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家、三匹の子ぶたが間違っていたこと
【三匹の子ぶた vol.31】〜安全な家を建てるための三つの条件〜のインデックス
安全な家を建てるためには三つの条件がそろうことが必要である。
一つ目は、科学的な根拠に基づいた構造計算をしっかりすること。
二つ目は、材料がそれぞれ強度基準を満たしていること。
三つ目には、設計どおりの施工が確実にできる業者が施工すること。
木造住宅の現状は、基準が曖昧だから地震のたびにいくら壁の量を増やしても本質的な意味での解決策にはなっていないし、チェックする人(組織)がまったくないので、本当にうまくいっているのかは誰にもわからない。これではいくらいい業者が真面目にがんばっても本当に安全な家であるかは保証できない。たまたま良心的ないい業者に巡りあえたら安全な家が建つかもしれない、という程度にすぎない前提はすでに申し述べたとおりである。
それでは、それぞれをどのようにクリアしていけば安心できるのか? 第一に「構造計算書」を受け取ること。住宅という高価な買い物をするときに、その説明書というべき構造計算書を受け取ることは当然である。もしわからなくても、受け取っておくことで第三者の意見も受けられる。 次に、第三者による検査を受けておくことである。建築の現場検査を専門に行なう業者が存在する。費用としては一件当たり五万円程度の負担で、第三者機関が施工を監視してくれる制度もある。ぜひ実行していただきたい。 (注意:2015年現在では、長期優良住宅認定など、様々な制度が整っています)
また、保険会社によって保証を担保してもらうことも必要だろう。ただし、現在は地震に対して免責であったり、全壊しないと保険金が出ないというまがい物も多いため、この分野はまだ研究の余地が多いと思われる。個人的な見解だが、構造計算をしてあることを前提として、たとえば、家が〇・三度以上傾いたら保険金がおりるなどの具体的現象について保証する保険であれば、十分であると考えている。
SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。
株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、
を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)