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WOODEN STRUCTURE中大規模木造

店舗、事務所、倉庫を木造で計画するメリット

  • 店舗、事務所、倉庫を木造で計画するメリット -

建設業の抱える大きな問題として、慢性的な人手不足や高齢化による職人不足、建築用鋼材の需要増加による大幅な価格変動があります。建設工事の生産性向上に重要なテーマは、規格化と標準化です。実は設計も施工も規格化、標準化されているのが木造です。木造は910mmモジュールが基本であり、それを前提に建材が製作されていますので設計もそれを前提に進めることができます。木造の持つ規格化、標準化された設計・施工技術により、大規模木造で「うまい、早い、安い」建築が実現できます。特に、高品質で低コスト、短工期が求められる店舗、事務所、倉庫等に木造は最適な工法です。このコラムでは、木造で店舗、事務所、倉庫を計画するメリットとSE構法の関連事例についてお伝えします。

 

<このコラムでわかること>

店舗、事務所、倉庫木造で建てるメリット1:発注者のメリット多い

店舗、事務所、倉庫木造で建てるメリット2:建設コストが安い

店舗、事務所、倉庫木造で建てるメリット3:工期が短い

店舗、事務所、倉庫木造で建てるメリット4:耐火・準耐火も対応可能

店舗、事務所、倉庫木造で建てるメリット5:大空間を実現できる木構造

SE構法による店舗事例1大規模木造道の駅

・SE構法による店舗事例2大規模木造平面斜辺形状

・SE構法による事務所事例1大規模木造木造4階建ビル

・SE構法による事務所事例2大規模木造混構造

・SE構法による倉庫事例大規模木造大空間

大規模木造として店舗、事務所、倉庫SE構法で実現するポイント

・まとめ

 

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット1:発注者のメリット多い

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット1:発注者のメリット多い

木造は減価償却期間が鉄骨造より短く設定(鉄骨造34年、木造22年)されており、建物を所有する事業者にとっては、年間の経費をより多く計上することができ、節税効果を得ることも可能です。

店舗、事務所、倉庫ではライフサイクルコストが特に重要であり、計画から解体工事までをトータルで考える必要があります。減価償却期間の短さや解体時のコスト等を考慮した結果、鉄骨造より木造のほうがコストダウンができるということで、木造が選択される場合もあります。

一方で、耐用年数はあくまで税法上で定められた年数でもあり、現代の木造建築ではメンテナンスを適切に行うことで更に長期に使用することも可能です。

別の視点としては、持続可能な木材利用を経営戦略に上手に取り組む企業が増えており、自社の事業用の建築物を木造で計画する企業も増えています。

近年、企業経営のトレンドとして「持続可能な開発目標(SDGs)」への対応、「環境社会、企業統治の要素を考慮する(ESG投資)」が強く意識されるようになりました。

民間で建設する建築物で木造化、木質化を図ることは、今後この二つの流れにそうものとして評価されていくことが予想されます。木造化・木質化には、地球温暖化防止と持続可能な森林経営の下支えという二重の意味を持ちます。

SDGsやESG投資などは経営面からも木材利用は注目されていますし、その建築物を利用する人の健康面や精神面にもプラスの影響が期待できます。

関連記事:木造建築は「SDGs」や「ESG投資」でも企業価値を高められる理由

 

これからの時代位は、必要な性能を備え、魅力ある空間を持った木造の施設が建設されることが求められています。木造建築のほうが環境負荷が少ないことも重要な視点です。

関連記事:中大規模木造は人や環境に優しい理由

 

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット2:建設コストが安い

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット2:建設コストが安い

木造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の構造より建設コストが安く、事業者もしくはテナント契約者の双方にコストメリットが働く可能性もあります。

木造で使用する一般流通材の木材、建材は、戸建住宅市場で大量に流通しているため、相場の変動が少なく、価格が安定していることが特徴です。木造と鉄骨造で使用する建材を部材ごとに比較しても、規格寸法があるアルミサッシなど、ほとんどの建材が木造のほうが安くなります。

