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株式会社エヌ・シー・エヌ

独自の技術(システム)TECHNICAL

構造計算

建築基準法では、2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていないため、一般的な木造住宅では壁量計算と呼ばれる簡易的なチェックしか行われていないのが実情です。しかしSE構法は構造設計のプロが全棟を構造計算しています。
構造計算を実現するには、構造を構成するすべての部材の強度がわかり、接合部に強度の基準を持つことが必要です。SE構法では信頼性の高い部材のみを使用し、接合部の強度を実験等で検証。それらのデータを元に、立体解析構造計算プログラムを用いて、全ての家の安全性を証明しています。

立体解析構造計算プログラム

SE構法では、立体解析構造計算プログラムを用いて、建物に加わる荷重(鉛直荷重・風荷重・地震荷重)を算出し、建物の変形(層間変形角)・建物のねじれ(偏心率)・各階の固さのバランス(剛性率)をチェック、さらに構造部材の安全性の検討を行います。その上で、大規模地震時の建物の安全性の検討や、建物と一体で解析できる基礎計算など、高度で詳細な構造計算までも行っています。

構造データの保管

耐震構法SE構法の住宅はこれまでに1万棟以上建てられてきました。構造計算時の住宅の図面や構造躯体の施工管理データは全棟、保管されております。

日本建築センターの構造評定取得

耐震構法SE構法は1997年に木造住宅として初めて建築基準法旧第38条大臣一般認定を取得し、その後も基準法の改正に合わせてさまざまな認定を取得してきました。現在は、日本国内の建築に関する技術評価や技術開発、調査研究、情報の普及などを担っている建築の専門機関、一般財団法人日本建築センターによる構造評定を取得しています。(評定番号:LW-0020)

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集成材

集成材の強度・信頼性

耐震構法SE構法は、構造部材に平均強度が高く品質の安定した、JAS構造集成材を使用しています。構造用集成材は、強度テストや含水率試験を行い、基準を満たした素材だけを厳選して製造されています。一方、無垢材は自然素材であるが故に、強度にばらつきがあり、構造計算を行うには不向きな材料です。同じ樹種で比較した場合、構造用集成材の強度は無垢材の約1.6倍。無垢材で見られる反りや割れなども大幅に軽減されています。

近年問題視されているシックハウス症候群に対応するため、耐震構法SE構法ではホルムアルデヒドの放散量がほとんどない、JASで認められた「F☆☆☆☆」等級の安全な集成材を使用しています。

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SE金物


SE構法の接合部(柱/梁)

一般的な木造住宅は、接合部に柱や梁をホゾ継ぎするため、断面欠損をまねき構造材本来の強度を低下させてしまいます。SE構法は、大きな揺れに対して接合部が破壊されない技術を追求。独自開発のSE金物を使用した断面欠損の少ない構造によって柱と梁とを接合し、優れた耐震性能を実現しています。

耐久性

SE金物はカチオン電着塗装されています。その優れた耐久性は、約600時間かけた塩水噴霧試験において、ほとんど試験前の状態と同じ品質レベルを保っていることからも証明されます。この試験時間は、標準地域では168年、塩害地域では100.8年分の負荷をかけた状態に相当します。

柱脚金物

耐震構法SE構法では、主要な柱の直下に柱脚金物を配し、柱と基礎とを堅牢に固定します。柱脚金物は基礎に直接取り付けられるので、柱が土台へめりこむことなく、荷重を直接基礎へ伝達することができます。また、地震などによる柱の引き抜き現象に対しても、圧倒的な強度を持ちます。柱脚金物(PB36)を使用した場合、引き抜き耐力は在来工法の約9.5倍となります。(エヌ・シー・エヌ実験値)

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Sボルト

Sボルトによる強度維持

一般の木造住宅で使用する木材と同様、構造用集成材も「木」であるため、経年変化により木が乾燥・収縮します。これを木造業界では「木がやせる」と言います。今までは木がやせてしまうと、施工当初にきつく締め固めていたボルトやナットが緩んでしまい、剛性(強度)を維持することは困難でした。SE構法では、ラグスクリュー状のSボルトが柱と梁の接合部にしっかり食い込み定着することにより、木の収縮に対しても剛性を確保します。

Sボルトの強度

地震時において、さらなる安全性を確保するために、SE構法では業界で初めて、全棟Sボルトを採用しています。Sボルトは、従来の金物工法の課題を克服するために開発された特殊なボルトです。表面に凹凸加工を施し、木材にねじ込むことによって、引張剛性が向上。通常のボルトの2倍の強さを持つこのSボルトと高強度のSE金物の組み合わせにより、ラーメン構造を実現しています。

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供給システム

CADシステム

SE構法の構造設計の際に使用されるSE-CADは、性能情報を取り込んだSE構法専用のCADです。このSE-CADの構造設計データはそのまま指定プレカット工場へ送られプレカットデータと連動するため、正確な情報が反映されます。プレカットはコンピュータ制御の下、設計図通りにミリ単位の精度で加工されるため、水平・垂直を寸分違わぬように組み立てることが可能です。高い安全性能をお約束するために、どこよりも厳格な精度品質を求めています。

材料供給

SE構法では、構造部材の品質基準や性能が明確であることとトレーサビリティが条件となるため、供給プロセスを整備しています。そのため、品質協定を結んだ指定プレカット工場からのみ供給を行い、供給された構造部材の品質管理の証として「出荷証明書」を発行しています。

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施工管理システム

詳細なマニュアルによる監理

SE構法には、導入段階や構造の計画段階、そして、施工や品質管理など各段階において、きめ細かく規定されたマニュアルが存在します。さらに、施工現場では構造部材に添付された取扱説明書に従って施工を進め、主要工程ではSE構法の定める品質基準を満たしているかをSE構法施工管理技士が厳しく監理します。

有資格者による責任施工

SE構法は独自の施工管理技術が必要なため、どの建設会社でも施工できるわけではありません。試験に合格したSE構法施工管理技士が在籍し、一定の技術水準を有すると認められた「SE構法登録施工店」が耐震構法SE構法の建物を施工します。
全棟が適切に施工されるよう、SE構法施工管理技士は施工状況を確認し、写真ならびに施工チェックシートによる「SE構法性能報告書」を構造躯体工事完了後14日以内に提出する義務づけを行っています。 構造計算により証明された構造強度と、木造でありながら自由度の高い空間を安心してお客様に提供するため、SE構法は万全の体制を整えています。

免許更新による最新技術の取得

SE構法登録施工店の技術者は、定期的に開催される技術研修会や勉強会に参加し、最新の技術や知識を習得します。さらに、3年ごとにSE構法施工管理技士の免許を更新することも、耐震構法SE構法の品質管理システムに組み込まれています。
全国に存在するSE構法登録施工店は技術を高め合い、情報を交換し、常に革新する建設会社ネットワークとして広がり続けています。

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