2025.11.28法改正/補助金
【12/1運用開始】一次エネルギー消費量等級「等級7」「等級8」
省エネ基準の適合義務化、断熱等級の上位新設と、住宅業界を取り巻く環境基準は激変の最中にあります。そ2025年12月1日、「一次エネルギー消費量等級」にも新たな上位等級『等級7』および『等級8』の運用が始まります。これまでの最高等級であった「等級6(BEI≦0.8)」は、今やZEH水準として当たり前のラインとなりつつあります。今回新設される等級7・8は、カーボンニュートラル実現に向けたさらなる「高性能化」に取り組む計画を評価する仕組みです。
本コラムでは、新設される基準の詳細と、実務者が今すぐ押さえておくべき対策について解説します。
1. 一次エネルギー消費量等級「等級7」「等級8」とは?
これまで一次エネルギー消費量の最高等級は「等級6」でしたが、2025年12月1日より、その上に2つの等級が追加されます。
| 等級 | 基準(BEI値) | 相当する水準の目安 |
| 等級8 | BEI ≦ 0.65 | 最高水準(GX志向型住宅・LCCM住宅への道筋) |
| 等級7 | BEI ≦ 0.70 | ZEH+ 水準相当 |
| 等級6 | BEI ≦ 0.80 | ZEH Oriented 水準(現在の誘導基準) |
※BEI(Building Energy Index)= 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量
※再生可能エネルギーを除いた値での評価となります。
等級8では基準一次エネルギー消費量から35%削減という、極めて高い省エネ性能が求められます。これは従来の「断熱性能」を上げるだけでは達成が難しく、設備機器(給湯・空調・換気・照明)の効率化がよりシビアに求められる領域です。
2. 「コスト増」をどう抑えてクリアするか?
等級7・8を目指す際、最も懸念されるのが建築コストの上昇です。
「とにかくハイスペックな設備を入れれば計算はクリアできる」のは当たり前ですが、それでは提案価格が跳ね上がり、受注を逃す原因になりかねません。
「どの断熱材を使い、どのメーカーの給湯器・エアコンを組み合わせれば、コストを最小限に抑えつつ等級8をクリアできるか?」
この最適解を導き出すには、単なる計算ソフトの操作だけでなく、建材・設備の知識と豊富なシミュレーション経験が必要不可欠です。
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