【動画で解説】SE構法の工事監理のポイント(木工事:建て方前)
SE構法の現場を初めて工事監理する時、どの点を注意してチェックすればよいのかはわかりにくいですよね。このコラムでは、設計事務所様など建築実務者の方が、SE構法の工事監理を行うにあたって、動画とテキストで詳細にご説明します。
基礎工事編に続いて、このコラムでは木工事(建て方前)編をお伝えします。
SE構法の木工事1(柱脚金物の施工)
<工事監理のポイント>
・柱脚金物の種類、位置、スリット向きを確認する
・柱脚用アンカーボルト高さ50mm:誤差-5mmから+15mm
SE構法の木工事2(土台敷き)
<工事監理のポイント>
・土台敷き:座金使用時は40角以上、座掘深さは最大20mm以下
・柱脚用アンカーボルト:高さ、位置を確認して垂直に固定
SE構法の木工事3(梁受け金物の取り付け)
<工事監理のポイント>
・梁受け金物:建て方前に梁に取り付ける
・梁の両側に梁受け金物を付ける場合はボルトとナットで固定
SE構法の木工事4(管柱用金物の取り付け)
<工事監理のポイント>
・ハンガーボルトの締め過ぎで材にめり込んでいないかを確認
・梁に第一ドリフトピン(最上部のピン)を事前に打ち込む
SE構法の木工事5(大引金物の取り付け)
<工事監理のポイント>
・大引金物の取り付け後は、大引側面をネジで止める
・大引が基礎と干渉する場合には、現場で大引を欠き取り加工する
まとめ
SE構法では建て方前に、柱脚金物の設置、土台敷き、梁受け金物の取り付け、管柱用金物の取り付け、大引金物の取り付けを行ないます。
この続きは、「木工事(上棟編)」でお伝えします。
SE構法の施工に関するご質問は、NCNまでお気軽にお問い合わせください。