自由な空間デザインと
高い耐震性能を
両立する木造建築技術

家の質は、建てるときに決まる。SE構法は、強い構造躯体と厳密な構造計算で
「安心できる家づくり」と「理想の暮らし」の両方を叶えます。

SE構法の3つの特長

SE構法は、在来工法(従来の木造建築技術)では不可能とされてきた自由度の高い空間設計と、高い耐震性能の両方を叶える「家の建て方」です。

在来工法の住宅は、耐震性能の確保に大量の壁や柱を必要とするため、設計できる間取りが制限されます。木造一戸建て住宅において、十分な安全性能を確保しつつ間取りを自由に設計することは難しいとされています。

SE構法は、強い構造躯体と厳密な構造計算により、「安心・安全」と「理想の家づくり」の両立を実現し、お客様の夢をかたちにします。

強い構造躯体

延べ28,000棟以上施工、倒壊はゼロ。
大空間なのに圧倒的に構造が強い。

構造躯体とは、家を支える枠組みのことです。SE構法では、柱や梁同士を密着させる「ラーメン構法」を構造躯体に採用することで、大きな揺れや繰り返しの揺れにも耐えられる耐震性能を実現しました。躯体を作る部材は、無垢材の約1.6倍の強度を持 ち、耐火性にも優れる構造用集成材を使用しています。

特殊加工のSE金物とSボルト

ラーメン構造の核となる部材の接合部には、SE構法専用のSE金物とSボルトを用います。SE金物は、日本の標準地域で約168年間、塩害地域で約100年間の使用に耐えられる、耐久性の高い金物です。表面に凹凸加工を施したSボルトは、木材の引張強度(引っぱりに対する耐力)を従来のおよそ2倍に向上させます。これらを接合部に用いることで、揺れに強く、木の経年劣化の影響を受けづらい躯体を作れます。

厳密な構造計算

地盤・基礎から建物まで、
数値で家の耐震性能を証明する。

耐震性能を確保するためには、許容応力度計算(構造計算)が欠かせません。構造計算とは、建物の重さや建物にかかる力を計算し、重力や災害に対する耐性を調べるためのものです。この計算をすることで、建物や基礎、地盤の耐震性が数値化され、地震に強い構造設計が可能になります。

現状、在来工法で建てられる2階建て以下の木造住宅のほとんどは、建築時に構造計算が行われていません。SE構法ではすべての住宅に対し、建物だけでなく部材の一本一本や、躯体の各接合部、地盤や基礎に対しても計算も行い、建物の耐震性能を数値で実証しています。

引き渡しから最長20年の性能保証

SE構法は、住宅完成後に登録工務店を通じて保証する「SE住宅性能保証制度」を提供しています。引き渡しから10年間のうちに、万が一家の基礎や構造に損傷が起きた場合、無償で補償します。10年経過後に指定の検査メンテナンスを行うことで、追加で10年の保証延長が可能です。

品質保証について

登録施工店制度

SE構法は技術研修会を受講し試験を合格した専門の施工管理技士のみが施工可能です。
全国600社の工務店ネットワークで日本の耐震住宅普及を推進しています。

エヌ・シー・エヌではSE構法を設計・施工するための資格制度を導入しており、SE構法は厳格な品質管理体制と工務店への技術研修や、SE構法施工管理技士免許の発行・更新を行っております。
資格を持った登録施工店(工務店)が責任を持って正しく施工いたします。

SE構法は、強い構造躯体と厳密な構造計算により、家を建てるために必要な部材は最小限。
内部に動かせない仕切りが少ないため、自由度高く空間を設計できます。

在来工法では不可能な大開口・大空間や、吹き抜け、屋上、スキップフロアなど、実用性と遊び心を兼ね備えた間取りも設計可能です。
理想の暮らしのかたちを、ぜひたくさんお聞かせください。

