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WOODEN STRUCTURE中大規模木造

中大規模木造はプレカット工場の選定が鍵となる理由

  • 中大規模木造はプレカット工場の選定が鍵となる理由 -

中大規模木造はプレカット工場の選定が重要となります。住宅用のプレカット工場は多く存在しますが、部材寸法の大きな材や材長の長いものの加工ができるプレカット会社は限定されています。また実務的には、施工図や加工図作成の能力も必要となります。

 

<このコラムでわかること>

・中大規模木造に対応できるプレカット工場は限られている

・中大規模木造のプレカットの課題は施工図・加工図作成と工場の生産体制の限界

 

中大規模木造に対応できるプレカット工場は限られている

現在、住宅向けのプレカットは、在来仕口用および在来金物用とも一般化しており、柱や梁の木質部材の梁幅120mm、梁せい450mm、材長6m程度のサイズであれば、ほとんどのプレカット工場で対応可能です。

しかし、中大規模木造向けの部材となると、幅もせいも長さもサイズが大きくなりますので、その加工に対応できることが必要になります。

住宅向けのプレカットでは直角の加工や45度の加工が大半を占めますが、中大規模木造建築では、いろいろな角度の加工や複雑な加工が求められます。それらに対応できる加工機がある工場か、手加工で対応してくれる工場で加工しなければなりません。

 

中大規模木造のプレカットの課題は施工図・加工図作成と工場の生産体制の限界

中大規模木造のプレカットで問題になるのは施工図と加工図です。

戸建住宅や面積は広くても一般のプレカット工場の汎用プレカット図で書けるような案件であれば、プレカット図を施工図として加工図まで連動できるので作業としては楽になります。

しかし複雑な案件などで、汎用のプレカットCADでは書けないような案件の場合、一般のCADで施工図を書き、さらに加工図を起こすような作業が必要になります。

施工図、加工図を含めた加工費は、加工の複雑さにより価格が異なります。施工図、加工図の作成期間を含めた段取りや納期も要注意です。

特殊加工に対応できるプレカット工場の数が少ないこと、プレカット工場の生産能力にも限界があることも抑えておく必要があります。特に公共建築物や補助金事業の福祉施設の加工が集中する時期は、かなりのプレカット工場がフル生産状態となりますので、早めの構造材発注がポイントです。

 

まとめ

NCNが提供する耐震構法SE構法は、提携するプレカット工場を指定しており、中大規模木造の加工の実績豊富なプレカット工場を指定して加工、供給する体制を整えております。

NCNへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。