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大空間の魅力と落とし穴!理想の開放感を実現する注文住宅のヒント

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大空間の魅力と落とし穴!理想の開放感を実現する注文住宅のヒントのインデックス

家づくりにおいて、開放感たっぷりの大空間に憧れを抱く方も多いでしょう。広々としたリビングなら家具の配置も自由自在。子どももペットものびのびと遊べて、家族みんなが快適に過ごせるようになります。

しかし、従来の木造工法では耐震性を確保するために壁に入れる筋交いの数を増やす必要があり、理想とする大空間の実現が難しい場合も。また大空間の課題となってくるのが冷暖房や換気の効率性です。

今回は、耐震性を確保しつつ断熱性や風の通りまで考慮した設計のポイントを解説します。

大空間のある注文住宅の魅力

注文住宅を建てるにあたって大空間を採用するケースは多いですが、具体的にはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは6つの魅力を紹介します。

開放感が生まれる

大空間の大きな魅力は、開放感が生まれることです。天井高を生かした縦方向の広がりや、柱や間仕切り壁の少ない横方向の広がりは、視覚的にも開放感を得られます。

例えば、天井を吹き抜けにしたりリビングだけ床を一段下げたりすると、縦方向に広がりが生まれます。またリビングダイニングの間仕切りを最小限にすれば、横方向の開放感も演出でき、より伸びやかな空間を実現できるでしょう。

自然光がたっぷり入る

大空間なら大きな掃き出し窓や高窓を設置できるので、日中は自然光がたっぷり入ります。立地や時間帯によっては電気をつけなくても過ごせるため、電気代の節約にもつながるのが魅力です。

太陽の角度を意識して窓の位置にこだわれば、冬でも明るい空間を演出することができます。近隣の家が近くにあるとどうしても1階の窓から十分な自然光を確保するのは難しいもの。しかし吹き抜けをつくって高い位置に窓を設ければ、明るさを確保できるでしょう。

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住む人が自然と集まる空間になる

広々とした空間は、自然と家族が集まる作用が働きます。大空間はおこもり感のある空間とは違う心地よいスペースです。「開放的だけれど落ち着く」という気持ちにさせてくれるので、寝起きや帰宅後、お風呂上がりなどは自然と足が大空間のリビングに赴くでしょう。

また家族がどこで何をしているのかも把握しやすくなるので、声かけがしやすくなるのも魅力の一つです。家族が集まれば自然とコミュニケーションも増えて、良好な関係を保ちやすくなるでしょう。

ライフスタイルの変化に対応できる

大空間はライフスタイルの変化に柔軟に対応できる魅力もあります。例えば子どもがいる家庭は子どもたちが巣立った後のリビング使いに悩むところです。家族の人数が減ればそこまで広い空間を必要としないこともあるでしょう。

大空間であれば仕切りを設けてもそれぞれ十分な広さを確保できるので、一つはリビングとして使い、もう一つは書斎やゲストルームとして活用できます。将来を見据えたリビングをつくりたい場合は、ライフスタイルの変化に対応できる大空間を採用するのも手段の一つです。

資産価値の高い家になる

大空間のある間取りは、多くの方に好まれる住まいの特徴の一つです。そのため長い目で見ても資産価値を維持しやすい傾向にあります。今後ライフスタイルの変化などで売却や賃貸を視野に入れることになっても、資産価値の高い家ならスムーズに手続きできるでしょう。

家づくりでは快適な暮らしを重視するのはもちろん、将来を見据えて住まいの価値を高める工夫を取り入れることも大切です。大空間のある間取りも価値を高める要素の一つのため、家づくりに取り入れるのも一案でしょう。

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快適な大空間をつくる設計のポイント

ここでは快適な大空間をつくる設計のポイントを2つ紹介します。

家全体の断熱性能を高める

快適な大空間にするなら、まず断熱性能を高めることが大切です。大空間はたっぷりの開放感と明るさを手に入れられる点では魅力ですが、冷暖房で暖めたり冷やしたりしても熱が逃げやすいのが難点。冷暖房をつけているにもかかわらず効果が得られないとなれば、住みにくさを感じてしまうかもしれません。