SE構法だからこそ
実現できる空間

大空間

30畳以上のリビングルーム、高い天井、スキップフロアなど、
空間の広さを最大限に活かした間取りが実現できます。

吹き抜け

吹き抜けは、狭小住宅でも視覚的に広さを感じられる設計です。
自然光も取り込みやすく、日の短い冬も明るさのある居住空間に。

大開口

内と外をシームレスにつなげることで視界が開け、
ダイナミックな開放感を味わえます。

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SE構法だから
叶えられる暮らし

  • 毎日のなかで趣味を楽しむ

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    愛車と暮らすビルトインガレージ、手軽にレジャー気分を楽しめるアウトドアリビング、都心住宅の屋上庭園など、空間の活用方法は思いのまま。SE構法は、趣味を楽しむ暮らしを「家」で実現します。

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  • 開放感ある空間で日々を過ごす

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    30畳以上のリビングや、最上階までの吹き抜けなど、在来工法では設計不可能な広い空間を実現します。都心などの限られたスペースでも、開放感のある暮らしを楽しめます。

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  • 自然光をあますことなくあびる

    自然光をあますことなくあびる

    壁や柱の少ない設計で、二面採光やL字採光、ガラス張りの中庭や、アウトドアリビングもご提案できます。自然光をたっぷり取り込み、透明感のある明るさに満ちた暮らしを求める方に。

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  • 自然な近さで家族を感じる

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    視界を遮らない間取りは、家族の距離を近づけます。目の離せない小さなお子様や、在宅勤務のご家族の様子も、自然な距離感を保ちつつ見守ることができます。

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    家族のかたちは、時間とともに変わります。だから、住まいのかたちもそのときの家族にとって最適なかたちを選びたい。部屋を作ったり壁を取り払ったり、「建てた後」もかたちを自在に変えられます。

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  • 突然の地震に慌てない

    突然の地震に慌てない

    東日本大震災や熊本地震において、SE構法で建築したすべての建物が震災や津波に耐え、構造被害は一棟も確認されませんでした。地震に強い家を選ぶことは、命を守る選択です。

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SE構法の事例を
見て体感してみませんか?

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SE構法について
もっと詳しく知る

  • 高い耐震性能

    東日本大震災でも倒壊ゼロ、
    圧倒的な耐震性能。

  • 強い構造躯体

    強固なフレームで家を支え、
    安全性能と大空間を両立。

  • 品質保証制度

    生産から施工まで一気通貫
    保証は最長20年間。

  • 長期優良住宅

    長く住まえる家は、
    資産価値も下がりづらい。

SE構法の家を建てるまで

  • ご希望の工務店やモデルハウスを探す

    以下より、SE構法を取り扱っているお近くの工務店をご検索ください。また工務店によってはモデルハウスの見学が可能な工務店もございます。

  • ご来店の予約

    工務店がお決まりになりましたら、各工務店のホームページに遷移いただき、ご来店・ご来場予約をお願いします。もちろん具体的な設計プランのご相談・ご提案も承りますが、「SE構法について、まずは話を聞いてみたい」というお客様も、ぜひご来店ください。

  • ご来店当日

    プロの担当者がSE構法についてご説明をし、ご希望に応じて設計プランをご提案します。間取りや広さ・ご予算などの条件面はもちろん、ライフスタイルや趣味、憧れる生活など、ご希望をぜひお聞かせください。

  • 構造計算、お見積り作成

    意匠設計士が設計計画を立て、専門の構造設計士が許容応力度構造計算を行い、部材や太さ、基礎の設計などを決めます。構造提案を含むお見積りは、無料で作成いたします。

  • ご契約

    ご提案した設計プラン、お見積りなどをご確認いただき、双方合意の上ご契約となります。

よくある質問

SE構法は、どの程度の地震まで耐えられますか?

