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30年後も価値が残る家とは?性能と可変性で考える「資産になる住まい」

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30年後も価値が残る家とは?性能と可変性で考える「資産になる住まい」のインデックス

家は、建てた瞬間に価値が下がっていくもの。そのようなイメージを持つ方は多いでしょう。

しかし実際には、年数が経っても選ばれやすい家と、そうでない家があります。差が出るのは、見た目の新しさだけではありません。これからの住宅は、立地に加えて、省エネ性や耐震性、暮らしの変化に対応できる柔軟さまで含めて見られる時代に入っています。

この記事では、資産価値が残りやすい家の条件や相性の良いSE構法について解説します。

「資産価値が高い家」の定義とは

これまで戸建住宅の価値は、立地や築年数で見られることが多く、建物そのものの良さが評価に反映されにくい傾向がありました。見た目がきれいでも、性能や使いやすさまで丁寧に見られる場面は、今ほど多くなかったといえます。

しかしこれからは、断熱性や耐震性、将来の暮らしに合わせて手を入れやすい可変性など、家の性能そのもので価値が決まる時代に変わりつつあります。その背景には、2025年4月から新築住宅の省エネ基準適合が義務化され、2030年までにはZEH水準への引き上げが予定されていることが関係しているでしょう。住まいを選ぶ側も、ただ新しい家ではなく、長く安心して暮らせる家かどうかを重視するようになっています。

今後は、今の建築費だけでなく、将来も快適に住み続けられるか、手直しの負担が少ないかまで含めた資産価値の考え方が大切です。

資産価値を決定づける「5つの要素」

価値が残る家には、いくつかの共通点があります。土地の条件だけでなく、建物そのものの強さや柔軟さまで見ておくことが大切です。

立地と土地価格

立地は、家づくりのなかで唯一あとから変えられない要素です。建物は直せても、土地そのものは動かせません。そのため、駅からの距離や生活の利便性だけでなく、その街が将来的にどのように変わるかまで見ておく必要があります。

例えば、再開発が予定されている地域は、将来的な利便性の向上が期待できるでしょう。一方で、災害リスクの高い場所は、売却時に慎重に評価される傾向があります。

国土交通省のハザードマップポータルでは、洪水や土砂災害、地形分類まで重ねて確認できるため、土地選びの段階で見ておきたい情報です。

参考:標準地・基準地検索システム~国土交通省地価公示・都道府県地価調査~ 検索地域選択(都道府県)

住宅性能(耐震・断熱)

今後の査定で差がつきやすいのが、住宅性能です。例えば断熱性が低い家は、内覧時の「夏は暑く冬は寒い」といった体幹的な印象以前に、「断熱改修をしなければ住み続けるのが難しい家」として、最初からリフォーム費用を差し引いた金額で評価されやすくなります。買い手にとっては、購入後のコスト増が予見できるため、検討候補から外れるリスクが高まるのです。

耐震性も同様です。単に「耐震等級3」とうたうだけでなく、許容応力度計算(構造計算)による確かな根拠まで提示できるかが、プロの査定士やこだわりを持つ買い手への安心材料につながります。

2025年の省エネ基準適合義務化、2030年のZEH水準への引き上げ方針を考えると、現時点での「最低限の基準」は、将来の「既存不適格に近い低性能」になりかねないため、一段上の性能を目指すことは、30年後の市場での見劣りを防ぐ策といえるでしょう。

メンテナンス性能

資産価値を左右するのは、竣工時のスペックだけではありません。「住みながらどれだけ良質な状態を維持し続けられるかどうか」という、維持管理のしやすさが、数十年後の評価を大きく変えます。

例えば、点検口の位置が悪く配管まわりを確認しづらい家は、漏水などの小さな不具合の発見が遅れ、構造体にまでダメージが及ぶリスクを抱えています。こうした、点検のしにくさは、将来の建物状況調査(インスペクション)において、見えない部分に瑕疵がある可能性を疑われてしまうかもしれません。

逆に、外壁や屋根の点検が容易で、設備の更新にも配慮された家は、将来の修繕コストを抑えられる「優良資産」とみなされる可能性が高まります。さらに、適切な維持管理計画に基づいた修繕履歴(住宅履歴情報)があれば、建物の状況が客観的に証明され、中古市場において適正な高値で取引されやすくなるでしょう。

希少性とデザイン

デザインの価値は、見た目の派手さだけではありません。流行に左右されにくい普遍性と、ほかの住宅にはない希少性が両立して初めて、資産価値へと昇華されるのです。

例えば、周囲の街並みと調和しながらも、深い軒が作る陰影や、計算された窓の位置から差し込む光など、意匠性と居住性が融合した家は、買い手の印象に強く残ります。これは単なる好みの問題ではなく、設計の質によって生み出された付加価値といえます。

このような感性に訴える部分は、査定書では数値化しにくい領域かもしれませんが、多くの物件を比較検討している買い手にとって、質の高さは他の物件にはない、購入の理由になるでしょう。

可変性(スケルトン&インフィル)

家族の暮らし方は、30年の間にかなり変わります。子どもが小さい時期、独立したあとの時期、在宅ワークが増えた時期では、必要な間取りが同じとは限りません。

そこで重要になるのが、構造と間仕切りを分けて考える「スケルトン&インフィル」の発想。骨組みがしっかりしていれば、内部の壁を動かしやすくなり、住み続けるだけでなく、貸す、二世帯に寄せる、仕事場をつくるなどといった選択肢も持てます。

