木造建築.jpは移転しました。

このメッセージは木造建築.jpにアクセスいただいた方に向けて表示しています。

耐震構法SE構法で建てる大規模木造建築のサイトをご覧いただきありがとうございます。木造建築.jpは、2017年4月のリニューアに際して現在表示中のURLに移動しました。旧サイトをブックマークされている方は、お手数ですが新しいURLをご登録いただきますようお願いします。

株式会社エヌ・シー・エヌ

このメッセージを閉じる

SE CONSTRUCTION耐震構法SE構法

耐震構法SE構法は他の木造と何が違うのか?よくあるご質問まとめ

  • 耐震構法SE構法は他の木造と何が違うのか?よくあるご質問まとめ -

SE構法は他の木造と根本的な考え方が異なります。SE構法の歴史は、従来の木造の弱点を解決するための研究開発の歴史とも言えます。このコラムではSE 構法で設計監理を行う場合によくご質問をいただく内容についてまとめてお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

  • SE構法の構造計算や構造材についてよくあるご質問
  • SE構法の基礎についてよくあるご質問
  • SE構法の地盤についてよくあるご質問

SE構法の構造計算や構造材についてよくあるご質問

Q SE 構法で耐火構造は可能ですか?

 

A 耐火構造への対応は可能です。SE 構法は、建築基準法上の区分では、木造になります。耐

火構造にするためには、木造住宅の耐火基準に沿った耐火処置を施す必要があります。ただし、

耐火構造は被覆型となるため、構造材を現しにすることはできません。

 

 

Q 構造用合板以外の面材を耐力壁として使用することは可能ですか?

 

A SE 構法の耐力壁はエヌ・シー・エヌが供給する1級構造用合板のほか、OSB など、SE 構法

で認定を受けている面材の利用が可能です。使用できる面材については、その都度お問い合わせ

ください。面材によって構造計算の内容が異なりますので、お見積もり依頼時にエヌ・シー・エ

ヌ営業担当まで、必ずご指示ください。

 

 

Q 耐力壁の最小寸法はどのくらいですか?

 

A 柱の芯々寸法で幅は455mm、高さは横架材の天端高さで910mm となります。

ただし、900mm モジュールを採用する場合、間柱の割り付けに注意が必要です。

 

 

Q 狭小地における建物の平面計画上の注意点はありますか?

 

A 間口は3.0m 以上、奥行きは間口の10 倍以下として計画してください。

 

 

Q 吹き抜けに増床することはできますか?

 

A できます。あらかじめ計画があれば、構造計算で検討しておくことができます。建築後にご依

頼頂いた場合は、構造検討が必要となり、耐力壁などが追加となる可能性があります。

 

 

Q 狭小地における建物の立面計画上の注意点はありますか?

 

A 間口と高さの比率を1:4 以下となるよう計画してください。

軒高12.0m、最高高さは15.0m 以下まで設計可能です。

 

 

Q 柱の寸法はいくつですか?

 

A 基本は、120×120mm、170×170mm、120×240~360mmです。

 

 

Q RC 造との混構造は可能ですか?

 

A 可能です。立面混構造の場合は、軒高9.0m 以下にて計画してください。

平面的に混構造とする場合は、エキスパンションジョイントにて分割する必要があります。

 

 

Q 柱・梁を外部現しにすることは可能ですか?

 

A 原則できません。

 

SE構法の基礎についてよくあるご質問

Q 基礎梁の芯ふりはできますか?

 

A できます。ただし外壁側へ芯を振る場合は所定のかぶり厚を確保する必要があります。

 

 

Q 高基礎、深基礎計画時の注意点はありますか?

 

A 行政機関からの指導で、一定の高さを超えるコンクリートの立ち上がり及び根入れを設ける場

合は、混構造として設計するよう指導を受ける場合がありますので、事前の確認をお願いします。

 

 

Q 擁壁および擁壁一体の基礎設計は可能ですか?

 

A 可能です。ただし、擁壁一体とする場合は設計方針について事前に行政機関と協議いただき、

構造計画を明確にする必要があります。また、擁壁については標準図を用意している自治体もあ

りますので一度お問い合わせいただく事をお勧めします。

 

SE構法の地盤についてよくあるご質問

Q 地盤調査方法について指定はありますか?

 

A 特にありません。建物規模や土地の状況により異なりますので、地盤調査会社へご相談ください。

 

 

Q 地盤調査ができない場合でも基礎計算を行う事は可能ですか?

 

A 設計用地耐力を仮定して構造計算することが可能です。正式な調査後、必要な地耐力を確保することが必要になります。

 

 

Q 一般的に地耐力はどのくらい必要でしょうか?

 

A 建物の条件により異なりますが、一般的に2 階建以下は20kN/m2、3 階建は30kN/m2 程度必要です。ただし、深基礎・高基礎・多雪地域・混構造・建物用途などの条件により必要地耐力は変動します。

 

 

Q 鉄筋コンクリート造との立面混構造の地耐力はどのくらい必要ですか?

 

A 50kN/m2 以上必要となります。ただし、多雪地域、住宅以外の用途の場合はこの数値を超え

る場合があります。

 

まとめ

SE 構法で設計監理を行う場合によくご質問をいただく内容についてまとめてお伝えしました。他にも疑問点などございましたら、NCNの特建事業部までお問い合わせください。

 

NCNでは様々な中大規模木造の設計、施工実績がございますので、お気軽にご相談ください。