SE構法で建てられた住宅は、マグニチュード9.0の東日本大震災、マグニチュード6.5と7.3の地震が連続した熊本地震においても、構造被害が一件も確認されませんでした。地震の強さは、正確には地震動の「加速度」「速度」「周期と波形」の指標で判断されます。あらゆる方向や強い揺れに対して構造が欠損しない強さこそが、求めるべき耐震性です。

SE構法の梁と柱に、構造用集成材を使用するのはなぜですか?

在来工法で使用される無垢製材は、材により強度のばらつきが大きく、強度の数値化もできません。SE構法は構造計算を行うため、強度が安定していて計算できる構造用集成材を使います。また強い構造躯体を作るためには、集成材自体の強度も必要です。集成材は、素材となる木材の強度も計測し製造され、無垢材の約1.6倍の強度を持ちます。

構造用集成材が剥離することはありませんか?

SE構法の構造用集成材はすべてエヌ・シー・エヌが指定したJAS認定工場で製造されており、接着剤の塗布管理などを常に検査しています。構造用集成材の接着性能は高く、剥離することはありませんのでご安心ください。

構造用集成材の耐久性はどの程度ですか?

1927年に建てられたコペンハーゲン中央駅では、建造当時の集成材が現在も駅舎の構造躯体として利用されています。現在は当時よりも接着技術がさらに向上していることを考えると、集成材は建築後100年以上耐えうる性能を持つと考えられます。

SE構法の構造計算と在来工法の許容応力度計算の違いは何ですか?

SE構法の構造計算は、鉄骨構造やRC構造と同じ手法であり、地盤や経年変化の影響、災害によるダメージを加味し、床や屋根の水平構面は変形する前提で解析をします。在来工法の許容応力計算は、床や屋根の水平構面は剛体(変形しないもの)と仮定した、木造住宅専用の簡易的な計算手法であり、地震に対する耐震性は明確に計算できません。

在来工法の耐震等級1と建築基準法で定められた耐震性は同じですか?

正確には同じではありません。本来、耐震等級1と建築基準法の求める基準は同じであるべきです。しかし、建築基準法で定められた基準のほうが壁量が軽く、建築基準法に沿った耐震性能は不明確になりやすいのが実情です。建築基準法の耐震性能を是正するために、品質確保促進法の性能表示では、耐震等級1を建築基準法で定める耐震性の1.24倍としています。

在来工法の耐震等級3とSE構法の耐震等級3に違いはありますか?

在来工法では、耐震等級1に対して1.5倍の強度を耐震等級3としています。しかし、在来工法では強度が不明確な製材を使用しているケースが多く、耐震等級を満たしていても、建物によって構造性能にはばらつきがあります。SE構法は、鉄骨造やRC造と同様の高度な構造計算にもとづいて耐震等級3を設定しています。

在来工法の壁量計算とSE構法の構造計算の違いは何ですか?

壁量計算は、地震や台風の際に建物にかかる水平力に対して必要な壁量を確保するための計算であり、災害に対する住宅の安全性能の総合的な保証はできません。一方構造計算は、強度が数値化された木材の使用を前提に、あらゆる災害に耐えられるよう構造躯体や基礎部分を設計するために行います。

構造用集成材は安全な素材ですか?

SE構法で使用する構造用集成材および構造用合板は、JAS法に定めるF☆☆☆☆を満たしています。シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドの放散量がもっとも少ない木材です。

※JAS法について:日本集成材工業協同組合ホームページ

SE構法で建てた住宅は、火災に強いですか?

構造用集成材には「燃えしろ設計」を採用しています。燃えしろ設計とは、火災時に木材の芯が燃えて建物が倒壊しないよう、表面に厚みを足し、中心部を燃えづらくする設計です。所定時間の燃焼後、燃え残った部分のみでも構造部分を支える耐力が残っていることが証明されています。

SE構法で家を建てるには

モデルハウスで体感する

耐震構法SE構法で建てた住宅を実際に体感していただけます。見学希望の方は事前に工務店へお問い合わせください。

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