基礎の断面寸法が鉄骨造と比較してとても小さいことから、基礎工事の材料費、施工費、残土処分費なども大幅に軽減できます。建物重量がとても軽くなることから、地盤改良コストも抑えることができます。

設計に関しては、木造のモジュールを意識した設計とすることで、材料の歩留まりがよくなり、施工手間が軽減されることで、結果として建設コストが安くなります。

関連記事:中大規模木造の建設費の概要とコストを抑えるポイント

関連記事:中大規模木造でコストダウンできる構造計画、構造躯体の考え方

 

将来的な改修の可能性を考慮すると、空間の可変性が高い建築を木造で実現していく必要があります。より長いスパンで考えると、建物の解体が比較的容易であり、解体工事費が安いことも木造の長所といえます。

一般に、木造は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ軽量となるため、解体工事にあっても木造躯体に関わる部分、特に基礎部分にあっては他構造よりも建築面積当たりの解体費用は低くなります。

 

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット3:工期が短い

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット3:工期が短い

木造は鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比較して、工期の短縮が図れることも利点です。木造の場合、プレカットされた規格部材を現場で組み上げる施工なので、スムーズな作業・進行に貢献し、短期間での完成を実現できます。

構造躯体の施工で比較すると、鉄筋コンクリート造は、配筋→型枠→打設→養生の期間(これを打設回数分繰り返す)が必要になります。

鉄骨造は建て方自体には問題はありませんが、工事契約後に施工会社が決定してからの鉄骨発注となることが工期に与える影響はとても大きく、鉄骨特有の事前の納まり検討や施工図作成にも十分な時間が必要になります。

木造で使用する一般流通材の木材、建材は、戸建住宅市場で大量に流通しているため、納期があまりかからないことが特徴です。構造材に部分的に特注材がある場合でも、早めに発注することで工期に大きく影響することはありません。

大規模木造の施設の施工においては、そうした住宅向けの流通の仕組みをうまく活用することで、鉄筋コンクリート造、鉄骨造と比較して大幅に納期の短縮が可能になります。

施工に関しては、木造は鉄骨造ほど建設職人を手配することは困難ではありません。建物規模や工期に応じて大工さんや職人さんを手配することが可能となり、鉄骨造と比較して工期を短縮できます。

 

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット4:耐火・準耐火も対応可能

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット4:耐火・準耐火も対応可能

店舗、事務所、倉庫を木造で計画する際には、建設地や規模、建築基準法により、耐火建築物や準耐火建築物の仕様が求められることが多くなります。

木造の耐火建築物では、木造の構造体に耐火の被覆が必要となります。木造の耐火建築物を現実的に計画し、デザインとコストを両立させるには、「構造躯体の木(柱や梁)を見せること」にこだわらない設計が重要となります。

関連記事:木造の耐火建築物は「木を見せる」にこだわらずに大臣認定工法や告示を使うべき理由

 

木造は準耐火建築物であれば、建築基準法改正による優遇や、耐火建築物と比較してコストパフォーマンスが向上するなどのメリットが大きくなります。

関連記事:木造の準耐火建築物の可能性が広がる!改正建築基準法の解説

関連記事:準耐火の適用範囲拡大は中大規模木造の追い風に!改正建築基準法の解説

 

店舗、事務所、倉庫を木造で建てるメリット5:大空間を実現できる木構造

SE構法 店舗レストランの2層吹き抜けでは、梁を架け渡すことなく開放的な空間が得られた

店舗、事務所、倉庫の大空間を実現するために、特注の「大断面部材」を用いて大スパンを実現することも可能ですが、一般的な建築物において、コストや納期、搬入等を考えると、あまり現実的な選択肢ではありません。