家をすっぽり包み込むような断熱仕様にすれば、一年を通して快適な室温で過ごせるようになります。室温を一定に保てると冷暖房の出番も少なくなるので、節電にもつながるでしょう。

風の通り道や換気について検討する

大空間の断熱性能を高めると同時に、風の通り道や換気についても考えてみましょう。冷暖房設備だけでは、十分に空気を循環できるとは言い切れません。暖かい空気は上に冷たい空気は下に流れる特徴があるので、空気を効率的に循環させる必要があります。

そこで活躍するのが「シーリングファン」です。シーリングファンを下向きにまわすと冷たい空気が上に流れ、上向きにまわすと暖かい空気が下に流れていきます。

またパッシブデザインの手法を取り入れるのもおすすめです。太陽光や風、地熱などの自然エネルギーなどを利用して、冬は暖かく夏は涼しい室内環境を実現します。建物の向きや形状、窓の配置などの自由度は低くなりますが、長い目で見るとランニングコストの削減や資産価値の向上を目指せるのがメリットです。

魅力的な大空間をつくる間取りのアイデア

ここでは、魅力的な大空間をつくる間取りのアイデアを4つ紹介します。

リビング階段を作る

大空間にリビング階段を設置すると、視覚効果によってリビングをより広く見せることが可能です。階段のなかでも蹴込みのないスケルトン階段を設置すれば、部屋の奥まで光が届きやすくなります。またインテリアのアクセントにもなるので、おしゃれな大空間を演出するのにもぴったりです。

天井や床の高さでゾーニングする

大空間は開放感があるのが魅力ですが、間取りによってはメリハリのない印象になってしまうことも。より魅力的な大空間になるように、天井や床の高さでゾーニングすることを意識してみましょう。例えば空間の一角に小上がりを設けたりキッチンの天井を下げたりすると、空間に高低差が生まれます。さらに天井材や床材の色や素材を変えれば、空間をゆるやかに区切ることも可能です。

収納スペースを確保する

すっきりとした空間を保つためには、収納スペースを確保することも大切です。空間の一部に壁面収納やクローゼットを作れば、生活感あふれる物をまとめて収納できます。持ち物の量に応じて十分な収納スペースを確保することで、空間が散らかることはないでしょう。

大開口窓でアウトドア空間とつなぐ

ウッドデッキやテラスなどを作れる場合は、大開口窓を設けて家の中と外をつなげるのもおすすめです。床の高さとフローリングの向きをそろえれば、リビングとつながるアウトドア空間になります。家のまわりに家がなかったり柵を設けたりすればプライバシーも守れるので、好きなときに外でアフターヌーンティやヨガを楽しめるでしょう。

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耐震性確保のため大空間が実現できないことも

日本では古くから在来工法の木造住宅が多く建てられてきました。在来工法で耐震性を高めるためには、壁に筋交いを効率的に配置したり柱や壁の数を増やす必要があります。そのため大空間や大開口部を設けると、十分な耐震性を確保できなくなることも。

リビングダイニングを開放的な空間にしたくても、在来工法の場合は耐震性を確保するために壁に筋交いを入れなければなりません。間取りによっては吹き抜けや勾配天井などが実現できる場合もありますが、イメージ通りの開放感を演出するのは難しいでしょう。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造なら頑丈な家づくりができるので、大空間をつくることも容易です。しかし建築費用が高くなってしまう懸念点があります。予算と理想の大空間、どちらも両立できる選択肢を見いだすのが、家づくりにおける重要なポイントとなってきます。

理想の大空間を実現するには工法選びが大事

在来工法の木造住宅は、耐震性の確保のために壁に筋交いを配置する必要があることがわかりました。しかし鉄骨造や鉄筋コンクリート造で大空間を実現しようと考えるものの、費用面で踏みとどまってしまう方もいるでしょう。

