株式会社エヌ・シー・エヌ

社会的責任CSR

「いすみフォレストリビング」オープニングイベント

SE構法のアウトドアデッキの活用で、新たなグランピング空間と地域活性化を支える

写真:SE構法によるアウトドアデッキ

日本の豊かな暮らしの実現につながる活動

千葉県いすみ市にオープンした「いすみフォレストリビング」(https://www.forestliving.jp)は、森と海に恵まれた房総半島を満喫する、森のアウトドアホテルです。地域に眠る資源を活用し新たな滞在スタイルを体感する施設として、いすみ市と地元の観光局が協力し、公民連携による地域活性化の拠点として作られました。

創業以来、SE構法による木造住宅の供給を通じ、安全で自然と融和のとれた生活環境の実現を目指してきたエヌ・シー・エヌは、「いすみフォレストリビング」の森林資源の活用や地域との協力、自然に生育する森を楽しむという運営に、木造住宅の供給並びに住宅に限らず様々な提案を行い、木の可能性を広げ地域活性化から将来的には日本の豊かな暮らしの実現につながる活動を行う企業として賛同し、共同企画として参画いたしました。
敷地内には無印良品の家『陽の家』のモデルハウスも建てられ、見学が可能です。

いすみ市は千葉県東南に位置する、自然豊かな丘陵地と起伏に富んだ風光明媚な海岸線を持つまちです。沿岸地域の平坦部や内陸部では米・野菜の生産や畜産が営まれ、沖合いには良好な漁場があることから、イセエビやタコ、ヒラメなど豊富な海の幸に恵まれています。「都会に近い田舎」として、転入者への特急料金券購入補助金制度や空き家バンク制度など、市を挙げて移住定住の支援に取り組んでいます。

オープニングセレモニー

上空からみたいすみフォレストリビング
写真:上空からみたいすみフォレストリビング

2019年9月20日には多くのプレス関係者や地元の協賛企業などをお迎えしたオープニングイベントが開催され、いすみ市太田洋市長、株式会社良品計画・株式会社MUJIHOUSE代表取締役社長 松﨑曉氏より来賓のご挨拶がありました。

「子供のころからこの森で、小鳥のさえずりを聴いたり、山栗を採ったりして遊んでいた。この森の良さをたくさんの人に知ってもらいたい。若い人からご高齢者まで幅広い世代の人々の交流の場となり、地域の活性化につながることを期待している」(太田市長)

「無印良品の『陽の家』は人と自然が一体となって暮らすことを体感できる「感じよく、使いやすく、長くつかえる居心地の良い家」をコンセプトとしており、このふさわしい場所にモデルハウスを建てることができてうれしい。「森の中で暮らす」ことをぜひここで体感してほしい。」(松﨑氏)

無印良品の松﨑氏はいすみ市出身で、水揚げ量日本一のイセエビ、特産品のブルーベリー等を無印良品 銀座店で販売するなど、いすみ市の魅力を広め続けています。

オープニングセレモニーの様子
オープニングセレモニーの様子
いすみ市 太田市長
写真:いすみ市 太田市長
株式会社良品計画・株式会社MUJIHOUSE代表取締役社長 松﨑氏
写真:株式会社良品計画・株式会社MUJIHOUSE代表取締役社長 松﨑氏

トークセッション

トークセッションでは、合同会社いちのみや観光局代表 宇佐美信幸氏、東京R不動産ディレクター 馬場正尊氏(株式会社オープン・エー)、吉里裕也氏(株式会社スピーク)により、いすみ市のさらなる魅力と「いすみフォレストリビング」に込められた意欲がイベント参加者に伝えられました。

「R不動産は、都心から1時間半以内の田舎エリアの魅力を伝え、外から面白い人を連れてくることがモットー。その活動を知ったいすみ市からの相談をきっかけに、空き家を利用して滞在してもらうトライアルステイが始まったり、シェアオフィス「SUZUMINE」が生まれた。外から来る人々と地域にいる人材をつなげ、地域全体を楽しくしていきたいという想いが根底にある。「いすみフォレストリビング」も、トライアルステイを通して移住や定住を考えるきっかけとなり、土地の自然と人をつなげるためのプラットフォームを目指している」(吉里氏)

「この房総半島の外房はオーストラリアのゴールドコーストのようなリゾート地になりうる条件、魅力が揃っている。海と暮らす森があるこの場所で、ヨガを楽しんだり、太巻きやまつり寿司づくり体験をしたり、地元の鮮魚・食材を味わったり。ただのグランピング施設ではなく、地域の人とつながるアクティビティをとおしてエリアの魅力を発信する拠点としたい」(宇佐美氏)

トークセッションの様子。左より馬場氏、宇佐美氏、吉里氏
写真:トークセッションの様子。左より馬場氏、宇佐美氏、吉里氏

「新しい郊外」の魅力を手軽に体感

「いすみフォレストリビング」は2019年10月上旬より宿泊を開始。1日3組限定で1組に付き4名まで泊まれるテントが3張り、最大で12名迄宿泊可能です。
アウトドアリビングで手ぶらで楽しむグランピングキャンプ、地元食材のBBQ、地域の木質資源を活用したデッキ材や木道チップ、海も山も伝統も楽しむ季節に合わせた様々な体験ツアー等を通して、「新しい郊外」の魅力を手軽に体感できます。

