安心の登録施工店制度

国土交通大臣の評定を受けているSE構法では、その設計から部材の加工・現場の施工についても一気通貫したシステムが構築されています。
構造的に安全に構造設計されたお客様の設計データは、指定プレカット工場にCAMCADデータとしてそのまま送られ、高性能のプレカット機械によってデータに忠実に部材加工されます。そして建築現場に届けられたその構造部材を、SE構法施工管理技士の資格を持つ登録施工店が責任をもって施工を行うというシステムです。

弊社 木構造技術センターによる性能試験の様子

最近は、木造住宅でも構造計算を行っている工務店や設計事務所も少しずつ増えているようですが、それらとSE構法が大きく異なる点がこの設計から加工・施工までつながるこのフローとシステムです。
木造住宅で構造計算を行う際の一般的なケースでは、構造事務所等に属する構造設計士が建物の図面をもとに構造計算を行うのですが、それはあくまでも設計上の構造計算であり、部材の加工とは全く別のプロセスとなっているケースがほとんどです。
構造設計士が作成したその構造図について、部材の加工を行うプレカット工場は参考にはすると思いますが、「計算データ」と「加工データ」は別々のデータとなりますので、必ずしも構造計算された構造図と同じものにはなりません。ケースによっては、それとは別の形で部材が加工されて、現場で構造が組まれていくことも充分にあり得ます。構造計算上の構造図と現場の構造図が異なってしまっては、何のための構造計算がわかりません。更に言えば、現場施工にまでつなげると、その施工方法や金物や釘等の使い方なども構造計算時の設定が伝わっているか甚だ疑問です。
そういう現象が生じてしまう最大の理由は、「構造計算」と「部材加工」更に「現場施工」のプロセスが分断されているからです。
それに対して、SE構法のシステムはこれをそれぞれ単独ではなく、すべてを一気通貫でつながる仕組みとなっていることが大きな特徴です。 冒頭にも解説しましたが、「構造設計」から「部材加工」・「部材搬入」・「現場施工」・「現場検査」までが同じ考え方やルールのもとにシステム化されているということです。

SE構法においての大きな流れは以下の通りです。

このように、お客様の設計段階から、現場での施工段階まで一つのシステムでつながっています。このようなプロセスのもとに安心の住宅が実現するわけです。

このようなシステムを使ってSE構法の住宅を設計施工できる住宅会社が「SE構法登録施工店」です。この登録施工店は、NCNが行う必要な研修に参加し、所定の試験に合格した「SE構法施工管理技士」を属することでその資格を持つことができます。
全国各地に存在するこの登録施工店は、住宅フランチャイズのように画一的な商品を扱っているわけではありません。デザインや設計の考え方、断熱や省エネ性能など、構造以外の仕様についてはそれぞれの会社が独自のコンセプトで家づくりをしています。全国規模の大手ハウスメーカーとは異なり、比較的小規模ながらも地域に根差して、お客様一人一人のご希望を叶えるために真面目に家づくりに取り組んでいる会社がほとんどです。その強みを生かしながら、SE構法の技術を採用することで大手には負けない耐震性能の家をお客様に提案することが可能となるのです。

お客様の建築エリアやそれぞれの特徴をご確認いただきながら、気になる会社のWEBサイトもご覧いただき、お好みの会社へ家づくりのご相談をしていただければと思います。

モデルハウスで体感する

耐震構法SE構法で建てた住宅を実際に体感していただけます。見学希望の方は事前に工務店へお問い合わせください。

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