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【実務者必見】「230126事業主への木構造提案の考え方」セミナー開催

  • 【実務者必見】「230126事業主への木構造提案の考え方」セミナー開催 -

非住宅分野の建築物は木造での提案が求められる時代を迎えています。現在、非住宅建築物は鉄骨造、鉄筋コンクリート造の割合が多いですが、規制緩和や技術力、コストパフォーマンスの向上等の理由により、より多くの建築が木造化できるようになっています。

NCNでは建築実務者のお役に立つセミナーを企画しました。2023年1月26日開催の「事業主への木構造提案の考え方」セミナーです。本セミナーの前半では「非住宅建築物の木造化・木質化のポイント」、後半では「木造非住宅で使える助成金情報」について、わかりやすく解説します。

この記事では本セミナーでお伝えしたい重要ポイントについてお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

非住宅建築物は実は木造化、木質化への相性が良い

大規模木造が注目される理由(脱炭素、SDGs、ESG投資編)

大規模木造が注目される理由(森林・林業編)

大規模木造が注目される理由(木造非住宅は成長市場)

木造化メリット耐火建築物4階建て、混構造に対応可能

木造化メリット:さまざまな用途に対応可能

木造化メリット構造設計の自由度が高い

木造化メリットコストパフォーマンスが高い

木造非住宅助成金情報まとめ

SE構法へのお問合せ、ご相談について

・まとめ

 

非住宅建築物は実は木造化、木質化への相性が良い

非住宅建築物は実は木造化、木質化への相性が良い

大規模木造の普及は脱炭素社会実現を推進する要素の一つになります。

木は炭素を固定し貯蔵する特性があり、木造は建築時に炭素排出を少なくすることができます。

日本は先進国の中でも有数の森林国であり、国土の森林率は約67%で、日本の山には豊富な森林資源が育っています。

森林国の日本において木造建築は、地球スケールの課題だけでなく、地域森林の環境保全といった地域スケールの課題解決にも貢献できます。

林業は地域にとって重要な産業であり、森林資源の活用を促進することで、地域の経済の発展にも寄与します。

日本の大規模木造は、厳しい防耐火性能をクリアし、高い耐震性能を備えた、世界に誇れる技術でもあります。

構造の複合化、材料の適切な組み合わせ、耐火の技術など、さまざまな工夫を多くの人々と共有しながら、日本の都市木造は本格的な普及の時代を迎えています。

脱炭素社会実現のための木造化・木質化普及のポイントは主に下記です。

・気候変動対策に役立つ

・SDGsの一環になる

・健康に配慮できる

特に低層建築物である店舗、事務所、倉庫、幼児施設、高齢者施設等の非住宅建築を、より積極的に木造化を図っていくことが重要になります。

 

「事業主への木構造提案の考え方」セミナーのお申し込みはこちらです。

 

大規模木造が注目される理由(脱炭素、SDGs、ESG投資編)

大規模木造が注目される理由(脱炭素、SDGs、ESG投資編)

大規模木造が注目される理由として、社会や時代の要請があります。

キーワードは、「脱炭素、カーボンニュートラル、SDGs、ESG投資」です。

 

■脱炭素、カーボンニュートラルへの取り組み

脱炭素に関する取り組みが加速するなか、建設時のCO2排出量にも目を向ける発注者が増えてきています。

関連記事:脱炭素・カーボンニュートラルで木造化・木質化が注目される理由

 

■SDGsへの取り組み

森林経営に必要不可欠な建物木造化、木材を利用すると回る、植林→伐採→植林の健全なサイクルが必要です。

関連記事:大規模木造とSDGs・脱炭素・ESG投資の相性が良い理由

 

■ESG投資への対応

環境に配慮する企業へ投資しようという機運が生じ、相当の金額がESG投資に流れ始めています。

関連記事:木造建築は「SDGs」や「ESG投資」でも企業価値を高められる理由

 

 

大規模木造が注目される理由(森林・林業編)

大規模木造が注目される理由(森林・林業編)

