当ウェブサイトは、サービス向上の目的のためCookieを利用しています。
Cookieの利用に同意していただける場合は、同意ボタンをクリックしてください。
閲覧を続ける場合には、同意していただいたものといたします。
家、三匹の子ぶたが間違っていたこと
【三匹の子ぶた vol.26】〜「大工神話」が科学的計算を阻む〜のインデックス
木造を語るときに東大寺や清水寺などの歴史的建築物を引き合いに出して、まるで大工さんたちは構造の強度までわかっているような話をする人がいる。
大工さんの木造は歴史があるから計算しなくても大丈夫、というわけだ。これも誤解である。
いまの木造住宅の木材は、あらかじめ工場で機械で加工しているため、昔のように大工さんが手で材を刻むことはまずない。
合理化のもとで、柱は昔の家の大黒柱の3分の1の太さになっているのに、多くの施主は、それでも木造神話を信じている。
だが、あえて断言するが、薬師寺の再建や伊勢神宮の再建をする宮大工のつくる木造と、あなたの家の木造はまったく似て非なるものなのである。
「1000年ももつ木造と私の家は同じ」という幻影に惑わされた人は、まず柱の太さを比較してみるとよい。
東大寺の大仏殿の柱はどのくらいの太さがあるか?
清水寺の柱はどのくらいの太さなのか?
直径1メートルの丸い柱とあなたの家の105ミリの柱。同じ素材だったらどのくらい強度が違うだろうか。
柱の強度はその断面積に比例するので約80倍にもなる。
あなたの家の柱80本と伝統建築の柱1本が同じ強度ということだ。
また、「清水寺の舞台から飛び降りる」という表現が、かなり高いところから飛び降りるというイメージで使われているが、
その高さは地上約13メートル、3階建ての木造住宅の屋根の高さとほぼ同じなのである。
SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。
株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、
を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)