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MAKEHOUSEとは。

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1995年の阪神淡路大震災では、多くの家が倒れ、たくさんの方が亡くなりました。
その経験がきっかけとなり、地震に強い木の家を確実につくる方法として開発されたのが、SE構法です。
1997年以降、これまでに約18,000 棟の住宅がSE構法で建てられ、木の家ならではの豊かな空間と高い安全性が、住む人々の暮らしを支えています。
2004年からは無印良品の家にも採用されるなど、SE構法の家は、日本全国に普及しはじめています。

SE構法を開発したNCNでは、今、次の大きなプロジェクトに取り組んでいます。それは、木材の「パーツ化」。

住宅をつくるために必要な部品を少なくし、最適な寸法を規格化することで、SE構法の家をより安価に、早く建てられるようにします。
それによって耐震性のある木造住宅をこれまで以上に、当たり前のものにしたいと考えています。
安さや早さだけがパーツ化の利点ではありません。パーツ化によって家づくりはよりシンプルになります。
その結果、住む人が自分で家をつくれるようになるかもしれません。建て替え時に部品を再利用することも、格段に容易になるはずです。
プロジェクトを進めるにあたり、NCNは、「パーツ化」が可能にする木の家の新しいつくり方を、気鋭の建築家7組と一緒に考えることにしました。
依頼を受けた建築家たちは、住宅に関わる様々な分野の専門家と議論しながら、それぞれにアイデアを展開しています。
本展はその最初の報告です。7組の建築家がこれからの住宅にふさわしい規格寸法の考え方から、今後の住宅ビジネスの仕組みまでを含めた提案を行います。
また、それぞれのアイデアをもとに設計した住宅の模型や図面などを展示します。
建築家たちが提案する木の家の新しいつくり方に、ご注目ください。