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株式会社エヌ・シー・エヌ

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WOODEN STRUCTURE中大規模木造

  • 木造で保育所を計画するための関連法規まとめ -

保育所は、建築基準法上「児童福祉施設」に分類され、法27条による特殊建築物です。保育所を計画する際に注意すべきことは、建築基準法以外にも「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」を満たす必要があることです。このコラムでは、木造で保育所を実現するための関連法規の規定についてポイントをお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

木造保育所における耐火上の要件

木造保育所における内装制限

木造保育所における防火区画と立地制限

木造保育所に必須な児童福祉施設の設備及び運営に関する基準

 

<エヌ・シー・エヌ保育園実例

那珂川道善コスモス保育園

ニプロ大館工場 企業内保育所

木造の保育所における耐火上の要件

木造の保育所で必要となる耐火性能は、建築基準法以外にも「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」で規定があり、保育室等(乳児室、ほふく室、保育室または遊戯室)を何階に計画するかによって、耐火性能の要求水準が変わります。

下記の表で、階数別、高さ別、規模別に耐火上の要件をまとめます。

<備考>

・「その他の建築物」とは、耐火建築物・準耐火建築物以外の建築物のことです。

・複合用途の建築物とする場合は、上表だけとは限りません。

・本記事は20195月末段階の法規の情報となりますのでご注意ください。

・建築基準法や児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の改正により、内容が変更することがあります。

 

木造の保育所における内装制限

木造の保育所の場合、内装制限適用の規模に達しないものであれば内装を木材の現しのすることができます。また適用規模にかかわらず、天井面のみの準不燃材料で仕上げれば、その他の内装は全部木材仕上げですることも可能です。(平成12年建告1439号)

内装制限は、下記の表に該当する規模になると、内装に不燃材料、準不燃材料、難燃材料等の使用が必要などの制限がかかります。

<備考>

・その他:火器使用室、地階や無窓居室および避難経路は内装制限を受けます。

・本記事は20195月末段階の法規の情報となりますのでご注意ください。

・建築基準法や児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の改正により、内容が変更することがあります。

 

木造の保育所における防火区画と立地制限

木造の保育所で3階以上の保育室等を設ける場合、建築基準法以外にも、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(児328号ニ)において防火区画に関する規定がありますので確認する必要があります。

保育所は、都市計画法上の建設地域の条件はありません。都市計画上の全地域に建てることができます。

 

木造の保育所に必須な児童福祉施設の設備及び運営に関する基準

木造の保育所に必須な児童福祉施設の設備及び運営に関する基準には居室の面積の規定があります。

・乳児室      :乳児室1人あたり床面積(児322号):1.65m2以上

・ほふく室     :乳児室1人あたり床面積(児323号):3.3m2以上

・保育室または遊戯室:幼児1人あたり床面積(児326号) :1.98m2以上

・屋外遊戯室    :幼児1人あたり床面積(児322号) :3.3m2以上

保育所については、建築基準法、消防法の規定以外にも児童福祉施設の設備及び運営に関する基準で避難器具の設置や防災対象物品の規定があります。

また3階建て以上の場合は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(児328号チ)において、防災対象物品の使用についての規定がありますので確認する必要があります。

 

まとめ

保育所は子どもたちが使う施設として、木のぬくもりや柔らかさが感じられる木造で計画したいですよね。保育所を設計する場合には、将来の状況変化に対応できる「可変性の高い空間」にしておくことも求められます。

SE構法であれば、保育所で求められる保育室や遊戯室などスパンの大きい空間にも対応できます。またSE構法では架構をシンプルにすることで、耐力壁をなるべく外壁側に確保して内部の耐力壁を最小限に抑える設計にするなど、間取りの変更などが行いやすいメリットもあります。

木造で施設を計画する際には、建築基準法に加え、関連する条例等を遵守することが求められます。法律や条例等は常に改正されていきますし、その解釈や運用については該当の行政窓口や指定検査確認機関等により異なりますので、本コラムの内容は「記事掲載時の一般的な考え方」であることのご理解、ご了承をお願いします。建築実務者の皆様においては、常に最新の法規等の情報をチェックしつつ、該当の行政窓口や指定検査確認機関等によく内容を確認をしてから設計や施工を進めていただくようお願い申し上げます。

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