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住宅価格高騰はいつまで続く?資材高・人件費・利上げの影響とは

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住宅価格高騰はいつまで続く?資材高・人件費・利上げの影響とはのインデックス

家づくりを考え始めたとき、「思っていたよりも高い」と感じることはないでしょうか。ここ数年、住宅価格は上昇傾向が続いており、家づくりにかかる総額は以前と比べて大きく変化しています。

その背景には、建築資材の高騰や職人不足による人件費の上昇、世界情勢の影響など、複数の要因があります。さらに近年は住宅性能の基準が引き上げられたこともあり、コスト構造そのものの変化も見られます。

こうした状況のなかで、「住宅価格は今後どうなるのか」「今建てるべきか、それとも待つべきか」と悩む方も多いかもしれません。

この記事では、住宅価格が上昇している理由と今後の見通し、家づくりを考える際の判断軸を解説します。

住宅価格高騰はなぜ起きているのか

住宅価格の上昇は、一つの要因だけでは説明できません。世界経済、建築業界の構造変化、住宅性能の向上など、複数の要素が重なり合いながらコストを押し上げています。

ここでは、特に影響が大きい要因を4つ解説します。

円安・世界的インフレの影響

住宅価格を押し上げた大きな要因のひとつが、円安と世界的なインフレです。
建築資材の多くは、海外から輸入されているため、木材だけでなく、鉄鋼・アルミ・設備機器・燃料なども海外価格の影響を受けます。

円安が進むと、輸入資材の価格は上昇します。さらに世界的なインフレにより原材料や輸送費も上がることに。その結果、住宅建築に関わるコスト全体が押し上げられる構造になっています。

ウッドショックと資材価格の変化

住宅価格高騰の象徴的な出来事が「ウッドショック」です。
新型コロナの流行により世界的に物流が混乱し、木材供給が大きく滞ったことは記憶に新しいところです。 同時期にアメリカなどで住宅需要が急増し、木材価格は急騰しました。

現在は当時ほどの高騰ではありませんが、価格は完全に元へ戻ったわけではありません。ウッドショック以前の水準と比べると、建築コストは高い状態が続いています。木材以外でも、断熱材や設備機器、外装材など多くの建材が値上がりしており、住宅価格に影響しています。

人件費の上昇と人材不足

建築費の上昇には、職人不足も関係しています。建設業界では長年にわたり人材不足が続いており、 職人の高齢化に加えて若手の担い手が十分に確保できていない状況があります。その結果、経験や技能を持つ職人の確保が難しくなり、工賃の上昇につながりやすくなっています。天候や工期の影響も受けやすく、限られた職人で現場を回す必要があることも、コスト上昇の一因となっています。

住宅建築では、木工、大工、設備、電気、内装など多くの職種が関わります。そのため、それぞれの工賃が上がれば、建築費全体の上昇につながってしまうのです。

住宅の高性能化

住宅価格の上昇には、住宅性能の向上も関係しています。2025年からは、すべての新築住宅で省エネ基準への適合が義務化されました。その結果、断熱性能や設備の基準が以前より高くなっています。

具体的には、次のような仕様が一般的になりました。

・高断熱の窓やサッシ
・性能の高い断熱材
・高効率給湯器などの省エネ設備
・太陽光発電などの再生可能エネルギー設備

こうした設備は、長期的には光熱費を抑える効果が期待できます。 一方で、初期コストは以前より高くなる傾向があるため、注意が必要です。

住宅価格高騰の今後の見通しは

住宅価格の上昇が続くなかで、気になるのが今後の見通しです。結論から言うと、短期間で大きく下がる可能性は高くないと考えられています。ここでは、その理由を解説します。

ロシア・ウクライナ情勢と資源価格

ロシアによるウクライナ侵攻は、エネルギー価格の上昇を通じて建築コストにも影響を与えています。 建材の製造には電力や燃料が不可欠であり、さらに国内外への輸送にも多くのエネルギーを必要とします。そのため、原油や天然ガスなどの価格が高騰すると、製造コストと物流コストの両方が押し上げられる構造になっています。

このような影響は木材や鉄鋼、設備機器など幅広い建材や資材に波及し、結果として住宅価格の上昇につながります。また、国際情勢の不安定さは価格の変動リスクも高めるため、先行きが読みづらい状況が続いている点にも注意です。

住宅ローン金利の影響

住宅価格の上昇とあわせて注目されているのが、住宅ローン金利の動きです。住宅の購入では多くの人が長期のローンを利用するため、金利の変化は家計の負担に直接影響します。

世界的にインフレ対策として利上げが進んだことで、日本でも金利の動向に関心が集まるようになりました。これまで日本では低金利環境が長く続いてきましたが、金融政策の変化によって将来的な金利上昇を意識する人も増えています。

住宅価格が変わらなくても、住宅ローン金利が上昇すれば毎月の返済額や総返済額は大きく変わります。つまり、金利は住宅価格とは別の側面から「住宅取得コスト」に影響するのです。
そのため住宅市場では、金利の動きが購入のタイミングに影響することも少なくありません。住宅価格の推移だけでなく、住宅ローン金利の変化も含めて総合的に判断することが、住まいづくりの計画では重要になります。

