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家、三匹の子ぶたが間違っていたこと
【三匹の子ぶた vol.23】〜なぜ木造住宅は構造計算をしないのか?〜のインデックス
ここまで見てくると素朴な疑問がわいてくるのではないだろうか? この地震大国で「なぜ木造住宅では構造計算をしていないのか?」という疑問である。
歴史的な背景については後述するので、ここでは現状を分析したい。
「もちろん法律で決められていないから」というのが一番大きな要因である。業界保護体質であった行政の問題も否めない。
最近は、すべての新築住宅の基本構造部分について10年間瑕疵(かし)担保責任を持つことなどを定めた「住宅品質確保促進法」の制定や、
宅地または建物に契約の締結当時に隠れた瑕疵(欠陥やキズ)があった場合には売主が買主に対して負わなければならない「瑕疵担保責任の業者に対する義務化」など、
徐々に業界保護体質から消費者保護体質へと変わりつつあるが、木造の構造に関してはまだ未着手である。
しかしながら、読者のなかには、
「企業は、法律に定められていなくても、当然、自社基準として構造計算ぐらいのことは行なっているにちがいない」
と考える人もいるだろう。
残念ながら木造住宅業界で20年活動している私の経験で申し上げるが、絶望的に少ない。 まずは「コスト」である。
SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。
株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、
を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)