木造建築.jpは移転しました。

このメッセージは木造建築.jpにアクセスいただいた方に向けて表示しています。

耐震構法SE構法で建てる大規模木造建築のサイトをご覧いただきありがとうございます。木造建築.jpは、2017年4月のリニューアに際して現在表示中のURLに移動しました。旧サイトをブックマークされている方は、お手数ですが新しいURLをご登録いただきますようお願いします。

株式会社エヌ・シー・エヌ

このメッセージを閉じる

SE CONSTRUCTION耐震構法SE構法

SE構法による大開口、大空間、大スパン、木造耐火の事例まとめ

NCNは全国各地の建築実務者とネットワークを広げ、そこで出会う多くの方々と協働してSE構法による中大規模木造建築を手がけてきました。SE構法の現在までの実績は、用途や規模、階数に応じてさまざまな建築物があります。SE構法の最大の魅力は、強度の高い構造躯体による「構造スペック」です。このコラムでは、通常の木造建築では実現が難しい大空間、大開口、大スパン、木造耐火などをSE構法で実現した事例についてお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

SE構法大規模木造建築における大開口の事例まとめ

SE構法大規模木造建築における大空間の事例まとめ

SE構法大規模木造建築における大スパンの事例まとめ

SE構法大規模木造建築における木造耐火の事例まとめ

 

SE構法の大規模木造建築における大開口の事例まとめ

SE構法による大開口の事例まとめです。

下の写真は、平屋の寺院です。内部空間は、平面はシンプルな長方形で、断面は片流れ屋根に合わせた勾配天井の大空間になっています。前面道路に面して大型のアルミサッシによる大開口を実現しています。SE構法は、許容応力度計算に加えて偏心率のバランスを考慮した構造設計を行なっておりますので、外壁(耐力壁)の位置も意匠のデザインに合わせて決定することができます。

大開口、大空間

SE構法 中大規模木造建築 寺社仏閣

下の写真は、平屋の店舗です。敷地形状に合わせて平面斜辺を組み合わせた平面計画となっています。自動車ショールームという用途から、前面道路に面してアルミサッシによる大きな開口部が連続する外観デザインを実現しています。

SE構法 大開口

下の写真は、公共建築物の地域交流センターです。多目的ホールは天井の高い空間になっており、梁を現しにするなど木質感のある内観となっています。壁の上部に水平に連続する開口を設けて、自然光による明るい空間を実現しています。

SE構法 大開口

 

SE構法の大規模木造建築における大空間の事例まとめ

SE構法による大空間の事例まとめです。

下の写真は、2階建ての事務所兼倉庫です。倉庫は、スパンが大きく、壁の少ないオープンな空間が求められるため、今までは鉄骨造で計画されることが多かった用途の建築です。木造で計画することで、コストを抑えることが可能になります。構造躯体にSE構法を採用することで、大スパン、大空間の倉庫を実現することが可能です。

SE構法 倉庫

下の写真は、企業内保育所の遊戯室です。木造建築で大空間を実現するために特注の「大断面部材」を用いて大スパンを実現することも可能ですが、一般的な建築物において、コストや納期、搬入等を考えると、あまり現実的な選択肢ではありません。SE構法で設計を行う場合には、トラスを有効に活用し、必要に応じた構造と適切な部材選択を行うことで、納期の短縮も、コストダウンも可能になります。

SE構法 大空間

 

SE構法の大規模木造建築における大スパンの事例まとめ

SE構法による大スパンの事例まとめです。

下の写真は、学童保育所の保育室です。短辺方向は、屋根勾配に合わせた登り梁で構成されています。二つの保育室の間には、長手方向にトラス状に梁が組まれており、梁下に可動間仕切りを設置して、部屋を区切って使用できるようになっています。

SE構法 大スパン

下の写真は、認定こども園の遊戯室です。短辺方向はスパンが約12mあるため、構造用集成材の特注材を用いて対応しています。長手方向は屋根形状に合わせて登り梁で構成しています。

SE構法 大スパン

下の写真は、ある企業の本社ビルです。短辺方向は、屋根勾配に合わせた登り梁で構成されています。長手方向の小屋梁は大スパンに対応すべく、大断面の梁を側面に並べて2本を抱き合わせた構成とすることで大空間を実現しています。

木造 事務所 SE構法

 

SE構法の大規模木造建築における木造耐火の事例まとめ

SE構法による木造耐火建築物の事例まとめです。

下の写真は、結婚式場のレストランです。駅前で防火地域ということもあり、建物の規模から耐火建築物であることが求められました。当初は鉄骨造で計画されましたが、コストを下げることや、工期を短縮するために木造の耐火建築物として建設されました。

木造耐火 SE構法

下の写真は、幼保連携型認定子ども園の保育室です。認定子ども園で2階に保育室を設ける設計ということもあり、耐火建築物であることが求められました。木造耐火の仕様による設計・施工の建物になっています。

SE構法 中大規模木造建築 認定こども園

 

まとめ

SE構法を構造スペックをうまく活用することで、木造の在来工法では実現が難しい大空間、大開口、大スパン、木造耐火などを実現することができます。特に商業施設や福祉施設などの低層の建築物を計画する際に、鉄骨造ではコストや工期に対応できない場合は、木造(SE構法)が有効な選択肢となります。

NCNへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。