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2010/04/08インフォメーション

株式会社楠亀工務店 OB客からの信頼度120%の家づくり

創業35年を迎える楠亀工務店が、手がける全物件をSE構法に切り替えたのは2005年。

 

その裏には楠亀輝雄代表取締役社長の熱い思いがある。

 

  

家をつくるということは、本当に責任の重い仕事です。大げさではなく、お客様の一生を変えてしまう。その重い責任を自信を持って果たすことができるのはSE構法しかないと思ったので、必然的にSE構法で建てざるを得なくなった。

 

言い方は悪いかもしれませんが、責任を果たすための手段ということです。まず私たちの“お客様の一生を背負うんだ”という強い想いがあり、その想いがあるからSE構法を選んだというわけです」

 

 

 

 

楠亀氏の施主を大切にする想いはそれだけに留まらない。

 

 

現場にカメラを設置し、施主がインターネットの専用ページにアクセスするといつでも現場の状況を見られるネットワークカメラの導入。進行状況を毎日報告するためのBBSの設置。施工中は2週間に1度満足度アンケートを実施し、トラブルや不満が出てきた際はその時々で軌道修正できるようにもしている。手間が増え、自分たちの首をしめることになろうともその負担を厭わない。

 

「ある時、家を建てた人の満足度の推移をリサーチした結果を目にして、満足度は契約時に圧倒的に高いと知った。つまり、契約した時が満足度のピークで、打ち合わせ、工事、引き渡しと進んでいく間は下がっていく一方ということなんですね。それでいいのか、それはなぜなのか。満足度をどの段階でも下げない工夫とは何かを社員一丸となって考えたのです」

 

■感動を与える会社をめざして ■

そこで辿り着いたキーワードが“家をつくる会社から、感動を与える会社へ”。

感動を与える営業とは、設計とは、現場とは、引き渡しとは……ただ家をつくるだけでなく、それぞれの過程・役割で感動を与えることができれば、施主は完成した家しかり、家づくりのどの場面においても高い満足度を保っていられる。

「あらゆる段階でお客様の心の底からの“ありがとう”を聞きたい。いかに多くこの言葉を聞けるか。そのために誠意を尽くすことが使命であり、私たちつくり手のやりがいや喜びにも繋がる。お客様に感動していただくことで、私たちにも感動が生まれるんです」

 

 

■恩返しをしたい、とOB客自らが見学会を主催■ 

そんな楠亀氏の情熱は、すでに家を建てて数年経過したOB客の心をも未だ掴んで離さない。その表れのひとつが、今回取材したOB宅見学会。家づくりを検討している人たちをOB客宅に招き、OB自ら説明しながらハウスツアーをするという内容。“楠亀さんのために”とOB客らが主体となって開催しているというから驚きだ。

 積極的にOB活動に力を注ぎ、今回の見学会でも自邸を公開した杉森俊哉さんが、楠亀工務店で家を建てたのは4年前。20社を超えるハウスメーカーを訪ねたもののいずれも納得できずにいた矢先、購入した土地の同じエリアに気になる家を見つけたことが、楠亀工務店を知るきっかけとなった。

 

 

「他ではちょっと見ないデザインで、思わずどこで建てたのか聞いてみたら、楠亀工務店だった。さっそく相談に行き、SE構法を知りました。必ず構造計算されるという安全面の絶対的信頼に惹かれ、さらに木造では不可能だと思っていた大空間大開口が可能。これは“木造の最強だ”と目から鱗でしたね」(杉森さん)

 

 

 

ただ、楠亀工務店への依頼を決定づけたのは、SE構法だけではなく楠亀氏の信念に心を打たれたからだという。

「最初に社長と話したなかで、今でも忘れられない言葉があります。それは“家を建てる自分たちは、医者と同じ。人の命を預かっていると思っているので、家づくりは大手術をするのと同じ責任の重さでやっている”という言葉。そんな覚悟を持って家づくりをしてくれる、この人なら任せられると確信したので決めたんです」(杉森さん)

 

 実際に家づくりがはじまると、施主重視の丁寧な姿勢や超がつくほど綿密な打ち合わせ、提案されるアイデアの素晴らしさ、引き出しの多様さに感銘を受け、ますます楠亀工務店への信頼が高まったという。
 

