【図解】SE構法初心者でもわかりやすい! SE構法の構造設計フロー解説
SE構法を初めて検討しようと思った時、どのように相談、進めていけばよいかは、外部からはわかりにくいですよね。このコラムでは、設計事務所様など建築実務者の方が、SE構法に関する相談、設計の進め方について図解を使って詳細にご説明します。
<このコラムでわかること>
・SE構法の設計は「構造計画」「構造設計」「構造計算」の3ステップ
・SE構法は「構造計画」が最重要!エスキス段階からの相談で可能性を広げられる
・SE構法の「構造設計」は平面、立体で検証しながら進められる
・SE構法の「構造計算」は木造部分、基礎部分の順にまとめる
SE構法の設計は「構造計画」「構造設計」「構造計算」の3ステップ
SE構法の設計は、「構造計画」「構造設計」「構造計算」の3ステップで進めていきます。
SE構法の構造計画は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造など他工法で言うところの「仮定断面」に近いイメージと捉えてください。構造的な柱、梁の計画、耐力壁の位置、構造としての要望などをスケッチでご提案します。
SE構法の構造設計は、まず意匠図を元に各階伏図、軸組図、構造パース等を作成します。その図面を元に、設計者と打合せを実施、もしくはチェックバックを頂きながら、意匠と構造の整合性を高めて構造設計をまとめていきます。
SE構法の構造計算は、最終の意匠図を元に構造計算、基礎計算を実施します。確認申請に必要な構造図、構造計算書等を作成します。
SE構法は「構造計画」が最重要!エスキス段階からの相談で可能性を広げられる
SE構法を最も有効に使っていただく最大のポイントは、最初の「構造計画」です。
設計の初期段階(スケッチやエスキース段階)から、「SE構法だったら、どんな木構造が可能なのか」という視点でお気軽にご相談ください。NCNの構造設計スタッフが、意匠設計者のニーズを汲みとりながら、最適な構造計画をご提案します。
早い段階での構造相談がなぜ有効なのかというと、「空間やデザインの可能性が広がるから」です。
SE構法が持つ構造スペックをNCNの構造設計スタッフは熟知しておりますので、レスポンスよく数日で回答、提案しますので、スムーズに設計を進めることもできます。
SE構法の「構造設計」は平面、立体で検証しながら進められる
SE構法の構造設計は、まず意匠図を元に各階伏図、軸組図、構造パース等を作成します。
各階伏図、軸組図で意匠図との整合を図りつつ、屋根形状などは構造パースでもイメージを共有できるようになっています。
SE構法の構造設計は、プレカットとも連動した独自の3次元CADを使っておりますので、設計者の希望のアングルで構造パースを提出することも可能です。
設計者と打合せを実施、もしくはチェックバックを頂きながら、意匠と構造の整合性を高めて構造設計をまとめていきます。
SE構法の「構造計算」は木造部分、基礎部分の順にまとめる
SE構法の構造計算は、まず木造部分の構造計算を実施します。
設計者より、最終の意匠図をいただき、その内容をもとに構造計算を実施します。確認申請に必要な情報を記載しますので、正確な情報提供をお願いします。
木造部分の構造計算後図面を設計者にご承認いただいた後に、基礎計算に着手します。
基礎部分の構造計算後図面を設計者にご承認いただいた後に、確認申請に必要な構造図、構造計算書等を出荷します。
まとめ
SE構法の構造計算書が出荷されたら、確認申請の構造資料として添付して申請機関にご提出をお願いします。確認申請の構造に関する質疑は、NCNが対応します。一般の構造設計事務所様と同じ役割を果たしています。木造の申請業務に関するノウハウは豊富にございます。
NCNへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。