価値が残る家とは、今の暮らしに合う家ではなく、将来の暮らしにも合わせられる家です。

30年後も価値が残る家を作るための具体的ポイント

資産価値は、完成した家の見栄えだけでは決まるものではありません。土地選び、性能設定、構造計画などといった、建てる前の判断が数十年後の評価を決定づけます。

公示価格・路線価から「資産の底値」を推測する

土地を選ぶときは、販売価格(実勢価格)だけでなく、客観的な指標で相場との乖離を確認することが大切です。

・公示価格:国が公表する土地の適正な取引価格の指標
・路線価:相続税等の算定基準となる、道路に面した土地の評価額

販売価格がこれらに対して適正かを見極めることで、将来の「底値」を予測しやすくなるでしょう。

ZEH水準を「最低ライン」の通過点にする

これから家を建てるなら、ZEH水準はゴールではなく、あくまで最低限の通過点として捉えましょう。国は2030年までに新築住宅の平均でZEH水準を確保する方針を掲げています。

つまり、今ZEH水準に満たない家を建てることは、「旧基準の低性能住宅」であることを意味します。 将来の買い手が断熱改修費用を差し引いて査定することを考えれば、現時点で一段上の性能(断熱等級6以上など)を目指すことが、結果として将来の資産損失を防ぐことにつながるでしょう。

構造計算(許容応力度計算)を実施する

「耐震等級3」といった曖昧な言葉ではなく、「許容応力度計算(構造計算)」による裏付けがあるかどうかが、将来の安心を担保します。

将来、買い手や金融機関が物件を評価する際、信頼されるのは「経験則」ではなく「数値による根拠」です。SE構法のように、基礎から部材一つひとつまで全棟で構造計算を行い、その詳細なデータが残っていることは、災害への強さを証明するだけでなく、住宅としての信頼性という目に見えない資産価値を積み上げることになります。

間取りの「賞味期限」を延ばす設計

新築時の間取りは、「今の家族」に最適化されがちですが、30年という歳月の中では家族の形は必ず変わります。

資産価値の高い家は、ライフステージの変化を許容できる可変性を備えています。例えば、SE構法の強みを活かした「スケルトン・インフィル(構造と内装の分離)」により、将来壁を取り払って大空間に戻したり、間仕切りを変えたりできる設計にしておくことで、間取りの賞味期限を大幅に延ばすことが可能です。

なぜ「SE構法」は資産価値の維持に強いのか?

家の価値を長く保つには、強い構造と変えやすい間取りの両方が必要です。SE構法は、その2つを木造住宅で両立しやすい点に大きな特長があります。

資産価値=構造の寿命+間取りの自由

中古住宅の価値が伸びにくい理由は、築年数だけではありません。大きな理由のひとつが、今の暮らしに合わせて間取りを変えにくいことです。

例えば、子どもが独立したあとに個室を広くつなげたいと思っても、構造上動かせない壁が多いと、思うように手を入れられません。在宅ワークのために仕事部屋を設けたい場合も、間取りに柔軟性がなければ対応しにくくなります。

住まいを長く使うには、建物そのものの強さだけでなく、暮らしの変化を受け止められることも大切です。しっかりした骨組みがあり、内部を見直しやすい家であれば、住む人が変わっても使い方を調整しやすくなります。資産価値とは、長持ちすることに加えて、時間の経過に合わせて住まい方を変えていけることで支えられるものです。

スケルトン&インフィルの価値

SE構法は、ラーメン構造をベースにした強い躯体で建物を支えるため、壁の制約を受けにくく、大開口や大空間を計画しやすい構法です。スケルトンとインフィルを分けて考えられているため、30年後にリノベーションするときも、構造を大きく触らずに間取りを変えやすい点が大きな強みです。

例えば、子ども部屋をまとめて広い主寝室に変える、吹き抜けの一部に床を設けて個室を増やす、といった間取り変更も実現しやすくなります。このような柔軟性は、今の暮らしに対応しやすいだけでなく、将来住む人にとっても活かしやすい価値になるでしょう。

長期優良住宅との親和性

長期優良住宅は、耐震性や省エネ性、維持管理のしやすさなどに配慮し、長く良好な状態で住み続けられる住宅を認定する制度です。SE構法は、高い耐震性に加え、将来の間取り変更や維持管理も見据えやすく、長期優良住宅の考え方と親和性があります。性能を根拠をもって示しやすい点も、住まいの価値を支える要素のひとつです。

長く住み継ぐことを前提にした家づくりでは、建てたときの性能だけでなく、その後も手を入れながら使い続けやすいことが欠かせません。そうした視点から見ても、SE構法は長期的な住まいの価値を考えやすい構法といえます。

家を「消費」ではなく「資産」にするために

家づくりでは、どうしても目先の建築費に意識が向きます。しかし本当に比べたいのは、建てるときの価格だけではありません。30年後までの光熱費、修繕のしやすさ、住み替えるときの売りやすさまで含めたトータルコストです。

資産価値を意識した家づくりは、将来の売却だけを見据えたものではありません。長く安心して暮らせること、暮らしの変化にも無理なく対応できることを考えるうえで、大切な視点といえます。

木造住宅では、強さを求めるほど間取りの自由度が限られると思われがちですが、構造の考え方によっては、耐震性と開放感、今の住みやすさと将来の使いやすさを両立することも可能です。SE構法は、そうした住まいを形にしやすい構法のひとつです。

高い耐震性能と自由で大胆な空間デザインを両立する、耐震構法SE構法

SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。

SE構法とは…

株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、

  • 木造でありながら地震に対する安全性
  • 壁や柱が少ない室内での「大空間」
  • 大きな窓を採用し光を取り入れる「大開口」

を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)

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