【動画で解説】SE構法の工事監理のポイント(木工事:上棟)
SE構法の現場を初めて工事監理する時、どの点を注意してチェックすればよいのかはわかりにくいですよね。このコラムでは、設計事務所様など建築実務者の方が、SE構法の工事監理を行うにあたって、動画とテキストで詳細にご説明します。
木工事(建て方前)編に続いて、このコラムでは木工事(上棟)編をお伝えします。
SE構法の木工事6(柱、梁の建て込み)
<工事監理のポイント>
・柱の建て込み:2方向の鉛直精度を確認し、仮筋交いで固定
・梁の建て込み:現し材はドリフトピンを打つ向きに注意
SE構法の木工事7(床合板、バルコニーの施工)
<工事監理のポイント>
・床合板:床合板は千鳥貼り。釘はCN75/釘ピッチは150mm以下
・バルコニー:片持ち梁の施工後に資材等を仮置きしない
SE構法の木工事8(登り梁、垂木・野地板の施工)
<工事監理のポイント>
・登り梁:勾配ごとに金物が違うので、金物種類を確認する
・垂木・野地板:構造図の構面の仕様に従って正しく施工されているか確認する
SE構法の木工事9(耐力壁の施工)
<工事監理のポイント>
・耐力壁:片面・両面貼り、間柱の仕様、釘はCN50を確認
・耐力壁:指定の釘ピッチで施工、釘めり込みは2mm以内
SE構法の木工事10(設備施工の留意点)
<工事監理のポイント>
・事前に業者に取扱説明書を渡して、ルールに従って正しく施工する
・施工ミスがあった場合は、NCNに是正方法を必ず相談する
まとめ
SE構法の上棟は、柱、梁の建て込み、床合板、バルコニーの施工、登り梁、垂木・野地板の施工の順に行ないます。上棟後は、耐力壁の施工を行ないます。
注意点としては、構造躯体や耐力壁への設備開口の規定がありますので、取扱説明書の内容通りになっているかを工事監理者としてご確認をお願いします。
SE構法の施工に関するご質問は、NCNまでお気軽にお問い合わせください。