大規模木造が注目される理由として、森林や林業の状況があります。

キーワードは、「豊富な森林資源、国産材」です。

 

大規模木造が注目される理由として、森林や林業の状況があります。  キーワードは、「豊富な森林資源、国産材」です。  <画像>   ■国内には適期を迎えた森林資源が多く存在 木材の利用先として市場規模の大きい建築分野への利用に注目が集まっています。建築への利用というのは、燃料利用と違い、二酸化炭素を固定化した木材が数十年も建築の姿で木材の形を保つことができるという面もあり、建築分野には注目が集まっています。  関連記事:ウッドショックが顕在化させた木材供給リスクと国産材の課題

 

■国内には適期を迎えた森林資源が多く存在

木材の利用先として市場規模の大きい建築分野への利用に注目が集まっています。建築への利用というのは、燃料利用と違い、二酸化炭素を固定化した木材が数十年も建築の姿で木材の形を保つことができるという面もあり、建築分野には注目が集まっています。

関連記事:ウッドショックが顕在化させた木材供給リスクと国産材の課題

 

 

大規模木造が注目される理由(木造非住宅は成長市場)

大規模木造が注目される理由(木造非住宅は成長市場)

大規模木造が注目される理由として、木造非住宅市場の状況があります。

キーワードは、「非木造」です。

 

■非住宅用途の木造化率は低い→木造化率を高められる

木造率が非常に高いのは住宅分野です。しかし、年々住宅の着工件数は減少傾向にあり、爆発的な木材利用にはつながりにくいのが現状です。そこで注目を集めるのが非住宅分野です。国内の建築着工床面積を用途別・階層別に見ると、1〜3階建ての非住宅は大半が鉄骨造というのが現状です。4階建て以上となるとさらに木造率は低くなり、ほとんどの建物がS造又はRC造で建築されています。視点を変えれば、木造化率を高めることができる可能性を残しているということです。。

関連記事:木構造ガイドブック発刊記念「中大規模木造建築への取組み方のイロハ」セミナーレポート

 

■「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」制定

日本国内における木材需要の動向については、2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、まずは公共建築物への積極的な木造化の取り組みが進められました、そして2021年に同法の内容が一部改正され、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、公共建築物以外の建築へも積極的な木造化の流れができました、今後は建築基準法の緩和や新たな建築技術の開発等により急速に非住宅木造建築が増える事が予想されます。

関連記事:ウッドショックが起きても木造化は活発化!最新動向まとめ(2021年7月版)

 

 

木造化のメリット:耐火建築物や4階建て、混構造に対応可能

発注者が大規模木造(幼児施設)で知っておきたい建築知識

発注者の視点で施設の建設・運営を考えると、建設費を抑えることで、事業性が大きく向上します。その際の有効な方法は、工法に「木造」を選択することです。

非住宅の建築物を計画する際には、耐火建築物や準耐火建築物、中層(4階建て)、混構造などへの対応が求められることがありますが、木造でも対応可能です。

 

耐火建築物

中高層木造建築普及の課題:都市の木造化への行政の動き

耐火建築物は、建築基準法上、最高水準の防火性能を有する建築物です。たとえ消火活動が実施されなかったとしても、想定される火災で建物が燃えた後も崩壊せず、自立し続ける性能をもつのが耐火建築物です。木造で耐火建築物を建設することは可能です。

関連記事:木造でも耐火建築物は可能!大規模木造における耐火建築物まとめ

 

準耐火建築物

木造は準耐火建築物であれば、建築基準法改正による優遇や、耐火建築物と比較してコストパフォーマンスが向上するなどのメリットが大きくなります。

関連記事:広がる木造準耐火の可能性!大規模木造における準耐火建築物まとめ

 

木造4階建て

中高層木造建築が都市の未来を変える理由(概要編)

都市部の厳しい敷地条件の中、4階建ての計画において鉄骨造ではコストや施工に問題がある場合においても、木造(SE構法)が有効な選択肢となります。

関連記事:木造4階建てのSE構法の事務所ビルの事例紹介「ヤマサ製菓ビルハピア豊橋」

 