コストを抑えつつ大空間を実現するなら、木造ラーメン構造の「SE構法」で建てるのがおすすめです。SE構法なら、木の温かみと強度を担保する集成材を使用し、柱と梁を剛接合することで、筋交いを使わなくても大空間の建物が実現できます。木造ラーメン構造を採用したSE構法についてはこの後詳しく解説します。

高い耐震性と大空間を実現するSE構法の家

高い耐震性を確保しながら大空間を実現するために必要なのは、頑丈な構造体です。SE構法なら木造住宅でも耐震性の高さと理想とする大空間の両方を叶えられます。

大空間を実現するラーメン構造

ラーメン構造とは、柱と梁のつなぎ目を剛接合することで、耐震性と自由度の高い空間を両立できる建築構造形式のことです。
これまでのラーメン構造は鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造でよく用いられてきました。ラーメン構造は鉄やコンクリートといった、強度計算ができる部材を前提としているため、1本1本の品質が異なる木材を使った木造建築にラーメン構造を採り入れるという発想が存在していなかったのです。

ところが最近では木材でも品質が担保できるようになったことから、強度の確保と構造計算が可能に。こうして木造のラーメン構造「SE構法」が誕生しました。

ラーメン構造は筋交いなどの斜め材を入れなくても柱と梁だけで強度が保てるのが特徴。そのため、吹き抜けやビルトインガレージなど、柱がない大空間も実現しやすくなります。

ラーメン構造とは?他の構造との違いが生み出すメリットを徹底解説

壁の少ない大空間が叶う

建物の耐震性を高めるには壁を増やすのが効果的とされていますが、壁が増えると開放的な空間からかけ離れてしまうのが難点です。SE構法では、在来工法の3.5倍もの強度を持つ耐力壁を使用しているため、壁を増やさなくても耐震性を確保することが可能です。これにより大空間が実現できるのはもちろん、間取りの自由度が向上します。

高い断熱性能

家の中を快適な温度に保つためには、外からの暑さや寒さを防ぐ必要があります。SE構法は、建物の骨組みに木の構造用集成材を使用。木には鉄に比べて熱を通しにくい特性があり、断熱性は鉄の350倍あると言われています。また、断熱性を併用することでさらに快適な温度を保ちやすくなります。

パッシブデザインとの相性がいい

省エネルギーで快適な住まいにするには、自然エネルギーを活用したパッシブデザインを取り入れるのが効率的です。それは、SE構法なら耐震性を保ちながら、外からの太陽熱を家に取り込む大開口を設けられるから。構造躯体がしっかりしているため、吹き抜けのある大空間を作り高窓から採光でき、自然の風や光を利用して省エネで快適な暮らしを作れます。

プライバシーの確保

SE構法は大空間を実現できるほど自由度の高い間取り計画が可能です。そのためプライバシーを確保したい空間にもこだわれます。例えばリビングに設置する掃き出し窓の配置は人通りの少ないほうに、という希望も比較的通りやすいといえます。

大空間の注文住宅で家族とのびのび暮らそう

大空間のある暮らしは、きっと住む人にとってお気に入りの空間となるでしょう。しかし工法によって実現が難しかったりコストがかかったりと、壁に当たることもあるかもしれません。

SE構法の木造住宅なら、在来工法では難しいとされていた大空間を実現できます。耐震性や断熱性を十分備えつつ、自由度の高い設計ができるので、理想とする大空間を叶えられるでしょう。耐震性や断熱性を備えた安心で快適な大空間を実現するなら、ぜひSE構法の認定工務店にご相談ください。開放感あふれる空間でのびのびとした暮らしを実現させましょう。

高い耐震性能と自由で大胆な空間デザインを両立する、耐震構法SE構法

SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。

SE構法とは…

株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、

  • 木造でありながら地震に対する安全性
  • 壁や柱が少ない室内での「大空間」
  • 大きな窓を採用し光を取り入れる「大開口」

を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)

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