造躯体の施工だけをSE構法登録施工店に依頼する「建て方施工」という方法もありますので、施工会社選定の選択肢が大きく広がります。

関連記事:「SE構法はワンストップサービスが魅力!各プロセスごとに徹底解説」

 

まとめ

JAS構造材個別実証支援事業を取り組む場合には、必ずご自身で公募要領のご確認をお願いします。

NCNでは、SE構法で独自に構築したシステムを活用しながら木造住宅に用いられる材料を利用することで、中大規模木造の建設にかかるコストと時間軸を抑える取り組みを行なっています。

それに加えて、中大規模木造に関する助成金をうまく利用していただくことで、より厳しいコスト管理が要求される仕事においても、木造化が可能になります。

中大規模木造に関する、基本的な質問・相談や、具体的な案件の相談等、経験豊富な専門スタッフが直接対応します。

NCNは構造設計から生産設計(プレカット)までのワンストップサービスが強みです。計画段階からご相談いただくことで、木構造デザインの木造建築に関する知見をうまく利用していただき、ファーストプランの段階から構造計画を相談いただくことで、合理的に設計を進めていただければと考えております。

集成材構法として実力・実績のある工法の一つが「耐震構法SE構法」です。SE構法は「木造の構造設計」から「構造躯体材料のプレカット」に至るプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。

関連:「耐震構法SE構法」へのご相談はこちらです。

 

また構法を問わず、木造の構造設計から構造躯体材料のプレカットに至るスキームづくりに取り組む目的で「株式会社木構造デザイン」が設立されました。構造設計事務所として、「⾮住宅⽊造専⾨の構造設計」、「構造設計と連動したプレカットCADデータの提供」をメイン事業とし、構造設計と⽣産設計を同時に提供することで、設計から加工までのワンストップサービスで木造建築物の普及に貢献する会社です。

関連:「木構造デザイン」へのご相談はこちらです。

 

株式会社エヌ・シー・エヌ、株式会社木構造デザインへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。