■混構造(木造+鉄筋コンクリート造)

SE構法の事務所の事例(混構造):「日新設計社屋」

全てを木造で成立させることが難しい場合、木造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた混構造として、それぞれの構造の長所を併せ持つ建築物を建設することが可能です。

関連記事:木造と鉄筋コンクリート造の混構造を徹底解説

 

 

木造化のメリット:さまざまな用途に対応可能

木造化のメリット:さまざまな用途に対応可能

非住宅の建築物を計画する際には、さまざまな用途への対応が求められますが、木造でも対応可能です。

■高齢者施設

関連記事:​​SE構法による高齢者施設の事例まとめ

 

■幼児施設

関連記事:大規模木造で幼児施設を建てるための法規、事例、メリットまとめ

 

■店舗

関連記事:​​SE構法による店舗の事例まとめ

 

■事務所

関連記事:​​SE構法による事務所の事例まとめ

 

木造化・木質化への期待の声が大きいのは、学校や保育施設などの子供が利用する「教育・保育施設」、「医療・福祉施設等」です。

店舗や事務所、倉庫などの商業施設では、スピードとコストパフォーマンスが特に求められています。

関連記事:店舗、事務所、倉庫には鉄骨造より木造が「安い、早い、うまい」理由

 

 

木造化のメリット:構造設計の自由度が高い

木造化のメリット:構造設計の自由度が高い

大規模木造の普及の鍵になっているのが、技術面の進化です。

関連記事:SE構法による大開口、大空間、大スパン、木造耐火の事例まとめ

 

■大スパン、大空間の実現が容易に

「流通材の組み合わせ」、「大断面材の製作・加工」、「トラス構造や張弦梁のバリエーション」等の架構のバリエーションが増えたことで、コスト・意匠面での見せ方等の選択肢が生まれています。

関連記事:耐震構法SE構法によるトラスで大空間を実現する

関連記事:耐震構法SE構法では張弦梁を採用して軽快な印象の大空間を実現できる

 

■構造設計やプレカット加工の技術力向上

複雑な形状を実現している事例も増えており、大規模木造においても設計の自由度が格段に高まっています。

関連記事:耐震構法SE構法は斜辺やR壁の平面計画に対応可能

・多雪地域における木造の大空間と曲線が特徴的な「企業内保育所」の事例

関連記事:SE構法の企業内保育所の事例紹介「元気ひろば保育園」

・U字型の平面形状、燃えしろ設計等が特徴的な「認定こども園」の事例

関連記事:SE構法の認定こども園の事例紹介「ゆうあいこども園」

 

 

木造化のメリット:コストパフォーマンスが高い

木造化のメリット:コストパフォーマンスが高い

一般的に大規模な木造建築物では、大スパンなどで特殊な部材を使用する場合、建築コストが増加する傾向にあります。

今後、非住宅建築物の木造化をより一層促進するためには、木造化によるコスト増を低減する必要があります。

大規模木造の品質・性能の向上や低コスト化を促進することで、公共・民間建築物の木造化が期待されます。

時代や社会の変化により建築物の木造化、木質化がより広がる中、大規模木造を実現するために課題となるのがコストコントロールです。

 

■大規模木造のリアルなコストの考え方(前編)

・構造種別

・積算

・構造計画

・規模・スパン

関連記事:【解説】大規模木造のリアルなコストの考え方(前編)

 

■大規模木造のリアルなコストの考え方(後編)

・防耐火

・構法

・構造材

・その他

関連記事:【解説】大規模木造のリアルなコストの考え方(後編)

 

「事業主への木構造提案の考え方」セミナーのお申し込みはこちらです。

 

 

木造非住宅の助成金情報まとめ

例年、林野庁より木造建築に対する様々な助成金がでております。

令和4年度は下記のような、助成があり様々な用途の木造に対応しています。

令和5年度においても林野庁の概算予算要求を読み解く限り、例年と同様の内容が盛り込まれているため、令和5年度も同様の助成金があることが想定されます。

 

■JAS構造材個別実証支援事業

JAS構造材個別実証支援事業

 