グランピングキャンプエリアのアウトドアデッキは、宿泊テントが設置された7m角の大デッキ、ダイニング用4m角の中デッキ、ハンモックがかかった2m角の小デッキの3棟1セットで構成されています。
エヌ・シー・エヌはこれらを3セット合計9棟のSE構法による耐震性に優れたアウトドアデッキを提供しました。既存の樹木と絡むように高床・やぐらタイプ、フレームキューブタイプが設置されており、それぞれのデッキから見る森の自然な表情をゆったりと感じとることができます。

いすみフォレストリビング
いすみフォレストリビング
いすみフォレストリビング
グランピングキャンプエリアの様子
写真:グランピングキャンプエリアの様子
いすみフォレストリビング
写真:地元の木材を使用した薪や木道チップ

森のワークショップマルシェ

「森のワークショップマルシェ」では、 エヌ・シー・エヌ設計部によるSE構法で作るアウトドアデッキデモンストレーションをとおして、集成材加工の正確さ、施工の容易さを参加者に体感してもらいました。

「SE構法は、強度が高く品質の安定した構造用集成材を採用し、Sボルト、ドリフトピン、柱脚金物などの独自の金物を使用した木造ラーメン構造です。0.1mm精度のプレカット材により正確な施工が可能です。今回はアウトドアデッキとして使用するため、集成材には防腐処理を、金物部にはカチオン電着塗装を施し、屋外での耐久性能を確保しています」 (エヌ・シー・エヌ設計部 市橋)

アウトドアデッキデモンストレーションの様子
アウトドアデッキデモンストレーションの様子

地元店舗によるワークショップやマルシェもこの日は開催されており、「Flower&Herb Broom香房」「東浪見 TRAVEL COFFEE STORE」「アジアンカフェ食堂 チャナリーフ」と、千葉県のPRブースが出店し、各ブースともに賑わいを見せていました。

地元店舗によるワークショップやマルシェ
地元店舗によるワークショップやマルシェ
写真:地元店舗によるワークショップ、マルシェ

『陽の家』のモデルハウス見学

イベント最後のプログラムとして、無印良品の家として約5年ぶりの新商品『陽の家』のモデルハウス見学が行われました。
本モデルハウスは間口7間×奥行4.75間(12.74m×8.654m)、建築面積は33.31坪(110.13㎡)、延床面積は27.30坪(90.26㎡)。構造にはSE構法が採用されています。

『陽の家』は近年高まる平屋ニーズに応え、階段の昇り降りのないフラットなワンフロアスペースでの開放的で快適なくらしを追求しています。
全開口サッシと標準仕様のウッドデッキを拡張して室内と屋外をフラットにつなぎ、例えば天気の良い週末はテーブルをそのままテラスに出して朝食を食べるなど、室内の営みを陽に当たる外に持ち出すことで生活に新たな潤いを生み出します。
また、高い耐震性、断熱性と、間仕切りのない一室空間により、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて長期多様なカスタマイズが可能。初めて購入する家としても、時代を経て子供たちが巣立った後の終の住処としても、それぞれに合った暮らし方ができることでしょう。

当面は見学のみの予定ですが、今後宿泊を含めた試泊も検討していくとのこと。森の中で『陽の家』のテーマである「庭と仲良くするくらし」を訪れる人に体感していただきたいです。

>『陽の家』外観。ウッドデッキに立つ山桜は森にある木をそのまま残した。
写真:『陽の家』外観。ウッドデッキに立つ山桜は森にある木をそのまま残した。
多機能ベッドは読書やパソコンなど様々な用途に使用できる。
写真:多機能ベッドは読書やパソコンなど様々な用途に使用できる。
洗面台にはMUJI HOTELと同じ無印良品オリジナル洗面器を使用。
写真:洗面台にはMUJI HOTELと同じ無印良品オリジナル洗面器を使用。

フォレストリビング概要

URL https://www.forestliving.jp/
所在地 〒299-4501 千葉県いすみ市岬町椎木3180-1
アクセス 上総一宮駅から車で15分、東浪見駅、太東駅から車で10分
事業主&プロデュース 株式会社スピーク
共同企画 株式会社オープン・エー
株式会社エヌ・シー・エヌ
株式会社MUJI HOUSE
企画協力 株式会社プライムリング
運営 合同会社いちのみや観光局
マミーウェイ合同会社
施工 株式会社ビームスファクトリー
いすみ薪ネットワーク
株式会社目羅組
キャンプ指導 株式会社Wonder Wanderers

特急で東京から約70分。「いすみフォレストリビング」は、人々がこの場所に訪れ、トライアルステイを通じてこの場所での生活や都会との二拠点生活を想像するきっかけとなること、そしていすみ市の地域活性化にとどまらず、ひいては個人そして社会の豊かな暮らしの実現のプラットフォームとなることを目指す施設です。エヌ・シー・エヌは今後も共同企画としてその活動に携わっていきます。

本レポートへのお問い合わせ

株式会社エヌ・シー・エヌ
企画推進室担当:安藤・石渡・大附
TEL:03-6872-5637
FAX:03-6872-5725
mail:press@ncn-se.co.jp

工務店検索

PICKUP CONTENTS

  • 熊本地震シミュレーション
  • SE構法施工実例
  • 家づくり構造計算ナビ

GROUP SITE

  • 重量木骨の家
  • 大規模木造建築
  • 耐震住宅100%実行委員会