2009/08/06インフォメーション
株式会社橋本不動産 『超長期の建て替えを機に長期優良住宅にますます意欲』
母体がゼネコンである橋本不動産が、住宅部門を設立したのは平成17年7月。その年、SE構法を知り、NCNに登録した。
「設立当初、耐震・耐久性の高い建築方法を模索するなかで、金物構法であるSE構法を知ったんです。
SE構法は、弊社が掲げる住まいづくりの7つのコンセプトと合致し、大空間や可変できる間取りなども求めていた内容通りでした。また、SE構法は確実な構造と信頼性があり、構造躯体の供給のみで、自社名を掲げて仕事ができることや、加盟料も比較的安いことなどが加盟した理由でした」(冨手宙・総括次長)
昨年実施された超長期住宅先導的モデル事業として、H邸を手がけ今年3月に引き渡したばかりだ。
「以前の家は、築40年で老朽化が進み、家のあちらこちらが軋み、一部の床は立つこともままならない状態でした。実はハウスメーカーで決めかけていたのですが、話しを聞いてみると住宅に関する最新の情報に長けていて、建て主のためにやってくれているという情熱が感じられたので、橋本不動産に任せることにしました。
今では、安心して家中を歩くことができるし、以前は家の前を通り過ぎるたびに車の音が聞こえていたのが、ペアサッシの遮音効果でまったく気にならなくなりました。断熱材と2階まで吹き抜けている大空間のお陰で、この梅雨時期に外の湿気も感じません。真夏と真冬がいかに快適に過ごせるか今から楽しみです」(H様)
「弊社が超長期住宅先導的モデル事業にチャレンジしたのは、より技術向上と建材などへの知識を高めたいという思いからです。
最近では、お客様も住宅について勉強されており、こちらもより広く知識を持つ必要があります。また法改正などで、今後は長期優良住宅が主流となってくることも必至です。そこをNCNにサポートしてもらえるのも強み。機会があれば、できるだけ新しいことを試み、自社の能力を高めたい。今期の長期優良住宅もぜひ頑張りたいと思います」(冨手次長)
-取材のこぼれ話-
networkSEの登録店探訪で、仙台のH邸を訪問しました。取材時に、工事中に撮影されたというお写真をたくさんお持ちとのことで、拝見させてもらったのです。
以前の老朽化した家の外観から、整地された土地、基礎の建築など、何枚も撮影されていました。
「きちんと記録されていますね」というと、「これはお隣さんが撮ってくれたものなんです」と建て主のHさん。ご自身でなく、なんとお隣にお住まいの方が、逐一、建築過程を撮影してくれたのだそうです。
「前に2軒も家を建て替えた経験があるそうで、建築に興味があるんでしょうね。この家の基礎の建て方を見て、“もし地震があっても、こんなに頑丈な基礎なら、Hさんの家は大丈夫だよ”と太鼓判を押してくれました」とHさん。
実は、Hさんのお父様も建築過程を熱心に見物していたひとり。実家を建てるときも、現場に毎日足を運ぶほど熱心で、現役時代は、工業高校の機械課で設計図面を教えていたそうです。SE構法の建築を眺めては「スゴイ」と賞賛していたとか。
家づくりに熱心な方々がこれだけ納得するのだから、SE構法で建てる方は、ぜひとも建築過程を見学してほしいと思いました。家を建てるのはプロの仕事と、任せることも大事ですが、その過程がどんな様子になっているのか、把握しておけば、建てた家にも納得がき、自慢できる家になるのではないでしょうか。