大規模木造の構造設計の解決策としては、スパンが大きくなる部分に限定してトラス、張玄梁等で対応することで、コストパフォーマンス高く大空間を実現することが可能です。

大スパンの空間を計画するにあたり、単純梁の構造の場合だと、特注材製作による納期、搬入が可能かどうか、コストアップになるなどの問題で、現実的に単純梁を採用することができないことが多いです。そうした場合に、一つの選択肢としてトラスは有効な設計手法です。

関連記事:耐震構法SE構法によるトラスで大空間を実現する

 

SE構法で設計を行う場合には、張弦梁を有効に活用し、軽快な印象の大空間を、コストパフォーマンス高く実現することができます。SE構法では、一般的に流通している中断面の構造用集成材と鋼材ロッドを用いて張弦梁を構成することで、大断面の特注材を用いるよりもコストダウンを実現し、軽快な印象の空間を実現できます。

関連記事:耐震構法SE構法では張弦梁を採用して軽快な印象の大空間を実現できる

 

大規模木造による店舗、事務所、倉庫を建てるための建築基準法の規定

大規模木造による店舗、事務所、倉庫を建てるための建築基準法の規定

大規模木造で店舗、事務所、倉庫を建てるための法規関連の主なポイントは下記です。

 

1.店舗

店舗は、法27条による特殊建築物です。3階建て以上は耐火建築物、2階建てで床面積の合計が500m2以上の場合は準耐火建築物とする必要があります。

店舗における建築基準法の規定の詳細については下記の記事をご参照ください。

関連記事:木造で店舗を計画するための関連法規まとめ

 

2.事務所

事務所は、法27条による特殊建築物に該当しません。そのため、大規模建築物の主要構造部に関する法21条の規定に従い、高さ13m以下、軒の高さが9m以下および延べ床面積が3,000m2以下の場合は、耐火・準耐火建築物以外の建築物として建設できます。

事務所における建築基準法の規定の詳細については下記の記事をご参照ください。

関連記事:木造で事務所を計画するための関連法規まとめ

 

3.倉庫

倉庫は、法27条による特殊建築物です。倉庫の床面積が1,500m2を超える場合は、準耐火建築物とする必要があります。

 

SE構法による店舗の事例1:大規模木造の道の駅

SE構法 中大規模木造建築 道の駅 公共駐車場より建物を見る。左手はレストラン、中央の棟は発酵市場、右手奥の棟が新鮮市場となっている。

「道の駅 発酵の里こうざき」は、公共施設の「道の駅」です。この建物は、レストラン、発酵市場、新鮮市場で構成されています。

屋根形状に合わせた勾配天井を登り梁で実現しています。内部は天井の高い空間になっており、梁を現しにするなど木質感のある内観となっています。

SE構法 中大規模木造建築 道の駅新鮮市場棟内部。登り梁を合掌とせず、約9mの棟木で受ける構造としている。

<「道の駅 発酵の里こうざき」の概要>

・用途:道の駅(公共施設)

・延床面積:995㎡

・建設地:千葉県香取郡神崎町

関連記事:SE構法の道の駅事例「道の駅 発酵の里こうざき

 

SE構法による店舗の事例2:大規模木造の平面斜辺形状

SE構法による店舗の事例2:大規模木造の平面斜辺形状

「NEXTAGE横浜町田」は、幹線道路沿いに建つ、中古車専門の自動車ショールームです。

敷地形状に合わせて平面斜辺を組み合わせた平面計画となっています。自動車ショールームという用途から、前面道路に面してアルミサッシによる大きな開口部が連続する外観デザインを実現しています。

SE構法では平面斜辺による平面計画が可能です。敷地形状に合わせて建物の一部の外壁を平面斜辺にできますので、敷地を有効に利用できる設計が可能になります。平面斜辺が多く用いられている店舗でも、SE構法の構造技術により店舗で求められる大開口、大空間を実現しています。