 

■どこで建てるかは「人」で決まる■
今回の見学会ではじめて自邸を公開した中村大輔さん、聡子さん夫婦も30社以上のハウスメーカーを巡り、最終的に納得できたのが楠亀工務店だったというOB客だ。

社長の“完璧なものをつくる”という熱意が伝わってきて、家そのものだけでなくお客に対してもきっとそのような熱意を持って対応してくれるんだろうと信用できた。SE構法で建てたいだけなら他にも選択肢はあります。やはり最後は“人”ですよね。見学会が成り立つのも、人望あってのことだと思います」(中村さん)

 

確かに、家づくりの過程や完成した家に少しでも不満があり、依頼先を愛していなければ、この見学会は成り立たない。徹底した施主重視の様々な事柄は確実に身を結び、“家をつくる会社”に留まらず“感動を与える会社”になっているというわけだ。

 

 

なぜ協力するのか。

それはまず楠亀工務店にとても感謝しているので、何か恩返しをしたいという気持ちがあるから。そして何より、一人でも多くの人に楠亀工務店を知ってほしいから。自分たちは楠亀工務店と出会って家づくりをして、ものすごく満足していて幸せなんです。だから、幸せな人をもっともっと増やしたいと純粋に思う。

 

実際に私の家を見にきて“もう一回家を建て直したい”と言った人がいたんですが、そんなふうに後悔してほしくない。見学会に来ていただいた方にはなんとか店まで足を運んでいただき、社長と会ってほしいので、そのパイプ役になれればと思っています」(杉森さん)

 

 

楠亀氏も去ることながら、OB客の熱心さも並々ならない楠亀工務店。施主に「恩返しをしたい」とまで言わせてしまう家づくりに対する姿勢には、見習うべきポイントが多々ありそうだ。

 

 

株式会社楠亀工務店

滋賀県東近江市南菩提示町636

TEL:0749-45-2052

 

---取材のこぼれ話し--- 

OB客の心を掴む、御用聞き的「サービス精神」

今回は通常の住宅取材とは少し違い、家づくりを検討中の方がOB宅を訪れる「OB見学会」にお邪魔させていただきました。そこで驚いたのはOBの方々のお話の上手さ! なぜこの工務店、そしてSE構法がおすすめなのかを語るその話術は、下手な本職の営業マンよりもはるかに説得力があり、はるかにわかりやすく、はるかに面白い! このOB会、「SE構法登録施工店営業勉強会」なんて名前を変えて実施されてもよいのでは?なんてマジメに考えるほどでした。

 

「滋賀県が全国に誇れるものといえば、琵琶湖と楠亀工務店ですよ!」
営業マン並みに熱く工務店の良さを語れて、さらにはこんなセリフまで言わせてしまうほど、楠亀工務店がOBの方々に愛される理由とは何だろう? 取材の間、その秘密を探っていたのですが、大きな理由に“サービス精神”のようなものがある気がします。

 

 

たとえば杉森邸の階段下に設えられた収納棚。もともと扉のないオープンな収納でしたが、ある日杉森さんのお宅を訪ねた担当者が、片付ける暇がなくごちゃごちゃしてしまっている棚を見て「これ、引き出しをつくりましょうか」と引き出しを急遽造作してくれたのだとか。また、赤ちゃんがテレビボードを開けて中身を出してしまうと伝えると、すぐにカギを設置。ソファのサイドボードを買おうかと思っていると話すと、同じようなものを端材でササッとつくってくれたり・・・・・・確かに杉森邸を見渡すと「これも楠亀工務店製かな」と思われる手づくりの家具や扉があちらこちらにあります。

 

 

「こうしてほしい」と言われる前に気をまわし、「これでどうでしょう」と提案する。御用聞きのようにOB客にアンテナをはりめぐらせ、暮らす人がより心地よく過ごせるように、引き渡し後も気配りを欠かさない。工務店は家を建てるだけの存在ではない、むしろ家を建てるだけの存在であってはいけないと、つくづく感じさせられました。当たり前のようにも思えることですが、どうでしょう? みなさんのお店では実践できているでしょうか。

 

 

 

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