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SE CONSTRUCTION耐震構法SE構法

耐震構法SE構法の柱脚や接合部が強い理由はSE 金物とSボルト

  • 耐震構法SE構法の柱脚や接合部が強い理由はSE 金物とSボルト -

一般的な木造は、接合部に柱や梁をホゾ継ぎするため、地震時に断面欠損をまねき構造材本来の強度を低下させてしまいます。そこでSE 構法は、大きな揺れに対して接合部が破損されない技術を追求し、独自に「SE金物」を開発しました。このコラムでは代表的なSE 金物と主要な接合部の納まりをお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

  • SE構法は100年後も同じ強さを持つSE金物を全棟採用
  • SE構法の柱脚は在来工法の最大約5倍の引き抜き耐力
  • SE構法の接合システムは断面欠損が少なく、地震に強い接合部を実現
  • SE構法では接合強度の高いSボルトを全棟採用

SE構法は100年後も同じ強さを持つSE金物を全棟採用

SE金物は、カチオン電着塗装されています。約600時間かけた塩水噴霧試験においても、ほとんど試験前の状態と同じ品質レベルを保ちました。この試験時間は、標準地域で168年、塩害地域なら100.8年分の負荷をかけた状態に相当し、強度が永続的に保つことを示しています。

 

SE構法の柱脚は在来工法の最大約5倍の引き抜き耐力

SE構法では、主要な柱の直下に柱脚金物を配し、柱と基礎とを堅牢に固定しています。柱脚金物は高強度なアンカーボルトにより、基礎に直接取り付けられるので、地震などの横からの力に強く、建物を支えます。

SE構法の柱脚金物(PB24:120mm×240mm)の地震に対する強さは、在来軸組工法の耐震金物(ホールダウン金物)の約5倍の引き抜き耐力があります。

 

SE構法の接合システムは断面欠損が少なく、地震に強い接合部を実現

一般的な木造は、接合部に柱や梁をホゾ継ぎするため、地震時に断面欠損をまねき構造材本来の強度を低下させてしまいます。そこでSE 構法は、大きな揺れに対して接合部が破損されない技術を追求し、「SE金物」を開発しました。

独自に開発したSE金物を使用した断面欠損の少ない構造によって柱と梁を接合し、優れた耐震性を実現しています。

 

SE構法では接合強度の高いSボルトを全棟採用

地震時において、さらなる安全性を確保するために、SE構法では全棟Sボルトを採用しています。これは従来の金物工法の欠点を克服するために開発された特殊なボルトです。

Sボルトは表面に凹凸加工を施し、木材にねじ込むことによって、引張剛性を格段に向上させました。通常のボルトの約2倍の強さを持つこのSボルトと高強度のSE金物の組み合わせにより、ラーメン構造を実現しています。

 

まとめ

SE構法は高強度のSE金物とラグスクリュー状のSボルトが柱と梁の接合部にしっかりと食い込み、定着することにより、木の収縮に対しても剛性を確保することができます。

NCNでは様々な中大規模木造の設計、施工実績がございますので、お気軽にご相談ください。