通常、SE構法の梁受け金物は平面的にT字型であり、柱の面に梁受け金物を取り付け、梁を落とし込み、ドリフトピンで接合します。SE構法の平面斜辺の場合には、梁受け金物をその平面斜辺の角度に合わせて特注で製作します。柱の面に梁受け金物を取り付けるディテールは同じですが、梁を受けるプレートが平面斜辺の角度に合わせて曲げられています。

関連記事:耐震構法SE構法は斜辺やR壁の平面計画に対応可能

<「NEXTAGE横浜町田」の概要>

・用途:自動車ショールーム

・延床面積:388㎡

・建設地:東京都町田市

関連記事:SE構法の店舗事例「NEXTAGE横浜町田

 

SE構法による事務所の事例1:大規模木造の木造4階建ビル

SE構法による事務所の事例1:大規模木造の木造4階建ビル

「ヤマサ製菓ビルハピア豊橋」の計画地は駅からも近い商業地域、防火地域でもあり、耐火建築物であることが求められます。敷地条件やコスト、施工面等を検討した結果、木造による4階建ビルとして計画されました。

都市部で木造で計画する際には、まず耐火要件を確認する必要があります。木造は耐火建築物・準耐火建築物・その他建築物と要求される耐火性能によって、意匠性、コスト、工期等に大きく影響してきます。計画の初期段階より、木造の耐火要件を押さえておくことによって、以後の計画をスムーズに進めることが可能です。

関連記事:木造の耐火建築物は「木を見せる」にこだわらず大臣認定工法や告示を使うべき理由

<「ヤマサ製菓ビルハピア豊橋」の概要>

・用途:事務所ビル

・延床面積261.2㎡

・最高高さ12.9m

・4階建ての木造(SE構法)と避難経路を兼ねた2階建ての鉄骨造の建物との平面混構造

(構造的には分離、エキスパンジョイントあり)

・建設地:愛知県豊橋市

関連記事:木造4階建てのSE構法の事務所ビルの事例紹介「ヤマサ製菓ビルハピア豊橋」

 

SE構法による事務所の事例2:大規模木造の混構造

SE構法(混構造)の事務所の事例紹介「日新設計社屋」

「日新設計社屋」は、建築設計事務所が発注者であり設計者でもある事務所建築です。木造切妻という伝統的な形式を、木造(SE構法)とRC造の混構造というかたちで進化させた事務所建築です。

混構造は、木造と非木造を構造的に一体化して設計する手法です。混構造は、単一の構造の利点を活かし、弱点を補うことができます。一方で、構造的に難しい点が多いです。特に、異種構造間の応力伝達や剛性の評価などに注意が必要です。

建築基準法の運用に関しては念のため行政や審査機関に確認しながら計画を進めてください。

関連記事:「木造と鉄筋コンクリート造の混構造を徹底解説」

<「日新設計社屋」の概要>

・用途:事務所

・構造:混構造 1階:壁式鉄筋コンクリート造、2階:木造(SE構法)

・延床面積:194.08㎡

・建設地:三重県津市

関連記事:SE構法(混構造)の事務所の事例紹介「日新設計社屋」

 

SE構法による倉庫の事例:大規模木造の大空間

SE構法 倉庫

「DAI3福島営業所」は事務所兼倉庫です。事務所や倉庫は、スパンが大きく、壁の少ないオープンな空間が求められるため、今までは鉄骨造で計画されることが多かった用途の建築です。木造で計画することで、コストを抑えることが可能になります。

SE構法を構造スペックをうまく活用することで、木造の在来工法では実現が難しい大空間、大開口、大スパンを実現することができます。大空間のある建築物を計画する際に、鉄骨造ではコストや工期に対応できない場合は木造(SE構法)が有効な選択肢となります。

特に倉庫のような無柱かつ大空間が求められる場合には、短辺方向に平角柱、大梁を抱き合わせにするディテールを用いることで、特注材を最小限に抑えることなどで対応することがSE構法では可能です。

