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SE CONSTRUCTION耐震構法SE構法

耐震構法SE構法は中大規模木造においてもスケルトン&インフィルが可能

  • 耐震構法SE構法は中大規模木造においてもスケルトン&インフィルが可能 -

SE構法は、地震によって構造的被害を受けた建物は1棟もなく、その確かな安全性が証明されています。そうした構造強度により、SE構法は中大規模木造においてもスケルトン&インフィルが可能です。施設建築においても「改修」は必須なテーマですので、「空間の可変性」は大きな魅力です。

<このコラムでわかること>

・SE構法は在来工法に比べて少ない壁量

・SE構法はプランの変更も容易

・SE構法は良質な社会資産を生み出す構法

SE構法は在来工法に比べて少ない壁量

在来工法の壁量計算は、簡易重量算出法によって建物の重量を算出し、必要となる壁量をチェックするものです。この在来工法の耐力壁の最大耐力は、壁倍率5 倍(約9.8kN/m)です。

一方、SE 構法の構造計算では、建物全体の詳細な重量を算出し構造計算を行います。このSE 構法の耐力壁の最大耐力は約27.4kN/m(壁倍率約14 倍相当)です。

在来工法の場合、多くの耐力壁を均等に配置しなければなりませんが、SE 構法は強固な耐力壁を用いることができるため、建物全体として必要となる耐力壁を在来工法と比べて減らす事が可能です。

耐力壁

SE構法はプランの変更も容易

SE構法は、在来工法とまったく同じプランであっても必要な耐力壁が少なく、またその最小幅も在来工法は600mm のところ、SE 構法は455mmと短く、さらに耐力フレームを併用することができます。

このため、在来工法と比べて格段に自由度の高い設計が可能であり、竣工後のプラン変更も容易です。

耐力壁2

 

SE構法は良質な社会資産を生み出す構法

SE 構法は在来工法に比べて耐力壁が少ないため、スケルトン&インフィルの発想で設計することができます。

また、SE 構法は強固な躯体によって、在来工法の木造では不可能とされてきた柱間9mというスパンで構造評定を取得しています。

これによって、従来の木造の限界を超えたSE構法ならではの空間設計が可能です。

さらに、現在主流となりつつあるパッシブデザインにおいては、南側開口部の大きさが重要なポイントとなりますが、こうした開口や吹き抜けを安全に取ることができるのもSE構法の大きなメリットです。

このようにSE 構法は、良質な社会資産となる木造建築を生み出す最適な構法といえます。

まとめ

SE構法が誕生したのは1996年。その後、現在に至るまでSE構法は累計約2万棟(2017 年実績)が建てられてきました。この間、新潟県中越地震(2004年)、福岡県西方沖地震(2005 年)、東日本大震災(2011 年)、熊本地震(2016年)等、多くの大地震が発生しましたが、その開発コンセプト通り、地震によって構造的被害を受けたSE構法の建物は1棟もなく、その確かな安全性が証明されています。

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