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NCNが大規模木造(SE構法)の構造躯体を安定供給できる理由

  • NCNが大規模木造(SE構法)の構造躯体を安定供給できる理由 -

 建材や設備等の価格が上昇傾向にある中、地政学リスクの高まりによる需要や供給量等の変化に伴い、深刻な資材高騰が起きています。

  需要と供給のバランスが崩れている結果でもあります。資材高騰以上に深刻なのは「構造材や建材等を入手できるのか」という切実な悩みです。

 このような資材高騰局面に対して、木造でリスクに強いのは「ワンストップサービス」の仕組みを構築している「耐震構法SE構法」です。NCNは長年かつ継続的に木材や金物等のサプライチェーンと良好な関係を築いており、構造材を安定的に供給することができます。

 このコラムでは、NCNが大規模木造の構造躯体を安定供給できる理由についてお伝えします。(本記事は2022年7月現在の情報で作成しています。状況の変化により内容も変動しますのであらかじめご了承ください)

 

<このコラムでわかること>

大規模木造に及ぼすウッドショック資材高騰の影響

NCN資材リスクに強い理由

NCNSE構法構造材安定供給できることによるメリット

・資材高騰局面における大規模木造の実務ポイント

資材リスクに強いSE構法ポイント

大規模木造におけるSE構法の強み:木造非住宅に特化した専門チームが対応

大規模木造におけるSE構法の強み:構造設計プレカットの連動

・大規模木造におけるSE構法の強み:ワンストップサービス

SE構法へのお問合せ、ご相談について

・まとめ

 

大規模木造に及ぼすウッドショックや資材高騰の影響

大規模木造として事務所をSE構法で実現するポイント

燃料や資材の価格高騰とその影響、国内外の物流網に与える影響やサプライチェーン(供給網)の混乱が続いています。

建材や設備の値上げが相次ぐなか、地政学リスクの影響で資材価格がさらに高騰し、建設費の上昇につながる恐れが出てきています。

世界的に木材の需給バランスが崩れて木材価格が急騰している「ウッドショック」による影響は、2022年に入っても続いています。

関連記事:【激震】ウッドショック!木材価格高騰の理由

木材の需給が逼迫して、価格高騰、納期遅延等が発生することがウッドショックです。世界的な建築需要の高まりによって木材価格が高騰しており、日本の住宅・建築業界は厳しい状況を迎えています。

関連記事:ウッドショックが顕在化させた木材供給リスクと国産材の課題

納期においても、注文から納品までの期間は以前より長くなっています。資材高騰局面の中、発注者や設計者の理解を得ながら、現実的に「建物を建てる」手段を構築することが求められています。

関連記事:【直撃】資材価格高騰局面での大規模木造におけるコストダウン対策

資材高騰局面に対して、木造でリスクに強いのはワンストップサービスの仕組みを構築しているNCNの「耐震構法SE構法(以下、SE構法)」です。

NCNでは発注内容に特注材など特別な要素がない場合、構造材の発注からの納期は原則「60日以内」で対応させていただいております。(状況は変動することがあります。)

 

NCNが資材リスクに強い理由

SE構法は構造設計、供給、施工がシステム化されている

NCNが資材リスクに強い理由は、主に下記です。

1.木材や金物等のサプライチェーンとの長年にわたる良好な関係

NCNが資材リスクに強い理由は、木材や金物等のサプライチェーンと良好な関係を築いていることです。

特に構造材の確保においては、国内トップクラスの集成材メーカーや合板メーカーと長年にわたって継続的に取引実績があり、友好的な関係を築いています。

ウッドショックや資材インフレのような事態に直面しても密な連携により、同業他社と比較して材料の調達はしやすい環境を整えています。

 

2.住宅・大規模木造の大きな取引実績

NCNは住宅事業においては年間約1,500棟以上の出荷実績があり、大規模木造事業においても多数の出荷実績があります。

集成材メーカーや合板メーカーにとっては、NCNは有力な取引先となっています。

仮に何かのトラブルが生じたとしてもその影響が最小限となり、結果として安定的に材料供給等が可能になることを意味します。

 

NCNがSE構法の構造材を安定供給できることによるメリット

NCNがSE構法の構造材を安定供給できることによるメリット

NCNがSE構法の構造材を安定供給できることによるメリットは主に下記です。

1.構造材の変更がないので品質を担保できる

資材リスクがある局面では、確保できる木材に合わせた設計が求められることもあります。SE構法は構造材の供給が安定していますので、木材の変更をすることなく構造設計ができますので、大規模木造の構造躯体の品質を保つことができます。

関連記事:【解説】大規模木造に適した構造用集成材をSE構法が採用する理由

 

2.工期を遵守できる

構造材の納期が遅れると「工事遅延」のリスクが高まります。最悪の場合、建物の引き渡しが遅れて、大きなトラブルになることもあります。SE構法は構造材の供給が安定していますので、早めに発注していただくことで工期に影響を与えることはありません。

