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長坂常インタビュー vol.004

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木アングルを使って、家具とも建築ともいえない造作をつくる。

― 木アングルとは、これまでにありそうでなかった。長坂さんが木アングルを考えたきっかけは何ですか?

長坂 以前から「建築と家具の間」というテーマが自分の中にあって、家具メーカーと「Between Architecture and Furniture」というプロジェクトにも取り組んだこともあります。建築と家具の間には溝があって、この溝を埋めることで、家具から建築へ、建築から都市へとつながっていく。家具と建築が手を組むために、何が必要なのか。今回の木アングルの発想の原点は、ここにあります。

シンプルな躯体を買って、後はつくりながら住む。
長坂常さんは、セルフビルドでつくり込んでいく家と、それを助けるパーツ‘木アングル’を提案しています。
住み手が主体的につくる家――そこには、つくりたくなるしくみがありました。

<インタビュー/文:木藤阿由子(建築知識ビルダーズ編集長)>