転換実証支援事業

転換実証支援事業

 

国産材転換支援緊急対策事業

国産材転換支援緊急対策事業

 

■都市における木材需要の拡大事業

都市における木材需要の拡大事業

 

助成金獲得のためには、助成金条件に合致するか、スケジュールの調整が可能かなどの、押さえるべきポイントが存在します。

本セミナーでは、各助成金の詳細や獲得のポイントについて詳しく解説します。

・目的

・対象

・条件

・助成額

・スケジュール

助成金につきましては、諸条件を満たさない場合やスケジュールが合わないなどの理由により受領できないこともありますのでご注意ください。

「事業主への木構造提案の考え方」セミナーのお申し込みはこちらです。

 

 

SE構法へのお問合せ、ご相談について

大規模木造を依頼する発注者向け用途別建築知識まとめ

大規模木造をSE構法で実現するための流れは下記となります。

1.構造設計

SE構法を活用した構造提案を行います。企画段階の無料の構造提案・見積りから、実施設計での伏図・計算書作成、確認申請の指摘対応等を行っております。また、BIMにも対応可能です。

 

2.概算見積り

SE構法は構造設計と同時に積算・見積りが可能です。そのため躯体費用をリアルタイムで確認可能で、大規模木造の設計において気になる躯体予算を押さえつつ設計を進めることが可能です。

 

3.調達

物件規模、用途、使用材料を適切に判断して、条件に応じた最短納期で現場にお届けします。また、地域産材の手配にも対応しております。

 

4.加工

構造設計と直結したCAD/CAMシステムにより、高精度なプレカットが可能です。また、多角形状、曲面形状などの複雑な加工形状にも対応可能です。

 

5.施工

SE構法の登録施工店ネットワークを活用し、計画に最適な施工店を紹介します。(元請け・建方施工等)

 

6.非住宅版SE構法構造性能保証

業界初の非住宅木造建築に対応した構造性能保証により安心安全を担保し、中大規模木造建築の計画の実現を後押しします。

 

↓SE構法へのお問合せ、ご相談は下記よりお願いします。

https://www.ncn-se.co.jp/large/contact/

 

 

まとめ

NCNでは、大規模木造に取り組む設計者・施工者のために「大規模木造オンラインセミナー」を開催しています。大規模木造に関するさまざまなテーマをオンライン形式で皆様にお届けするセミナーです。

興味があるテーマのセミナーを自由に選択していただき、受講することが可能です。毎回、テーマを変えて大規模木造に関する情報提供をさせていただきます。

下記リンクより動画で視聴することが可能です。

動画の視聴はこちらです。

 

これから大規模木造に取り組む建築実務者の皆様に対して、NCNから特にお伝えしたいことは下記です。

・大規模木造に取り組むことは、決して難しいことではない

・大規模木造の実務を合理的に進めるには、木造に詳しいパートナーを選ぶ必要がある

 

NCNは構造設計から生産設計(プレカット)までのワンストップサービスが強みです。計画段階からご相談いただくことで、木構造デザインの木造建築に関する知見をうまく利用していただき、ファーストプランの段階から構造計画を相談いただくことで、合理的に設計を進めていただければと考えております。

 

集成材構法として実力・実績のある工法の一つが「耐震構法SE構法」です。SE構法は「木造の構造設計」から「構造躯体材料のプレカット」に至るプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。

関連:「耐震構法SE構法」へのご相談はこちらです。

 

また構法を問わず、木造の構造設計から構造躯体材料のプレカットに至るスキームづくりに取り組む目的で「株式会社木構造デザイン」が設立されました。

構造設計事務所として、「⾮住宅⽊造専⾨の構造設計」、「構造設計と連動したプレカットCADデータの提供」をメイン事業とし、構造設計と⽣産設計を同時に提供することで、設計から加工までのワンストップサービスで木造建築物の普及に貢献する会社です。

関連:「木構造デザイン」へのご相談はこちらです。

 

株式会社エヌ・シー・エヌ、株式会社木構造デザインへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。