関連記事:【解説】大規模木造で使いやすいSE構法の施工ポイント

 

3.構造設計

意匠設計はもちろんですが、大規模木造は構造設計が肝となります。SE構法は構造材の供給が安定していますので、木材の変更をすることなく構造設計ができます。設計変更や確認申請変更などの手続きをすることなく、スムーズに実務を進めることができます。

関連記事:【解説】大規模木造に最適なSE構法の設計ポイントまとめ

 

資材高騰局面における大規模木造の実務ポイント

資材高騰局面における大規模木造の実務ポイント

発注者が建物をつくる目的を考えると、資材高騰の問題があるとはいえ、事業計画を成立させる必要があります。

資材高騰局面における大規模木造の実務ポイントは主に下記です。

1.コストを抑える

木造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の構造より建設コストが安く抑えることができます。発注者もしくはテナント契約者の双方にコストメリットが働く可能性もあります。結果として、評価が高まる結果になります。

関連記事:【核心】建設会社が大規模木造に取り組むメリット

 

2.木造化・木質化の意義を訴求する

資材高騰対策で大規模木造に切り替える際には、「企業イメージの向上」のための投資でもあると判断してもらえるように環境負荷軽減などへの貢献を明示できるようになれば、発注者側のコストの許容幅は変わってくるかもしれません。

関連記事:建設会社の資材高騰対策に木造は有効!その鍵はワンストップサービス

 

3.大規模木造の価値を訴求する

日本の大規模木造は、厳しい防耐火性能をクリアし、高い耐震性能を備えた、世界に誇れる技術でもあります。構造の複合化、材料の適切な組み合わせ、耐火の技術など、さまざまな工夫を多くの人々と共有しながら、日本の都市木造は本格的な普及の時代を迎えています。

関連記事:【Q&Aで理解】建設会社が大規模木造をビジネス化するポイント

 

資材リスクに強いSE構法のポイント

資材リスクに強いSE構法のポイント

美しい木構造による建築物は、企業イメージの向上にも貢献できます。木構造として最適な工法がSE構法です。

SE構法の構造スペックをうまく活用すると、木造では実現が難しい大空間、大開口などを実現することができます。SE構法であれば、施設建築で求められるスパンの大きい空間にも対応できますし、架構をシンプルにすることが可能です。

SE構法は、全棟構造計算を実施する構造システムですので、意匠のデザインに合わせて構造計画を決定することができます。

SE構法は、独自のSE金物を使用した断面欠損の少ない構造によって柱と梁とを接合し、優れた耐震性能を実現しています。SE構法は表面にネジ切り加工を施した通常のボルトの約2倍の強さを持つSボルトを木材にねじ込み、高強度のSE金物との組み合わせにより、耐震性の高いラーメン構造を実現しています。

SE構法が持つ構造スペックをNCNの構造設計スタッフは熟知しておりますので、構造計画の相談においてはレスポンスよく回答、提案しています。空間やデザインの可能性を広げるためにも早めの相談がおすすめです。

大規模木造では工法に関わらず、「木造の構造躯体の施工の担い手」を確保する必要があります。SE構法であれば、構造躯体の施工だけをSE構法登録施工店に依頼する「建て方施工」という方法で、施工会社選定の選択肢が大きく広がります。

 

大規模木造におけるSE構法の強み:木造非住宅に特化した専門チームが対応

大規模木造におけるSE構法の強み:木造非住宅に特化した専門チームが対応

NCNでは大規模木造に関して、より良いサービス提供とスピーディーな対応を実施するために、木造非住宅に特化した専門チーム「特建事業部」があります。

大規模木造に関する実力・実績豊富なメンバーが、SE構法による構造設計を中心とした実案件の取り組みや、イベントの企画・運営、サイトの運営などの仕事を通じて、大規模木造に取り組む建築実務者をサポートしています。

【大規模木造に関する相談窓口】はこちらです。

 

NCNでは、

「大規模木造に関する疑問やお悩み」

「大規模木造をコストパフォーマンス高く実現できるSE構法のポイント」

「大規模木造に有効なSE構法による構造計画」

「大規模木造をワンストップで実現できるSE構法の業務フロー」

等について、専門スタッフがわかりやすくお伝えします。

また、助成金に関する情報など、SE構法に関するご質問以外でも大歓迎です。

 

大規模木造におけるSE構法の強み:構造設計とプレカットの連動

建設会社が大規模木造が取り組む際の課題1:構造設計

大規模木造を計画する際にポイントとなるのは構造設計です。

生産面においても構造図を参考にCAD入力をしないと精度の高い構造材見積りができませんので、その設計内容をプレカット工場が対応できるかを計画の早い段階で確認する必要があります。

