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コウゾウノハナシ

【コウゾウノハナシvol.011】 〜力学的合理性と空間的合理性の衝突〜

建築デザインと構造

〜力学的合理性と空間的合理性の衝突〜

多くの場合、建築家と構造エンジニアの「せめぎあい」は空間の質的な要求と構造合理性との整合に起因する。その時には、力学的な合理性、あるいは空間的合理性のどちらかに妥協が求められる。構造エンジニアは、空間の「質(快適さ)」を価値基準とする建築の要求と構造合理性どうバランスさせるか、という課題に直面することになり、互いの領域を越えた「判断」が求められる。従って、構造エンジニアも空間の質やデザイン(美しさ)を理解する姿勢を持たねばならない。計画段階において構造エンジニアには、関連するすべての要因と総合的な経済性を勘案して、あるべき空間の「質」に最も相応しい素材と構造システム、工法などを選択して、新しい構造デザインを考える使命を負っており、最も創造力を発揮できる場である。

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播 繁

播 繁

長年鹿島建設に勤務し丹下健三氏との協働で赤坂プリンスホテル新館、フジテレビ本社ビル、また、長野オリンピック記念アリーナなど大規模建築の構造設計を手掛ける。
1997年の独立後​は岡山ドーム、埼玉県立武道館等の公共施設のほか「SE構法」の開発など、木造住宅の耐震化にも取り組んだ。
平成29年9月5日没 享年79歳

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