2025年以降も高止まりの可能性

住宅価格は、短期的に大きく下がる可能性は低いと考えられています。

その理由のひとつが、コスト上昇が一時的な要因ではなく、構造的な変化によるものである点です。これまで見てきたように、資材価格や人件費の上昇に加え、住宅に求められる性能水準も年々高まっており、家づくりにかかる基準そのものが引き上げられています。

また、一度上昇したコストは、需要や供給のバランスが大きく変わらない限り、急激に下がりにくい傾向があります。特に人件費は、職人不足が続く中で大きく下がることは考えにくく、全体の価格上昇を下支えする要因となっています。

このような背景から、住宅価格は今後大きく下落するというよりは、高い水準を維持しながら推移していく可能性が高いとみられています。

今が買いどき?建てどき?判断する基準とは

住宅価格が高いと感じると、「もう少し待った方がよいのでは」と考える方もいらっしゃることでしょう。ただし、家づくりのタイミングは価格だけで決められるものではありません。ここでは、後悔を防ぐための判断基準を解説します。

「いつか建てるなら今が一番安い」は本当か

住宅業界ではよく「今が一番安い」と言われます。過去と比べれば価格は上昇していますが、将来さらに上がる可能性もあるからでしょうか。その意味では、タイミングによって早く建てた方が結果的に安くなるケースもあります。

ただし、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。住宅価格の動きを正確に予測することは難しく、値下がりを待つ判断にはリスクもあります。
購入・建築を決める判断ポイント
家づくりのタイミングを決める際は、価格だけでなく生活全体の計画も考えることが必要です。例えば、次のような点を判断ポイントにしましょう。

・住宅予算に余裕があるか
・ローン返済の計画
・子どもの教育や家族構成
・転職や転勤の可能性
・親の介護など将来の生活変化

住宅は、ご家族のライフスタイルの変化があっても、基本的に長く暮らす場所です。そのため、人生設計と合わせて「購入・建築時期」を判断する視点が必要です。

価格高騰時代の家づくりとは

住宅価格が上昇する時代では、コストの考え方も変わります。 単純に価格を下げるのではなく、バランスを取る発想が必要です。ここでは、価格高騰時代の家づくりで、覚えておきたいポイントを解説します。

価格を抑えるために検討すべきこと

コストを抑えるためには、次のようなことを検討しましょう。

・複数の施工会社を比較する
・見積りの内訳を細かく確認する
・間取りや設備の優先順位を決める

住宅の費用は、設計や仕様の選び方で大きく変わります。必要な部分とそうでない部分を整理すると、無理のない予算で家づくりが進めやすくなるでしょう。

品質を落とさずコストを最適化する考え方

初期費用だけに注目すると、価格が低い住宅が魅力的に見える場合があります。しかし家づくりでは、長期的なコスト管理も重要です。

例えば、断熱性能や設備の効率が高ければ、光熱費を抑えやすくなります。また、耐久性の高い住宅はメンテナンス費用も少なく見積もれるため、コスト管理しやすいでしょう。建築費と維持費のバランスを考える視点が、これからの家づくりでは欠かせません。

次の時代に受け継ぐ家としての価値とSE構法

住宅価格が高い時代に家づくりをするなら、長く価値を保つ住まいを目指したいと考える方も多いのではないでしょうか。その選択肢のひとつとしてご紹介するのが「SE構法」です。

SE構法とは

SE構法は、すべての建物で構造計算を行い、柱と梁を専用の金物で強固に接合(剛接合)する木造ラーメン構造を用いた建築手法です。一般的な木造住宅と比べて構造の信頼性が高く、大空間や大きな開口部を計画しやすい特徴があります。

また、設計の自由度が高く、開放的な間取りを実現しやすい点も魅力です。

長期優良住宅と補助金で資産価値を高める

住宅の価値を高める方法のひとつが、長期優良住宅の認定です。耐震性や断熱性、維持管理のしやすさなどの基準を満たすことで認定されます。税制優遇や補助金制度の対象になることもあり、こうした制度を活用すると、住宅の資産価値を維持しやすくなります。

耐震性と資産価値の関係

住宅の価値は、立地だけで決まるわけではありません。耐震性能や構造の信頼性も、長期的な価値に関係します。 災害リスクの高い日本では、特に重要な視点です。

将来、売却や賃貸、相続を考える場合でも、SE構法のような性能の高い住宅は評価されやすい傾向があるでしょう。

住宅価格高騰時代でも、後悔しない家づくりを

住宅価格は、ここ数年で大きく変わりました。 資材価格、職人不足、住宅性能の向上など、複数の要因が重なり、価格は高い水準で推移しています。

現状では、短期間で大きく価格が下がることは期待しづらい状況です。だからこそ重要になるのは、「価格が下がるのを待つかどうか」だけで判断しないことです。

これからの家づくりでは、初期費用だけでなく、住宅性能や維持管理のしやすさ、将来のライフスタイルの変化まで見据えた「長く住み続けられるか」という視点がより重要になります。

今回ご紹介した住宅価格高騰の理由や考え方も参考にしながら、ご自身にとって納得できる住まいづくりを進めていきましょう。

高い耐震性能と自由で大胆な空間デザインを両立する、耐震構法SE構法

SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。

SE構法とは…

株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、

  • 木造でありながら地震に対する安全性
  • 壁や柱が少ない室内での「大空間」
  • 大きな窓を採用し光を取り入れる「大開口」

を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)

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