耐震住宅コラム

【耐震住宅コラム vol.08】間取りの自由度を高めるラーメン構造

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せっかく住む家なら、好みの間取りにしたいですよね。
今回は「ラーメン構造」を選ぶことで、どう間取りに影響を与えるのかを解説していきます。

 

ラーメン構造は間取りの変更もできる

ラーメン構造は将来的な間取りの変更にも適している構造です。
家を建てた当初は広々とした空間が必要なくても、将来的な間取りの変更やリノベーションを想定した場合にはラーメン構造が最適です。
同じことをピン構造で実現しようとすると、耐震性を上げるために仕切り壁を耐力壁としている場合があり、後々壁を壊すことができません。壁が自由に壊せないので、リフォームのしづらい家となってしまいます。
ラーメン構造により、耐力壁に頼らない住宅にする事で、将来的な間取りの自由度が大きく向上します。

 

スケルトン・インフィルという考え方

スケルトン・インフィルとは、建物のスケルトン(構造躯体)とインフィル(仕切り壁などの内装)を分離した考え方のことです。
この仕様にする事で間取りの自由度が高まり、家族構成が変わってもリフォームが容易な、長く暮らせる家となります。

家の強さを決めるスケルトン

スケルトンとは柱や梁といった構造のことを言います。
日本語では「骨」や「骨格」を意味し、そのままの意味で使われています。

ライフスタイルを決めるインフィル

一方インフィルは仕切り壁・設備・内装といったライフスタイルを決める部分のことを言います。
日本語では「充填すること」「詰め替えること」を意味します。
スケルトン(骨組み)がしっかりしている程、インフィル(間取り)の変更は容易になり、結果として長く住める住宅となっていきます。

 

スケルトン・インフィルのメリット

では、スケルトンとインフィルを分けることは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

子供の成長に合わせて間取りを変えられる

「子供が小さいうちは、兄弟の部屋を一つの大きな空間にしておきたい」と希望される方もおられるでしょう。ピン構造では実現できない大空間もラーメン構造なら可能です。思春期になりプライバシー確保のため個室が欲しくなれば、仕切り壁で簡単に個室を用意することができます。
さらに子供が独立すれば、また大空間にリフォームすることもできます。

将来的な介護にも対応できる

家族の中で介護が必要な方が出てきて、車椅子を使うことになると狭い空間はとても不便です。住み慣れた場所から転居することなく、リフォームで壁を取り除き、空間にゆとりを持たせることが可能です。

子供が引き継いだ後も、好みにリフォームが可能

高齢な家族のためにバリアフリーにしていても、引き継いだ子供が気にいるとは限りません。「自分たちの好みに間取りを変えたい」と希望することもあるでしょう。
そのような場合でも、スケルトン(骨組み)がしっかりしていれば間取りの変更は可能になります。

ラーメン構造は木造でありながら、耐震性を保ったまま間取りの自由度を高めることができると言うわけですね。
リフォームやリノベーションしやすい家は、資産価値を高く維持することにも繋がります。
スケルトン・インフィルの考え方を理解し、長く暮らせる家を築いていきましょう。
次回は耐震住宅の費用についてお話していきます。

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