受注後にプレカット加工ができないことが判明すると大きなトラブルになります。

確認申請等の対応においても、大規模木造は住宅とは異なる基準での審査を受けますので、木造の構造設計に関する高い知見や専門性が求められます。

プレカット工場の多くは建築士事務所ではありませんので、構造的な課題に対して対応できないことがほとんどです。

そのためにも、大規模木造においては構造設計とプレカットに精通した構造事務所との協働が鍵となります。

木造に不慣れな構造設計者が設計・計算を行うと、独自に考えた金物のディテールを図面に書きます。

しかしその情報をCADに登録しない限り、CAD/CAMではつながりませんので、プレカット工場側は機械ではなく図面を見ながら手加工するしかありません。

結果的にそうした加工料等がコストアップになり、大規模木造が実現しにくい要因になります。

関連記事:【解説】大規模木造で構造設計とプレカット加工が連動するSE構法

 

大規模木造におけるSE構法の強み:ワンストップサービス

大規模木造におけるSE構法の強み:ワンストップサービス

非住宅のプロジェクトを木造で計画する際には、選択した木造の工法に関わらず、「木造の構造設計」と「構造躯体材料のプレカット」というプロセスが重要になります。

SE構法は「木造の構造設計」と「構造躯体材料のプレカット」そして施工というプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。

関連記事:SE構法はワンストップサービスが魅力!各プロセスごとに徹底解説

設計と生産を連動させるというのは、SE構法ならではの価値です。

SE構法は大スパン・大空間が求められる大規模木造において、構造設計、材料加工、施工、コストパフォーマンスの良さを高い次元で成立している工法です。

SE構法は徹底した品質管理と、構造計算から部材加工まで一貫したCADシステムにより高精度のプレカット加工を実現しています。

その合理的なシステムが、設計・施工のプロセスにおいて納期や工期の短縮につながります。

 

SE構法へのお問合せ、ご相談について

SE構法へのお問合せ、ご相談について

大規模木造をSE構法で実現するための流れは下記となります。

 

1.構造設計

SE構法を活用した構造提案を行います。企画段階の無料の構造提案・見積りから、実施設計での伏図・計算書作成、確認申請の指摘対応等を行っております。また、BIMにも対応可能です。

 

2.概算見積り

SE構法は構造設計と同時に積算・見積りが可能です。そのため躯体費用をリアルタイムで確認可能で、大規模木造の設計において気になる躯体予算を押さえつつ設計を進めることが可能です。

 

3.調達

物件規模、用途、使用材料を適切に判断して、条件に応じた最短納期で現場にお届けします。また、地域産材の手配にも対応しております。

 

4.加工

構造設計と直結したCAD/CAMシステムにより、高精度なプレカットが可能です。また、多角形状、曲面形状などの複雑な加工形状にも対応可能です。

 

5.施工

SE構法の登録施工店ネットワークを活用し、計画に最適な施工店を紹介します。(元請け・建方施工等)

 

6.非住宅版SE構法構造性能保証

業界初の非住宅木造建築に対応した構造性能保証により安心安全を担保し、中大規模木造建築の計画の実現を後押しします。

 

↓SE構法へのお問合せ、ご相談は下記よりお願いします。

https://www.ncn-se.co.jp/large/contact/

 

まとめ

木造の良さを実感し、提案する建築物の木造化の価値や、木造での実現の可能性が技術的にも十分あることを理解頂き、また木造の長所・短所をふまえ、要求性能とコストに見合った木造建築物の受注につなげていただければと考えております。

設計者、施工者には、木の材料特性を引き出し、流通する製材を活用して、都市部の建築の木造・木質化の実現が求められています。

 

SE構法の構造スペックをうまく活用すると、木造では実現が難しい高層化、木造耐火などを実現することができます。都市部の厳しい敷地条件の中、鉄骨造ではコストや施工に問題がある場合においても、木造(SE構法)が有効な選択肢となります。

NCNは構造設計から生産設計(プレカット)までのワンストップサービスが強みです。計画段階からご相談いただくことで、木構造デザインの木造建築に関する知見をうまく利用していただき、ファーストプランの段階から構造計画を相談いただくことで、合理的に設計を進めていただければと考えております。

集成材構法として実力・実績のある工法の一つが「耐震構法SE構法」です。SE構法は「木造の構造設計」から「構造躯体材料のプレカット」に至るプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。

関連:「耐震構法SE構法」へのご相談はこちらです。

 

また構法を問わず、木造の構造設計から構造躯体材料のプレカットに至るスキームづくりに取り組む目的で「株式会社木構造デザイン」が設立されました。構造設計事務所として、「⾮住宅⽊造専⾨の構造設計」、「構造設計と連動したプレカットCADデータの提供」をメイン事業とし、構造設計と⽣産設計を同時に提供することで、設計から加工までのワンストップサービスで木造建築物の普及に貢献する会社です。

関連:「木構造デザイン」へのご相談はこちらです。

 

株式会社エヌ・シー・エヌ、株式会社木構造デザインへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。