関連記事:SE構法による大開口、大空間、大スパン、木造耐火の事例まとめ

<「DAI3福島営業所」の概要>

・用途:事務所兼倉庫

・延床面積418.92㎡

・建設地:福島県福島市

関連記事:SE構法の事務所兼倉庫の事例紹介「DAI3福島営業所」

 

大規模木造として店舗、事務所、倉庫をSE構法で実現するポイント

SE構法 木造 事務所全面道路より建物外観を見る

大規模木造として店舗、事務所、倉庫を木造で実現するためには、SE構法は最適な構法です。構造設計から構造材の材料供給、施工のサポートまでワンストップサービスで提供できるからです。高齢者施設を木造(SE構法)で計画するメリットは主に下記です。

 

1.SE構法の構造設計(設計の自由度と構造躯体の強さ)

SE構法は構造用集成材の中段面部材(柱は120mm角、梁は120mm幅)が標準なため、住宅と同等の部材寸法でスパン8m程度までの空間を構成できるコストパフォーマンスをうまく活用していただければと考えております。スパンが10mを超える空間は、特注材やトラス、張弦梁などを活用することも可能です。

関連記事:中大規模木造に適した技術と自由があるSE構法の構造設計

 

2.コストの優位性(鉄骨造と木造の比較)

構造で木造(SE構法)を選択することで、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比較して基礎や構造躯体のコストが安くなります。外壁仕上げには住宅用サイディング、窓は住宅用アルミサッシなどを使うことで、建材費や施工費も抑えることができます。

関連記事:中大規模木造の建設費の概要とコストを抑えるポイント

 

3.木造におけるワンストップサービス(SE構法は使い勝手が良い)

SE構法は「木造の構造設計」と「構造躯体材料のプレカット」そして施工というプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。中大規模木造建築では工法に関わらず、「木造の構造躯体の施工の担い手」を確保する必要があります。SE構法であれば、構造躯体の施工だけをSE構法登録施工店に依頼する「建て方施工」という方法もありますので、施工会社選定の選択肢が大きく広がります。

関連記事:SE構法はワンストップサービスが魅力!各プロセスごとに徹底解説

 

まとめ

近年、建設用鋼材の急騰や材料不足が顕在化する事態が生じたり、建設職人の高齢化や人材不足などにより、鉄骨造の建設コストは高騰していく傾向にあります。国は木造利用を広げるための重要な施策として、「公共建築物木材利用促進法」施行や、「建築基準法」改正により木造化を強化しています。

そうした流れを受けて、店舗、事務所、倉庫などこれまで鉄骨造で計画されていた建物が、徐々に木造へと転換する動きが活性化しています。鉄骨造から木造への転換では、大スパンや短工期などの課題に対応する必要がありますが、大規模木造でも対応は可能です。

店舗、事務所、倉庫のような用途の建築においては、SE構法の強みを活かすことにより、強靭な構造躯体、コスト減、納期短縮、施工性向上を実現することができます。

計画段階からNCNの特建事業部に相談することで、木造建築に関する知見をうまく利用していただき、ファーストプランの段階から構造計画を相談することで、合理的に設計実務を進めることが可能です。

 

集成材構法として実力・実績のある工法の一つが「耐震構法SE構法」です。SE構法は「木造の構造設計」から「構造躯体材料のプレカット」に至るプロセスを合理化することでワンストップサービスとして実現した木造の工法です。

「耐震構法SE構法」へのご相談はこちらです。

 

また構法を問わず、木造の構造設計から構造躯体材料のプレカットに至るスキームづくりに取り組む目的で「株式会社木構造デザイン」が設立されました。構造設計事務所として、「⾮住宅⽊造専⾨の構造設計」、「構造設計と連動したプレカットCADデータの提供」をメイン事業とし、構造設計と⽣産設計を同時に提供することで、設計から加工までのワンストップサービスで木造建築物の普及に貢献する会社です。

「木構造デザイン」へのご相談はこちらです。

 

株式会社エヌ・シー・エヌ、株式会社木構造デザインへのご相談は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。